ショウ達一行は、ついに敵の悪魔幹部であるライカーガス様と対峙。
ログからマバディを受けたショウは、瀕死になったものの、生来のヒーリング能力と草薙の装備により「ほぼ無傷」と言ってよい程回復していた…。
ライカーガスの呪文も通らない!
おそらくラハリト程度でしょう。ショウは「気」の力で、敵の呪文を軽減できる能力を持っています。もうここまで来ると「無効化」ですね。草薙の力などに頼らなくてもほぼ無効化できるようです。グレーターデーモン以上の無効化能力はあるんじゃないかと^^;
呪文が駄目でも、ライカーガス様にはまだ奥の手があるっ!
「エナジードレイン!」
キタッ!
これを無効化できるものはそうそういない!アイテム装備で防止できる攻撃ではあるものの、草なぎに果たしてその力はあるのか?
しゅううう…。
「それだけか―」
それだけかと聞いておる!
聞いてるかっ!?理科室の標本野郎!
「大凍(マダルト)!!」
マダルトだぁ?
決して弱い呪文ではない。レベル5の魔法使い呪文ではありますが…草薙装備の時点で「やばい」相手なのですから、ちまちまマダルト以下の呪文を使っていないで爆炎(ティルトウェイト)をぶっ放しなさいと。
しかし、もしここで最強呪文を使い無効化されてしまったら、今後の展開に悪影響がでそうですね。物語中盤で最強呪文が役立たずになれば、その先に見えるのはパワーインフレ。ティルトウェイトを超える呪文はこの時代にありませんし、ティルトウェイト以上のブレスを吐く敵もいません。
ライカーガスがティルトウェイトを唱えなかったのは、御大が今後の展開を考えてのことだと思います。英断です。
疾風斬!!
これもおそらく鳳龍の技で良いのですね?もしかしたら違うのかもしれません。単なる剣技の一つかもしれない。
「安心しろ。おめえにはまだ鳳龍の技は使わねぇ…」
だったらいいのにな^^
「うがぁ!」
だってw
効いてる♪効いてる♪
「くうっ――抜かったわ。かの者と知っていれば―斃されるまで戦うほど―愚かではないわ」
ずる賢い!さすがライカーガス様!
「斃されるまで戦うほど愚かではない」
これは隠れた格言です。「逃げるが勝ち」のもっと切羽詰まった感が良いですね。途中でかの者と気づき始めていたくせに、今更気づいた感を全面にだしてて尻尾を巻くところが、とっても小物チックで素敵です!
かの者とわかりかけていたけど、マダルトとエナジードレインさえあれば勝てると思っていたんだろ?ついさっきまで!
ワープでトンズラできるとお思いか?
持てよ景光!
虚空斬!
ギルを異空間へ飛ばした超奥義が炸裂したぁ!!
「我らと手を結べば世界を手に入れられる」と言いたかったそうだが…。
この根性。やっぱり寄生虫です。人間であるギルと手を組んでいるのは、魔族をこの世に呼び込むため。ライカーガスほどの力を持ってしても、強力な魔族を人間界に呼ぶのは難しいため、まだギルの力を借りざるを得ないのでしょう。だから、異空間でさまよっているギルを助けた。
この骨、ネチネチと恩着せがましいですからね。この世界の人間たちは、正伝の頃の人類ほど強くはありません。だから調子に乗るというのはわかったのですが、5000人を一撃で消し炭にする戦士を目の当たりにして、未だに舐めプをするのがよくわかりません。
フィルVSログ もう一つの闘い
フィルとログとの闘いです。
フィルは麻痺こそ解除してもらいましたが、エナジードレインを受けて、全体の能力値が著しく低下しています。ログは名うての僧侶。そんな彼と一騎打ちをすることに。忍者のキャンが加勢すれば勝てる確率はグッとあがりますが、果たしてフィル一人で勝てるのか?
バディ!!!
いきなりの即死呪文!
フィルでは…厳しいのでは?
気合だけでかき消しやがった!
