オーガロードの大集団と戦闘中のサコンパーティー!
地下9階の洗礼は、オーガロードの先制マハリトだぁ!
リリスはオーガロードたちがマハリトの使い手と知ってすぐに状況を把握。
「モンティノ!!!」
リリス、ミリアは同時にモンティノ!
シルヴィア姐さんはマダルト!
オーガロードを黙らせて、凍らせてからの!
パアアアアアアン!!
氷漬けのオーガロードを粉砕!
気持ちの良い引きのコマでした。Goodです!御大!
次章、休日に入ります。
休日
ギルガメッシュの酒場にて
珍しく冒険者達にとっての息抜き回です。
リョウ出生の秘密
コンラッド老と今は治療師として過ごしているアレックス老もトレボー城塞に来ておりました。コンラッドやアレックスから手ほどきを受けたのが、サコンやシルヴィア姐さんたちなんですね。
なんと!
コンラッドは死んだのではなく、死んだふりをしていたんですね。死んだと思わせないと、リョウは村を出ないと思ったからです。
リョウが時折見せる「剣圧」は、いくら才能があっても誰かの手ほどきがない限り身につけることはできない強力な技。
剣圧と言ったらトレボー。
第一巻で、籠城戦にもつれ込みそうになってイライラしていたトレボー王が、やたらと連発していましたこれです。
そして、リョウがトレボーの血を引いていることも…。
コンラッドは当時、トレボーに仕えておりました。
トレボーの命を受け迷宮探索。そして、ワードナを倒し魔除けを取り戻しましたが、迷宮のモンスターたちも消えない。せっかく取り返したのに、事態は全く好転しない。トレボーはむしろ、この状態を歓迎。強い者達が好きだと。
トレボーにワードナを事実上放置し、問題を解決するどころか楽しんですらいるトレボーに愛想が尽きたのでしょう。下野を決心したその時。
おそらく、普段から親しい貴族だったのでしょう。赤ん坊を引き取って欲しいと頼まれました。
ウォン卿の娘さんが産んだという子供。これがリョウ。貴族の子供ですし、血統は十分良し。しれっと登場しているウォン卿は、実のお祖父さんにあたり、ただの捨て子ではなく由緒正しい血を持っていたのです。
当時、トレボーは色に狂って多くの女性を後宮に呼び寄せた。重臣の娘にまで強引に手を出すようでは、暴君としか言いようがありません。妾、側室という立場であれば話はわかりますが、単なる性処理役として後宮に入れているようですから、とんでもない輩です。
下賤の者も…ということは、専業の売春婦、あるいは庶民の娘もいたのでしょう。貧しい家庭では噂を聞きつけて、自分の娘を後宮に送り込もうとした人もいたはず。娘の家族は裕福になり、その噂は城下に広まり、更に庶民の後宮候補者は増加。娘とその家族に大盤振る舞いをしてくれる、民草の王への忠誠度が上昇!貴族連中から愛想を尽かれても、民からは圧倒的な支持を得ていたのか?!
パッと見、人間とエルフの娘だけですね。ノームやホビット、ドワーフの娘には手を出していないのかな。サイズ的にも。
真ん中で腕を組んでいる女性が、ちょっとシルヴィア姐さんに似ているので少し心配になりました。当時、シルヴィア姐さんの年齢は10代なかばくらいか?変態トレボーですから、シルヴィア姐さんの存在を知っていたら…。でも、姐さんならトレボーの巨魔羅を喰い千切ってでも、逃げたでしょうし、心配のし過ぎでしたね!
ウォン卿は、別にトレボーが嫌いだから、リョウが嫌いだからコンラッドに託したのではなく、後々起こるはずの王位継承争いに巻き込ませたくないという、実のお祖父さんらしい配慮でした。ウォン卿、とても優しそうですしね。
コンラッドいわく、この血にはトレボーの血を受けた者が数多いるはず。この謎を解き明かしてくれるのが、リョウであると信じています。
リョウの恋愛感情 リリスへの愛情は?
トレボー城城下町で休暇中のリョウとリリス。
デートのようにも見えますが、二人のこの微妙な距離感。
デートでは女性の前を歩くタイプなのか、それとも恋愛関係にはなくお互いそれほど意識もしておらず、ただの仲間だと思っているのか。
恐らく後者だと思います。
付き合っていたとしてもリョウのこの態度は素っ気なさ過ぎるし、恐らくこの二人の関係は全く進展していないはず。おまけに…そこで久々に再会したトンビにも大したリアクションをしておらんしな…。
ミリアが顔に険を浮かべて牽制する程の関係性はまだないと思うのですが、ミリアはその点厳しいですからね。障害物は芽のうちに摘んでおくタイプだと思います。
シルヴィア姐さんに呼び止められ、渡されたのは、激レアアイテムである「回復の指輪」!!
なんと高価な物を…。シルヴィア姐さんはつけていないのか?迷宮を長期探索してもなかなか出会えないアイテムです。それを、リリスに託すとは姐さん太っ腹!そして、トレボーや魔除けの謎を、リョウ達に解いてもらいたいという熱い想いが伝わる名シーンでした。
そして、何よりシルヴィア姐さんの優しさよ…。
愛する人が眼の前で死ぬ苦しさ、とにかくシルヴィア姐さんは他人のことを思いやれる熱い姐さんなんだ。
かたや…読者たちがシルヴィア姐さんの慈愛に満ち溢れたセリフに、心をトロトロにされているというのに、当のリョウは、コンラッド老が亡くなった時、
「「あーあ」としか思わなかったけどな…」
と。
うーん。
感情の一部が欠落しているからこそなのでしょうけど…。コンラッド老に懐いていたのですから、もうちょっとリリスのことを心配してやれよ!と、思いました。
先日、サコンからリリスの生命力が低いことを伝えられてショックを受けていた割には、意外な反応。
キャラへの感情移入
私が漫画ウィザードリィで好きなキャラは、ミリア、シルヴィア姐さん、ヴァンパイアロードです。それぞれ背負っているものがあり、感情表現も豊か。この3人からは熱さを感じるんですよね。
イケメンで強いけれども、女性に対して全く感心がなかったり、アプローチをしていないのにやたらと女性陣にモテる主人公ってのは、どうも感情移入しにくくて。
リョウもそのタイプだけど、感情欠落キャラだから、なおのこと感心が向かないのか…。
バトルシーン、Wiz世界を漫画でうまく表現しているシーンも大好きなのですが、「休日」の章のような人間ドラマを描いていくれるのもまた良いですね!長くなってしまったのでこの辺で!
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