二次創作が苦手な人はブラウザバックしてね!
でも、動画は見るんだ!
最大トーナメントのクリエイターであり、いつもお世話になっているミーラさんからとんでもなく嬉しいイラストをいただきました!
世界名作劇場女性人気ランキングです!こんな豪華なイラスト宝物ですわい!
本当にありがとうございます!!!
前回のランキングはこちら!
小さいマリア、デーズィ、ポリアンナが大躍進!ジョオとペリーヌ、ナンシーのランキングが下がったもののベスト10常連固定ですね。セーラ、カトリ、ベスはもはやきっちりと地盤を固めておりますので今後も不動の地位を保ち続けるものと思われます。
ビアンカがジョオやペリーヌを差し置いての堂々の5位。ナンシーは元々人気があるので10位入賞は十分納得できるのですが、最大トーナメントに参加していないビアンカがなぜ5位に…!?正直ものすごく意外です。妹キャラが好きな人が多いのかなぁ。世界名作劇場ファンの奥深さを感じました。
トップ10に入らなかったけれど躍進したキャラも居ます。ラビニアは28位から15位へと急上昇。アンネットも39位から25位へとステップアップ。アニタはランク外でしたが、今回は17Ptゲットし33位。今週のスポットライト的な地位を確立しました。
MKB3が舞う!
「エキジビションマッチ…?」
ホテルのラウンジで食事をしている時、突如最大トーナメント運営側から打診された。トーナメントですでに敗退したアンネットとカトリには寝耳に水だった。
「三位決定戦と決勝戦だけでは、もったいない。せっかくなのでエキジビションマッチを含んだ数試合も組みたい」というのが、総裁の要望だそうだ。
令和5年はアンネットの40周年、令和6年はカトリが40周年を迎える。更にそこへ同じ牧場系女子のアニタにも加わってもらう。人気作品の「ロミオの青い空」から『ある意味悲劇のヒロイン』と呼ばれるアニタが加わればより一層盛り上がるに違いない。
「ファイトマネーももらえるし!勝てばもっともらえるんでしょ!?」
一回戦負けを喫し、故郷に持って帰る現金が少ないためどうしようかと悩んでいたので、アンネットにとって渡りに船の案件だった。試合数をこなすことでファイトマネーが多くもらえる…と考えていた。
「違うわよ。エキジビションマッチだから勝敗も何もないの。スパーリングをみんなの前でするって感じね」
カトリがわかりやすくアンネットとアニタに説明する。
「スパーリングするだけでお金がもらえるの!?絶対やるわ!」
アニタもアンネットも乗り気だ。カトリもラッシー戦とのケガもすっかり癒えたし、何よりエキジビションマッチだ。気軽に参加できる。
「じゃあ。これで話は決まりですね」
3人は契約書にサインした。アニタも自分の名前くらいは書けるようになっていた。アンネットと同室になってから、寝しなに文字の勉強をしているのだ。アンネットが毎晩「黒い兄弟」の原作本をアニタに読んであげたり、文字も一文字一文字教えて上げていた。
「ロミオを驚かせてやるんだ」
と、アニタも息巻いている。勉強はしていなかっただけで、頭が悪い訳では無い。アンネットが驚くほど飲み込みが早かった。
「あんたすごいわよ。ロシニエールの学校で勉強したらすぐに一番になれるわよ」
「デヘヘ…天は私に一物も二物も与え給うたのだ」
勉強もできて物知りで優しい。それでいてお茶目。アニタにとってアンネットは姉のような存在になりつつあった。
「では、お三方とも、エキジビションマッチとはいえお怪我のないよう、しっかりと準備をしてくださいね」
3人はトレーニングルームで打ち合わせを開始した。セメント勝負ではないので、どの技を繰り出すのかなどを打ち合わせなければならない。得物は試合で使う武器とそっくりのものだが、運営側が用意した柔らかい素材の武器だ。遠目からなら迫力十分である。
決勝戦当日のカードは以下の通りとなった。
1.最大トーナメント三位決定戦
2.アンネット、カトリ、アニタによるエキジビションマッチ
3.大食い大会予選
4.最大トーナメント決勝戦
大食い大会予選はオープン戦で、最大トーナメント選手以外も参加可能。各作品ごとの人数制限もなし。大食い大会決勝戦は、閉会式の際に行われることとなった。
大会当日、異様なボルテージの中3位決定戦が行われ、ナナミが見事に3位となった。
アンネットVSカトリ
続いてアンネットたち3人によるエキジビションマッチが行われた。
動画を見たい人はこちらを先に御覧ください!
