漫画ウィザードリィ第2巻 「塵化」死闘篇

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石垣環先生の漫画ウィザードリィ第1巻のレビューはまだ終わっていませんが、1巻はすでに読み終わっております。

2巻に手を付け始めたところ、気になるところがありましたので、ちょっとフライングして2巻のご紹介。

初版第一刷発行!

これはなんかありそうだぜ!

ハリー・ポッターの第一巻みたいに、初版だとネットで高値で売れるという現象は、漫画ウィザードリィ第2巻にも当てはまるのだろうか?

サコン、モルグ、シルヴィア、リリス、リョウ、ミリアのパーティーはメキメキと成長中。
ただし、Wizの恐ろしさは熟練のパーティーとなっても常に死と隣り合わせです。

圧倒的に差があると思っているモンスターからどつかれればダメージは受けますし、不意打ちでブレス攻撃などを受けようものなら全滅しかけることなんて多々あります。

前にも書いた例えですが、ドラクエで敵に不意をつかれ、全員からイオナズンをかまされたと考えてください。ドラクエはそもそも敵の数も少なく、受けるダメージは限られているはずです。全員イオナズンなんてそこまで鬼畜なことはしません。

ところが、ウィザードリィシリーズは敵の数が15体以上なんてことはざらですし、不意打ちでほぼ全員がブレスを放ってくることもあります。

そこを踏まえていただけると、ガスドラゴンとプリーステスの混成部隊がいかに恐ろしいかがわかります。熟練の魔法使い、僧侶に対しても、それほどレベルの高くないプリーステスの唱える呪文封じモンティノは無慈悲なほどに効きます。

呪文を封じられては、厄介なガスドラゴンを倒すのに時間がかかります。

だからこそ、ミリアはすぐにモンティノを唱えています。
唱えたからと言って、全員の呪文を封じられるとは限りません。2段重ねをすることで、リスクをさらに軽減します。プリーステス一人にモンティノを唱えられてしまっては、こちらが一気に不利になってしまいます。

Twitterでも拝見しましたが、「モンティノ」をこれだけかっこよく描き、緊迫感のあるシーンを生み出すのは、Wizに精通していないと出来ない芸当です。石垣御大の凄まじさを垣間見れます。

リョウとともに熟練パーティーに加入したエルフの女の子リリスは、なかなか戦闘に慣れず、ちょっと足を引っ張り気味でした。シルヴィア姉さんはそんなリリスを励まし、時に叱咤し、ついにリリスはモンティノを唱えました。後輩を指導し開眼させていく。そんな感動的なシーンです。

モルグらの目覚ましい活躍により、ガスドラゴンを次々と退治。

主人公のリョウもガスドラゴンの脳天めがけて斬りかかりましたが…

リョウは無論、後衛の三人もほぼ直撃。レベルが高いシルヴィアやミリアはなんとか耐えられたのでしょうが、リリスのダメージがいかほどなのか気になります。

リョウはどうにかガスドラゴンの息の根を止め、シルヴィア姉さんも一気に畳み掛けるべく、敵を「塵化」させる強力な魔法を放ちます!これで終いだ!

「マカトニ!」

プリーステスA「…?」

プリーステスB「あれ…?あたし達生きてる?」

誤植なんだ。

本当は「マカニト」なんだ。

私は誤植にうるさくないし、むしろご褒美だと感じる方です。

ただ、今回はかなり緊迫した場面でしたので、クスッとなってしまいました。

これはもちろん、呪文を唱えたシルヴィア姉さんが悪いわけではなく、マスター石垣が悪いわけでもありません。

編集が悪いんだ。

この誤植っぷりは…今でいうと「彼岸島」の編集を彷彿させられる…。ヒダリーの位置が逆だったり、主人公明の仕込み刀が右だったり、左だったり。

シルヴィア姉さんの誤植はむしろご褒美。ありがとうございました^^!

長年の石垣御大ファンならすでに既知のことだと思いますが、気になったので簡単な記事にいたしました。

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