漫画ウィザードリィ外伝 復讐鬼の城編 レビュー⑥ 邪眼

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物々しいサブタイトルです。
三つ目の剣士でも出てきそうな雰囲気ですね!

ショウはたった1人で約5,000人の敵兵を屠りました。
鳳龍の奥義とティルトウェイトの複合技で、気絶同様に倒れ、シェーラさんの診立てでは「2,3日は無理ね」と言われましたが、仮眠を取った程度でほぼほぼ回復してしまいました。

ショウはフラフラでシェーラさんとリイナに支えられないと立てないほど。

「大丈夫だ」

本人がそう言っているのです。
問題なく戦えるんだ。

ショウたちは、二手に分かれて城の本丸と二の丸を攻めることになりました。もちろん、地下迷宮を通って行きます。

本丸…ショウ、キャン、フィル、ログ
二の丸…サンザ、シェーラ、テツ、リイナ

二の丸には、誘拐されたルーが幽閉されている可能性が高いのです。

サービス

バフッ
ガツガツ!ムシャムシャ!バク!ムグムグ!

はい、今回のレビューはこれにて終了です!

^^;

いや、冗談です(半分本気ですが)。
ルーのお風呂上がりを、読者たちが「邪眼」で見ている光景が手に取るようにわかります。

正伝ではミリアやリリスらヒロインのヌード、更にはバンパイアウーマンたちのヌードまでご披露してくれました。外伝ではこのシーンが唯一のそういうシーンです。ただし、以前も書いた通り、石垣御大の絵は下品さがないのです。良い意味でエロくないのです。小中学生の息子が、この本を読んでいるのを目撃しても、焦ったり気まずい思いをするお父さんはいないと思います。

ただ、このルーは正直色気がありました。

入浴中よりも風呂上がりの方が、魅力的という。あるあるかもしれませんね。

髪の毛も乾かさずに、バスローブに着替えて、垂直にバフッ!とベットに座って、差しいれられた定食をがっつく!

「100年の恋も冷める食いっぷり」

モブ看守も、ルーのことを美人と思っていたのですね。そりゃあそうです。所作振る舞いがガサツでなければ、きれいなお姫様なんです^^;可愛いんです!食べ方とか、口の聞き方とか、いきなり大声を出すとか、変なところで減点箇所を増やしている気もしますが、そのギャップがまた可愛いとも言える…ルー姫。

食後のシーン。

これは…御大の本気を感じる。本気というのは、何が何でも読者の脳裏にルーの美しさを刻みつけてやろうというパワーです。

「果報は―寝て―待つ」

本当に寝た!

肝が座っていますね。あるいは、これは鍛錬の成果かもしれません。囚われの身で、心安らかに眠れる人なんていません。

今回のレビュー「邪眼」は、もうここで終了して良い気がしました^^

入浴シーン、バスタオルを巻くシーン、お寝巻き姿、タオルを取るシーン、寝顔シーン。完全ヒロインです。お転婆姫でしたが、捕まってから急に美人度が増しています。

はやく、ショウにもこんなシーンを拝ませてやりたい。

進軍進軍!

ショウの部隊、サンザの部隊共に爆進中です。
異形の者との遭遇もなく、人間型の敵兵ばかりです。チャンプサムライ以下の戦士系、それから、レベル7以下のメイジ系たちも相当数いたことでしょう。

異形の者たちのとの遭遇がないので、訝しんでいると、目の前に変なのが来た!

思いっきり異形ですけど!

いや、このセリフはもしかしてイビルアイたちのセリフかもしれない。

「異形の者ではないな…(なんだ、人間か…)」

ブレスを受けたようですが、修練を積んでいるショウ部隊隊員たちにとって、さほど脅威ではありません。

あっと言う間に殲滅。

普通なら、こんなおぞましい生き物を見たら、慌てふためくものですが、流石慣れたものです。全く動じません。

こいつの名前は「イビルアイ(邪眼)」
この話の主人公ですね。

ショウを監視しており、あくまで偵察が任務。彼らの様子を記録し、ギルに報告するのが、この化け物の使命なのです。

ライカーガス

サンザたちも順調に迷宮を進んでおりました。
しかし、異形の者を全く見かけず、遭遇するのは雑兵ばかり。

テツの感もだんだん良くなってきた。
戦いの中で相当智慧もついただろうし、そろそろ念願の侍に転職しても良い頃かなと思います。でも、個人的にはテツには戦士で居てほしいな。

「こ・こ・ろ!はサムライ!」

サムライトルーパーなんだ。

ギルが「イビルアイ」から報告を受けていると、骸骨野郎が登場。
こいつは…確か「ライカーガス」!

ただのスケルトンと思うなかれ。悪魔系の中でもかなりの上位です。
「ギルの迷宮」で、ギルが次元の狭間に落とされるところを、救って上げたのがライカーガスら悪魔系だったようです。いや、悪魔とて、神に近いような存在の掌の上で転がされているだけと考えたほうがよいでしょう。ギルを助けたのは、何者かによる意志。

が、それをさも「俺が助けてやったんだからな。忘れるなよ」と言うあたりが、上位の悪魔だけれども小物臭さがあっていいですね~。ラスボスはまだ先だぞと、ライカーガスが読者に告げているかのような演出。

「寄生虫が!」

全くだぜ( ゚д゚ )!

大変申し訳無いんスけど、ライカーガス始め、上位悪魔が束になってかかっても、ショウには勝てない気がして、全然ショウのことが心配になら無いっす^^;

ショウと立ち合ったことがないから、危機感がないのでしょうけど、ショウは相当なものよ。
ギルも同じ轍を踏まないよう、彼を監視し、強さを分析していると思うのですよ。正面から戦ったところで、ギルが負ける可能性はかなり高いでしょうし。

「俺たちは下等生物の人間とは違う。圧倒的パワーでねじ伏せて見せる」

と、驕り高ぶっているのが、ライカーガスたち悪魔だと思うんですよね。

鳳龍核撃斬を近くで受けたら、「呪文無効化率」とか関係なしに死ぬと思います。
グレーターデーモン9体でも、無理だろうなぁ。

次回、サンザ隊VS悪魔たち!

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