サンザがようやくかつてのライバルであったザン・デンに強力なひと突きを浴びせたところで終了しました。
最終巻の第2話目スタート!
妹の素振りに気づいてくれ!
開幕、城内に転がるおびただしい数の死体…。
その殆どが胴体から真っ二つになっているものばかり。
最後に残ったモブ剣士も胴から真っ二つに…。
剣圧を受けて斬り殺されたのでしょう。この距離はどう見ても普通の斬撃ではない。
やったのはもちろんこの二人。ショウとケイヒです。
天守閣周辺を守るコウエンの部下達はいずれも手練れのはず。レベルにして最低8以上はあると思われます。マカニトなどでは死なない。それがあっという間にこのザマです。5000人でもショウ一人に勝てなかったのですから、数百人守衛がいたとしてもショウ達に傷ひとつ負わせることは不可能だったでしょう。
それでも、チート侍二人に立ち向かった勇気とコウエンへの忠誠心は見上げたものです。何の才覚もない、努力だけはできる人達。私もこのモブたちのようにひたむきに生きてみたいと…改めて噛み締められました。第18話で一番感動したところかもしれない。
城内の天守閣に向かっていたのは、広々としているし邪魔者もいない。せっかく決着をつけるのだから、相応しい場所が良いとケイヒが言ったからです。デートスポットみたいな感覚で決められたのが、とっても悲しい。生き別れになっていた兄妹がようやく会えたのに…辛えなぁ。
大広間に到着。
ケイヒはここらで決着をつけようとショウに語りかけます。
ケイヒは100年以上前に死に、この時代になりギルによって蘇生させられました。
「知りたいか?私のことを?知らぬままの方が幸せかもしれぬが…」
これは…!
女性が…絶対に男に聞いてほしい時の仕草!
ビッグチャンスだ、ショウ!
無駄な闘いを避けられるかも!
私だったらここで「聞きたい!教えてくれ!」と聞き返しますがね。彼女の戦意がなくなるまで、話しかける。
ショウ…気づけよ!
けどなぁ…こいつ強いけど…鈍感で女の子への気配りがイマイチそうだし…。それでいて、不意に女の子を愛称で呼んだりしてハートを掴みに来るから、非常に厄介な男です。
疾風斬!
ケイヒから仕掛けたぁ!
鋭い斬撃が天守閣の大広間の壁、床、柱を破壊する!ショウに直撃したのは間違いなさそうだが…!
気と気、奥義と奥義のぶつかり合いがこのあとも続くと思われます。一撃で大広間壁や柱が破壊されてしまいました。建造物の中や建造物があるところで、この二人を戦わせてはいけない。ドラゴンボールのように人の居ない岩場で戦った方が良いよね。
こんな感じの。
それにしても。
ショウが元気過ぎやしませんか?小手調べの疾風斬とはいえ、斬撃を防ぎきったのか、それとも効いていないのかよくわかりませんけど…これが、デルフやらライカーガスなどの中堅、大物幹部と闘った後の姿でしょうか^^;?
一度はマバディを受けて戦闘不能にまで追い込まれたのに。徐々に回復して辛うじてライカーガスを倒したのではなく、自分の生命力を大幅に消費する虚空斬を使用して倒してしまいました。天性の能力に加えてクサナギ装備品の回復能力でもって、ほぼ全快しているんじゃないスカね。
シェーラか?ショウか?
さて、カメラはサンザたちの元へ。
ザン・デンが目玉をかっ開いて倒れているところに、サンザが馬乗りになっています。
おそらく死んでいるのでしょう。語りかけることもなく、刀で首を斬り取りました。確実な死。寺院へ持っていけばまだ蘇生できます。
このあとザン・デンの遺骸の描写はありませんでしたが、カルラがロキの躯を焼き払ったように、火葬しておくとより確実ですね!
とにかく…師匠と亡き妻子の仇は討てた。
ザン・デンとサシで勝負したのはなぜか?一騎打ちでケリをつけたかったのか、ただ、シェーラやテツ、リイナを巻き込みたくなかったからなのか。私は後者だと思っております。
レベルダウンしたサンザにとって、ザン・デンは強すぎた。
もし、ルーがここにやってこなかったら殺されていたのは間違い有りません。ルーに回復してもらい、なおかつ目眩ましからの攻撃でザン・デンを討つことができました。侍のように一騎打ちに特別なこだわりを持っていないのかもしれません。あるいは、かたきを討つのにこんなプライドなんて関係ないと割り切ったのかもしれません。
ルーとサンザの二人は周囲が妙に冷え切っていることに気づきました。
サンザはシェーラが、ルーはショウが心配でならない様子。このコマ好きですね!切羽詰まった城内でホッと一息つけるシーン。
じゃじゃ馬姫と目されがちですが、さすが戦場に慣れているだけあって判断力があります。個人的な感情を抑えて現状把握。恋人としてはショウの安否が気遣われるものの、危機的状況に陥っているのはシェーラ一行だと冷静に判断。素晴らしい判断です。サイヤ人同士の闘いよりも、地球戦士たちが強敵とどう闘うかの方が見ていてハラハラするものなのです!
