トレボー城へと向かうリョウとリリス。
ノームの爺さんの家でくつろいでいる時、トレボー城で激しい攻防戦があったことが語られました。
「今から20年前―」
大規模な戦役があった・・・。
トレボー軍の大半が遠征し他国へ攻め入っているスキに、周辺の5カ国が合従連衡して、トレボー城を攻め立てておりました。さしものトレボーも相当追い込まれていました。衛兵を突き飛ばし、一人でも多くの道連れを！と言って戦地に向かおうとしておりました。
おや？
確か巻頭のカラーページの登場人物紹介コーナーで、「トレボー王30代前半」とありました。
ということは、5カ国連合と闘った時は10代前半だったのですね。
10代前半でこの身長、体格、そして、この貫禄。禍々しく全身を覆う鎧姿は、まさに洋風「スラムキング」！
10代前半でこの顔はかなりの老け顔です。
でも、老け顔って得なんですよね。私も老け顔ですが、32過ぎてから今まで「え？若いね！20代でしょ？（今では30代）」と言われることが多くなりました。社交辞令でも嬉しいものです。老け顔万歳！
さて、側近によると、トレボーは以前、単騎がけで一軍を滅ぼしたことがあるそうです。
小6ぐらいの頃でしょうかね^^;？
切羽詰まったトレボーは突如現れたワードナの力を借りることになりました。ワードナの力を図るためか、脅しのためか、トレボーはワードナに向かって「剣圧」を放ちました。その圧はトレボー城の石畳を粉々に打ち砕いてしまうほど！
剣圧を連発していれば、5カ国連合の軍隊なんぞ倒せそうな気がしますね。宮廷プリーストを隣に侍らせ、ダメージを受けたら「マディ」で全快してもらう。ワードナの力など借りずとも圧勝！
トレボー軍の主力はどんな部隊だったのか気になります。
一番弱い兵隊でも間違いなく「LV８」の戦士だったはず。敵軍に塵化の呪文「マカニト」の使い手がいても、LV８以上あれば怖くはありません。ソードマンクラスは流石に居ないだろうな^^;
5カ国連合軍の陣営はすでに酒池肉林。5カ国連合のトップが一堂に会して、飲めや歌えや脱げやのどんちゃん騒ぎ。もう勝ったつもりでいます。
いくらなんでもこれは舐めすぎです。全兵力を攻城戦に突入させているのか、野営地の防衛がザル過ぎます。
そこへ火急を告げる伝令兵が入室。
「口々に怪物だ、化物などと…」
話が終わる前に真後ろへ倒れる伝令兵。
なんと背後にはヴァンパイアロード様が！
すでに伝令兵からはエナジードレイン済み！死んでいたとしたらこの兵士のレベルは４以下と思われます。あるいは麻痺状態か。
某国王が周囲を見渡すと、４カ国の王たちはすでに麻痺状態。
麻痺…じゃなくて、すでに息を引き取っていそうな形相！
もうダメだ…こいつら。
そして、今まで散々可愛がってきた娼婦たちは、生きた人間やエルフなどではなくヴァンパイアたち!
彼岸島状態！
が、ガードが甘々とは言え、腐っても国王。
これだ！
役立たずどもに「ディアルコ（麻痺治療の呪文）」なんてかけてやる選択肢なんてねぇ！！
アンデットに囲まれてもディスペル「解呪」で対抗。周辺にいるヴァンパイアたちが苦しみだします。
ノームの爺さんがリョウ、リリスをゾンビの集団から救ったのが「ディスペル」でした。読者もディスペルの強さは十分ご承知のはず。
おそらく国王だけにクラスは「君主」でしょう。マスターレベルの13に達していると思われ、僧侶呪文こそすべてマスターしていないまでも、ディスペルの強さはそんじょそこらの僧侶の比ではないはず！
一矢報いることができるか！？
しかし、ヴァンパイアロード様には全く効き目なし。
ヴァンパイアロード様が至近距離からマダルトを発動！
こりゃあ、最大ダメージいったな。あっさりと某国王を屠りました。
マダルトって言うか…威力はラダルトだなこりゃ^^;WIZ1にはラダルトなかったけど…。
※Twitterで教えていただいたところ、漫画ウィザードリィの世界では、洞窟や城内では魔法の威力が本来の10分の1程度になってしまうそうです。ティルトウェイトを洞窟内でぶっ放しても平気なのは、エネルギーが抑えられているからなのです。外部で使うと威力が十倍ですから、マダルトでも400以上ダメージがいっているはず。この君主もHP100程度あったとして、10倍マダルトを至近距離から食らったらひとたまりもありませんね。
5カ国連合の兵隊も選りすぐりの猛者たちです。大将ら亡き後、兵士たちはいかにして戦うのか？それは次回で！
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