「昨年令和5年はアンネットの40周年だった。今年令和6年はカトリの40周年!地味な作品と誰が言った!?公式がアンネットに一言も触れなかったとはどういうことだ!?アンネット、カトリともに一回戦で敗退してしまったが、まだまだ我々は彼女たちの実力の一端しか見ていないのだ!今回のエキジビションで是非華麗なる舞を魅せてほしい!」
「始め!」
「ふふ…行くわよ!カトリ!」
「あんた…ちゃんと打ち合わせ通り闘いなさいよ!」
会場からはカトリコールが鳴り止まない。しかし、アンネットを推す声も聞こえてくる。トムとのファイトで一気にファンを増やしたアンネットだった。斧を持っているのに、いきなりの前蹴り。喧嘩キック!踵落とし!頭突き!
斧で来るかと思ったらまさかの素手の攻撃。
華麗な斧さばきをお客さんは見たがっているのに…しようがないな、アンネットは!
カトリは気を取り直して、ほうきで払い、突き、叩く。三段攻撃をアンネットにぶち当てていく。
「おおお~!」
会場からは蝶のように舞うカトリの動きに感嘆の声があがった。
「さすが美少女戦士だぁ!」
更にアンネットを宙へと打ち上げた。
「やってくれるじゃないの…カトリ!」
カトリの襟首をつかみ、そのままジャンプ!
「この体勢は…!?ワンハンドバックブリーカーだ!背骨が折れちゃうぞ!」
観客たちからカトリを心配する声が次々とあがる。このままではアンネットが悪役になってしまう。
「さすがアンネット。膝に叩きつけるぎりぎりのところで、カトリの体を反転させているわ」
アニタはアンネットが思いの外むちゃをしていないことに感心した。
またしても頭突き!カトリがフラフラと後退したところを襟首をつかみ、頭から地面に叩きつけた。
本気で頭突きをしているように見えるが、アンネットはちゃんと加減をしているし、カトリも効いたふりをしていた。トーナメント参加選手他、腕に覚えのある者たちはエキジビションマッチを理解していたが…一般客は真剣勝負同様野次を飛ばし、声援を送っている。
「はっ!」
カトリを再び持ち上げ、ワンハンドバックブリーカー2発目!
KO!
「カトリちゃんが可哀想だぜっ!」
「やり過ぎだぁ!破壊神!」
白熱した試合に観客たちは大興奮だった。トーナメント本戦に匹敵するほどの盛り上がり。
アンネットVSアニタ
カトリは軽く息を切らせながら、武舞台を降りるとアニタにバトンタッチした。
「カトリ先輩。見ていてくださいね。アンネットを仕込んできますから」
アニタが武舞台に上がると再び声援が上がった。アンネットとトムが闘った際、ロビンソン先生確保に一役買ったのは多くの観客が知っていた。
「アニタ選手は、アンネット選手と同じスイス出身。アンネットは当初セコンドをつけずたった一人でこの大会に乗り込んできました。2人が出会ったのは一般客用の食堂。アニタにとってアンネットは憧れの名作劇場のヒロインであり大先輩。急遽アンネットのセコンドにつきアンネットを支えてきました。まさに同胞の絆!2人はどんな闘いを魅せてくれるのでしょうか!?」
アニタがアンネットと向かいあう。
「アニタ…お手柔らかにね」
「アンネットとの方こそ…やり過ぎないでよ!」
始めぇ!
「ぬおおおおおお~~~!!」
いきなり大斧を渾身の力で地面に叩きつけた!柔らかい素材の斧とは言え、武舞台が割れてしまっている。紙一重のところでアニタがかわした。
「ひぃ!アンネット!いきなり何するのよ!」
「ちぃっ!」
「何よ!『ちぃっ!』って!」
いばらのムチを振るい、アンネットに攻撃の隙を与えない。
「ふおおお!」
またしても大ぶりの一撃!
「危ないっ!」
アニタは回り込んで足払い。転倒したところを狙いひとムチくれてやる。
「いいねえ…アニタ。そう来なくっちゃ!」
アニタとアンネットのオーラがぶつかり合う!
「ここで魅せるわ!」
大斧をアニタの肩口に叩きつけ、そのまま体ごと地面に叩きつけた。更に斧で持ってアニタを地面スレスレに投げ飛ばす。まるで地面をロケットのように滑っていく。
「荒っぽいのに滑らかな攻撃!アンネット選手、頭突き、ケリを打ち込んでいきます!」
「痛いわね!もう!」
アニタはムチをアンネットに巻き付け、投げ飛ばした。ここから一気に反撃に行くかと思ったが、アンネットの喧嘩キックがアニタの顔面に炸裂。
「ぶっ!?」
KO!!
エキジビションマッチが終了し、3人はそれぞれ退場。
最大トーナメントもいよいよ大詰め…残るは決勝戦!
動画を視ようぜ!
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