エリスのハマンにより、悪魔共の呪文を封じたのか?無効化したのか?兎にも角にも、マイルフィックとグレーターデーモン2体を撃破したリョウたちパーティー!
ワードナを守護する最後の守衛共だったのでしょう。お次はいよいよワードナとの戦いです。
ワードナ戦
先程の悪魔連中撃破後、アルカード様は独り言ち。
「ワードナ、この私をも…」
まだ、ワードナに対して淡い期待のようなものを抱いていたのか?
人間に化けてリョウのパーティーに紛れ込むことは、ワードナの承認を得ていないような気がいます。ワードナ、マイルフィック、グレーターデーモン、フラック、レイバーロードの決裁を経ずに行動したと思うんだよな…。
ついこの前も「フラックにレイバーロードだとぉ?」なんてこぼしていましたからね^^;
ワードナの身辺を探らせていたくノ一アルカードガールズたちが、密偵であることがバレたから。とも言えるかもしれませんが、ワードナはアルカードが敵だろうと味方だろうと関係なく、強敵たちを仕掛けていたと思います。
未だに「私が埋伏中だからワードナ様も無茶しないだろう」と思っている認識が甘い!
でも…元ヴァンパイア、しかもロードなのにそんな「甘ちゃん」で人間臭いところが、私は大好きなんです^^;
エリスは先程のハマンで足元がフラフラ。
ちょっと…後衛では最大火力を持つエリスがこんな状態で最後の戦いに挑むんスカ?
あせる気持ちを押さえて、無敵のキャンプを張って仮眠をとらせて上げてほしいです。
ハマンを使ったあとは、激しい頭痛と痙攣に襲われそうです。
盗賊上がりの忍者トンビ…エリスの苦しみがちっともわかっていないようだな…。
「行こ!」
じゃねえ!
まあ、とにもかくにもWiz1ゲームのラスボスと対決です。
捨て駒、傀儡、外道…アルカード様に放たれる暴言の数々
「よくぞ参った。汝らが来るの心待ちにしていたぞ」
さすが、大御所ワードナ。余裕だな…。
「邪なる魔道士に待ってもらう謂われはない」
アルカードも返してくぅ!!
かつてのボスに啖呵を切ったぁ!
「フラックにレイバー(略」「ワードナ、この私をも…」「ハマンを唱えられぬのだ!」
と、言っていた時とはまるで別人!?
吹っ切れたな!アルカード!
ちょっとかっこいいじゃないか!
かつての部下であったアルカードガールズたちが、近寄ってきているが…様子がおかしい。
確かにワードナは強大な力を持っています。強力な魔法、そして、不死族やら竜族やら悪魔族らも従えることもできる能力。
数ページ先の話になってしまい恐縮ですが、アルカードがかつてヴァンパイアロードであった頃、ワードナと手合わせをしているんですよね。真正面から戦って、エナジードレインで精力を吸い取ろうとしたり奮闘した模様です。
だから、ワードナの手の内を多少は知っているはずです。
アルカードとなった今、ヴァンパイアだった頃の強さはないものの、カルラやリョウ、そして呪文をマスターしたエリス。回復魔法のエキスパートミリアと、歴戦の猛者と一緒ですから、勝てると踏んだのかもしれません。
ワードナによる…裏切り者のアルカードに対する絶縁宣言。
「捨て駒に過ぎんのだ」
捨て駒だぁ!?
ヴァンパイアだって…生き物じゃないけど、あまり擁護できるようなところもないけど…今まで働いてきた者に対してそんな言い方はないだろうよ!
良い悪役っぷりだぜ!ワードナ!
敵同士の戦いは燃える。
アルカードもワードナと対峙するのは恐ろしいはず。そこへ、更にプレッシャーを与えるべく、かつてアルカードの部下たちをけしかけます。
アルカードは部下思いの良いやつなんです。誇り、尊厳…そして、知性も記憶も奪われ、「彼岸島」に登場する吸血鬼とどっこいどっこいのレベルに落ちたと思われるかつてのアルカードガールズ。
せめて自分の手で葬ってやろうと…
「ディスペル!」
お優しいアルカード様。
経験値は手に入らないけど、炎系呪文で焼き尽くさず、きちんと成仏させてあげました。
高レベルのビショップを舐めるなよ!ワードナ(゚Д゚)
これくらい朝飯前なんだ。
ただ、辛えなあ。
ヴァンパイアたちは結束力もありそうだし、知的レベルも高そう。ガスドラゴンとつるんでいるプリーステスたちもよりも魅力的だったのにな。
主役に華を持たせるアルカード様
が、これはただの時間稼ぎでした!ワードナはティルトウェイトを発動させるべく、呪文の詠唱を始めていました。カルラやリョウ、ちょっとボーッとし過ぎです。結構ボッ立ちになるんですよね^^;
アルカードは切り替えが早い!
1,2巻では大活躍した呪文を唱える!
モンティノ!呪文封じの呪文!
効いてるぅ!
FFやドラクエでは、ラスボスに「マホトーン」や「サイレス」は効くことはありませんが、ワードナにはしっかり効きます。私の知る限りワードナに対する効果は数ターンです。
この一瞬でケリをつけなければなりません。前衛の2人はどうしたのでしょう?アルカードに言われてもまだ斬りかかりません。
圧倒的な存在感、そしてオーラに気圧されているのでしょうか?この点、ワードナと戦ったことのあるアルカードは思い切った行動に出ていますね。2人は2回言われてようやく反応しました。
「外道がっ!」
手刀からの剣圧ならぬ拳圧で、アルカードの左腕をぶった斬ったぁあ!!!
大ダメージ!
相変わらず鎧は役に立っていない!と言っても、ビショップなので「豪華な革鎧」だろうから仕方がないか…。
ワードナが呪文を封じられているうちに、リョウとカルラが攻撃。
カルラが見事にワードナの首をはねて終了。
え…?
こんなにあっさりと?
やっつけたのに、死体がすぐに消えてしまいました。
アルカード様、パーティー勝利に大貢献
アルカードが大活躍でした。本来、真っ先に斬りかからなければならない前衛の3人はボーッとしていましたし、ミリアも僧侶とは言え僧侶系最強呪文である「マリクト」を発動できたはずです。エリスはついさっきハマンを唱えたばかりなので、ティルトウェイトとはいかないまでも「マダルト」せめて「ダルト」を放って援護も可能でした。
リョウたち3人の前衛を押しのけて、アルカードが前に来ていた時点で異常事態ですね。ワードナからの説教じみた三くだり半宣言。娘同様のヴァンパイアガールズたちが操り人形にされ、アルカードも腸煮えくり返る思いで前進してきたのだと思います。
ティルトウェイトの詠唱にいち早く気づいたエリスの叫びを聞いて、すぐにモンティノを放った素早い反応。ディスペルを使用したばかりで体力を消耗しているはずなのに、この切替は、アルカードが相当な手練だと思わせてくれます。
手刀の拳圧で腕を斬られましたが、ワードナの意識を自分に向けさせたことで、カルラやリョウが動きやすくなりました。ワードナに止めを刺せる力はアルカードにないのですから、ワードナとしては斬り込んでくる前衛に拳圧を放つべきでした。ワードナもちょっと感情的になっていたのかも。
アルカードがいなければ、パーティー全員大損害を受けていただろうな…。アルカードが男を上げた大好きな回でした!
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