かっこいいぜ!フィル!こうでなくっちゃ!フィルは城侍のボンボンかと思っていたので、この描写でかなり惚れましたよ。
しかし、ログも王国きっての僧侶の使い手です。これで終わりではありません。おそらくリトカン、ロルトなどの攻撃呪文も使えるはず。フィルはエナジードレインで体の動きが鈍っている今、ログの言う通り魔法使い呪文で戦えば勝機はあります。あくまでも剣にこだわる…彼もまた侍なのです。
ギルとコウエンを結びつけたのは、ログの手引であったことを告白。が、今更そんなことはどうでもよい。悪魔とつるむような輩です。コウエンとの接触はログがいなくてもできたはず。
そんなこたぁどうでもよい!
リトカン!
やはり来た!
炎の塔がフィルを焼き尽くしてしまうのか?
まさに炎の柱のど真ん中。普通の人間であればとっくに燃えカスになっていてもおかしくない。
フィルの次はキャンに引導を渡してやろうと迫ります。
リトカン直撃だったはずなのに!
フィルが飛び出してきた!
まさに一刀両断!
ログ絶命。
これで…悪魔系の大幹部、人間の幹部の一人を始末しました。
ログはなぁ…もうちょっと話をすれば仲間になってもおかしくないキャラだった気がする。ライカーガスを屠ってからじっくりと説教してやれば、もう一度こっちについたかもしれないよな。ログはちょっと惜しい。ギルやコウエンを倒した後の復興にも力を尽くしてくれそうな人物じゃないですか。
フィルはなかなかの強さですね。リトカンを耐えきったのは、HPの高さだけでなく、ショウが以前言っていた「侍でも気を練ることで呪文の威力を軽減できる」能力を持っていたのでしょう。フィルも後々の大戦で大きな戦力となってくれるはず。そんな期待を抱かせてくれます。
サンザ
立ちふさがった男はザン・デン。
サンザと因縁のある男。鳳凰の塔で幻影陣を使ったことを知っておりました。
幻影陣を使った者がどうなるか?
レベルダウンです。エナジードレインと同等のデメリット。ただ、あの時使っていなかったら、リイナ、テツ、サンザは間違いなく殺されていました。苦肉の策での発動。使用した者は急激な老化だと思っておりましたが、エナジードレインとのこと。サンザの衰弱ぶりを見ると、1,2レベルのダウンではなさそうです。3、4レベル下がったのではと思われるほどです。
老衰と比べたらまだマシですよね。忍者が1レベル上げるのは相当な経験値を要しますが、あの頃の強さに戻れるわけですから。
シェーラもこの時初めて知った…。
幻影陣の存在まで知っていたとは、やはり博識ですね。
サンザはザン・デンとのタイマン勝負。
シェーラ、テツ、リイナは取り巻きの木っ端忍者(と言ってもレベル8以上の猛者と思われる)と戦うことに。
シェーラに自分の背中を任せるサンザの彼女への信頼感、シェーラもまたサンザの気持ちに応えるよう、彼を後にして取り巻きと戦うことを選択。このシーン、実はかなり好きです。女性でここまでスッパリと切り替えられるのは、ほんっとうに彼を信頼しているからなんですよね。他の漫画のヒロインですと、男のことが気になってしまい、結局タイマンの場に姿を表してしまい、足を引っ張ったり人質になったりしてしまいます。
シェーラはこういうところが・・・良いのよ。素敵な女性です。
ザン・デンは大嫌いですが…、
この一言には思い切り同意しました。
大した女です!
今回驚いたことの一つに、ショウが第一部、第二部の頃よりも遥かに強くなっていることです。中でも驚いたのは、エナジードレインや呪文が効かないという点だけでなく、「虚空斬」を放ってもケロッとしていることです。ギルを辛うじて異空間送りにした一か八かの大技を落ち着いて繰り出し、なおライフポイントもさして消費していない様子でした。これは…チートクラスの成長ぶりです。
ギル始めコウエン軍は、ショウとどう向かい合っていくのでしょうか?
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