漫画ウィザードリィ外伝 復讐鬼の城編 レビュー⑳変転 前半

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風雲急を告げまくりのコウエン城。
ショウ、ケイヒ兄妹の悲しき一騎打ち。
ルーがサンザたちと合流し、シェーラさんが蘇生。
ギルとの闘いが近づいてきました。

旗本部隊獅子奮迅!

闘いはコウエン城周辺だけではありません。コウエン軍の大半が、旧コウリュウ軍が立て籠もる寺院へと攻め入っているのです。大門を破壊され侵入を許してしまった旧コウリュウ軍。旗本部隊が国境から戻り戦況を覆せるのか?

なんと、コウエン軍はすでに寺院の奥の方へと攻め入っておりました!

女、子どもら非戦闘員が立てこもっている部屋に侵入してきたコウエン軍兵士ら。
彼女たちを守るのはわずか数人のように思われます。

そう、そこには僧侶のコスチュームをしたエミリアもいます!
彼女の他に戦士系と思われる者が6人。一人は盗賊系のようにも見えます。ホビットかノームでしょうか?戦士のような僧侶のような姿をした小柄なキャラもいますね。仮に僧侶系だとしたら、エミリアを含め二人。エミリアは決して特別強いわけではないけど、迷宮侵入時に選ばれたメンバーの一人です。「異形の者」との戦闘でパニクってしまいましたが、レベルは9程度あるのかな…と思います。

6人パーティーで20人以上の敵と戦うことは、ウィザードリィの迷宮であれば日常茶飯事です。

エミリアの部隊9人に対し、

ソードマン×7
ソードマン×7
マイナーダイミョウ×9
メジャーダイミョウ×9

こんな感じでしょう。魔法使いがこちらに一人でもいれば望みはあるのですが…コウリュウ軍に魔法使いっていなさそうですよね…^^;想像ですが、味方陣営はレベル5程度の戦士4人(言葉は使いは侍だけど、職業は戦士だと思う)、エミリアともう一人くらい僧侶がいるはず。

エミリアら僧侶のマニフォ(敵1グループを麻痺させる呪文)がどれだけ決められるかが肝になりそうです。乱戦になるのは必死。味方の戦士たちがどこまで粘れるか…無理そうですね。非戦闘員を守りながらの闘いは断然不利です。

「こっちも仕事なんでな・・・」

コウエン軍の正規兵というよりも、傭兵っぽい連中ですね。RPGの影響か、中高生の頃までは傭兵は戦なれしていて強い。シティーハンターの冴羽獠や海坊主も傭兵でしたし、正規兵などよりも圧倒的に強いと思いこんでいました。ところが、いろいろな物語を読んでいく中で、この手の傭兵は剣の腕はピンからキリまで。追い剥ぎや火付け強盗に毛が生えた程度の連中だとわかってきました。

とはいえ、エミリアは肉弾戦苦手そうだし…絶体絶命の大ピンチです。

むっ!?

コウエン軍が襲いかかろうとした瞬間、背後で敵が斬り刻まれる斬撃音が…?

「まだ悪業を重ねるつもりか。外道ども」

な、なんだぁ!?

旗本クラスになると剣圧は使えるのか?ここで使用するのは味方を巻き込むのでいかんですが、ちょっと気になりました。旗本の側近の忍者も活躍。彼もキャンとほぼ同等、あるいは彼以上の力は持っていそうですね。

「よく耐えてくれた…」

エミリアら守備隊に労いの言葉をかける。
コウエン軍の攻め手は少数とはいえそれなりの手練れだったのでしょう。コウリュウ軍はあまり強そうなのは残っていなさそうでした。守備隊の中ではエミリアも切り札の一人だと思うんですよね。

反撃の機運が高まるコウリュウ軍。
人類対人類であれば、このまま反撃して勝てそうです。しかし、ギルはすでに悪魔やら天使を召喚しており、兵力差だけではいかんともしがたい相手です。

季節外れの雪野郎

コウエン城城内に火を放つ。城内から脱出して、ルーとショウを合流させる。ルーが隠し宝物庫で発見した日本刀を届けてもらう手はずだと思います。ルーは剣圧で雑魚どもを一気に薙ぎ払う!

この技とんでもないですよね^^;
呪文よりもサクサク撃てそうだし、MP関係ないので体力と技量さえあればいくらでも撃てそう…^^;

脱出したルーは城を目指しますが、雪深いため前進するのが非常に困難。

「この季節外れの雪野郎が!」

と、ブチギレ。どんどん口が悪くなっていくなぁ…姫^^;
異形の者たちの気を感じるルー…。
悪魔たちがチート侍ショウのところへ向かうのは一向に構わないのですが、疲弊しているサンザたちとぶつかったら非常に危険です。

ちぃ…主人公のチート侍よりもシェーラさんやサンザ、テツの安否が気になって仕方がないっ( ゚д゚ )グレーターデーモンたちに対し、手負いのシェーラさんたちがどう対抗するのかがとっても気になる。

コウエン殿の周辺もてんやわんや。
ショウとケイヒが戦っていること、二の丸御殿が放火され慌てふためているところへ・・・

「それと化け物が!」

大変なものに手を出しちゃいましたね。コウエン殿^^;
ギルと自分の器の違い。そもそも魔物を召喚できるような魔道士と手を組んだら代償が大きいということくらいは…大体検討がつくと思うのですが^^;1000年以上未来の話ですが、悪の魔術師ワードナと手を結んだワードナとは格の違いがありすぎますね。腕っぷしも核兵器並みに強いですし^^;

ショウとケイヒが鳳龍の奥義を炸裂させまくっており、その衝撃がついにコウエンの足元まで!
床が破壊されてしまいました。

身を挺してコウエンを救った側近A。
見事な反射神経と身のこなし…時々感じるコウエンって意外と人望ありそうだなと思えるシーン。日常生活では割と良い人なのかもしれません。

迷宮での闘いだけじゃない面白さ

今回は短いですが、20話の前半ってとこで終わりにします。

にしてもまあ…並の人類では抗しがたい事態に陥っちゃいましたねぇ。ギルの迷宮然り、鳳凰の塔然り…そして、ワードナの迷宮然り。これらは冒険者、異形の者と戦う覚悟を持った常人離れした人類たちが戦う場所でした。

一方、復讐鬼の城編は、迷宮踏破などウィザードリィっぽい要素がありつつも主人公等らを取り囲む環境って「戦争」なんですよね。好むと好まざるとにかかわらず、非戦闘員すらもみんな巻き込まれてしまう。異形の者と戦う気満々の連中が異形の者と戦うシリーズではないという。

迷宮外だと呪文の効果が10倍近くになることもあり、グレーターデーモンがマダルトを唱えただけで地球温暖化が一気に解決しそうな威力にもなりかねない。人類も負けじど呪文を唱えられますが、いかんせん悪魔系には呪文はほぼ効きません。となると、強靭な体と磨かれた戦闘技術だけが頼りとなります。

古代人が、マンモスを狩るように狩れればいいのですが…グレーターデーモンの場合マンモスどころの話じゃないですよね。人間の軍隊とデーモンとの戦い。剣圧を使える戦士たちをかき集めて一斉射撃か。弓隊で遠巻きにするか…いずれにせよ一個大隊は必要となりそうな強力な敵ですな。

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