それに、ショウみたいなチートイケメン侍は、殺したって死にはしませんけどね。
異様なまでに強力な冷気です。
この時代の冷気呪文と言えば、「ダルト」と「マダルト」しかないはず。しかし、シェーラは失われた呪文を発見し、独自に研鑽しぶっつけ本番で発動してしまった。ルー曰く、その代償は大きいのではないかと。
シェーラさんは呪文の研究が好きで古文書を片っ端から読んでいました。これだけ研究熱心だもの。ラダルトだって習得してしまうでしょう。方って置いたらウィザードリィ5に登場する、呪文抵抗関連の呪文も身につけてしまったでしょうね^^;「コルツ」「バコルツ」など。それと味方の動きを素早くする「ポンチ」などの補助魔法…などなど。
ギルの行っている「儀式」というのは、Wiz5の召喚呪文「ソコルディ」や「バモルディ」なのかな。時間がかかるけれども、その呪文に匹敵する、いやそれ以上の成果だと思います。ゲームだとランダム出現ですが、ギルは「悪魔系」「天使系」と選んで呼び出しておりますからな^^;グレーターデーモンももうすぐ出てきそうですし。
そこはリィナでしょっ!
ぐおおおお!
こちらは「テツ戦線」です!
熱い戦いが繰り広げられています。
モブ忍者共を大量に凍死させましたが、生きている奴も居ます。半分身動きが取れなくなっている忍者を、テツが藁人形を斬るごとく一刀両断!ラダルト発動前は、見事な連携を取りながら忍者の数を減らしていました。
テツのレベルもこの闘いで1,2レベル上がってほしいところだけど、ウィザードリィの人型の敵って経験値が少ないのよね^^;少ないどころか、強さに比例していない、逆比例しているキャラもいるんだ。
強さに差はあるけれど、経験値にほとんど差がない^^;
テツとリィナがシェーラに駆け寄ります。
リィナは蘇生率が高く灰の状態からも蘇生できる呪文「カドルト」は未習得。肉体からの蘇生が可能な「ディ」は習得済みです。
しかしながら、蘇生成功率は低く、失敗したらシェーラさんは灰になってしまいます。通常であれば、遺体をカント寺院に持ち帰って銭ゲバ生臭坊主たちに組成してもらう方が安全です。
テツいわく、寺院の大僧正は殺され、高僧たちの数も減っている。今からシェーラさんを連れ帰っても、蘇生できるかどうかもわからないし、移動中に腐敗が進んでしまうリスクも有る…とのこと。こうなったら一か八かになりますが、リィナのディにかけてみるのも悪くはありません。いや、かけてみるしかなさそうです。
リィナ…。゚(゚´Д`゚)゚。
あまり自分がしっかりしていないってことを自覚しているのか…?いや、自覚しているんじゃない!自分を信じきれていないだけなんだ。リィナもしっかりとやりきれる女の子です!
テツもやってみなければわからないと言っていますし…ずっと一緒に居た幼馴染の激励。決して、うまくはない説得ですが、彼なりの不器用ながらも熱意が伝わっているはずです。自信を持て、やって見なくちゃわからないと精神に揺さぶりをかけつつ、現実的な問題も絡めて説得。
ここは是非リィナに覚醒してもらいたい!
テツもシェーラも体を張ってここまできたんだ!今こそ君が一皮むける時なんだ!
「ディ」で、バッチリ蘇生させてくれ!
ゴクッ!とつばを飲み込み、いよいよ覚悟を決めたかっ!?
え~と・・・
ここへサンザと名(迷?)ロードのルーが到着しちまった!!!
「私も今はディしか唱えられないし…」
えええ・・・お前がやるのかっ!?
リィナちゃんの出番は…覚醒は…テツの心に響く説得は…何処へ?
ここはリィナとテツが協力してシェーラさんを蘇らせてほしかったな…。なんとか蘇生して、シェーラさんがぱっちりと目を開く。視界に入ったのは泣きじゃくるリイナと安堵の表情を浮かべるテツ。
「ふふふ…あんたたちもこれで一人前ね…」
とか、ベタな台詞を聞きたかったんだ!
まあよい!
で、流石のルーも賭けに出ました。
「生き返る返らないは、本人の生命力と運次第よ。蘇生呪文は切っ掛けに過ぎないわ。畏れていたら失敗する可能性が高くなるだけよ。要は―気合いと信念の二つよ」
キタッ!名言!
ルーの「辻ディ」成功例として、フィルを蘇生させたことがあります。今回もうまくいくと良いのだが…。
それにしても、蘇生呪文は切っ掛けに過ぎないはかなり無茶苦茶な気がしますw感冒薬「パブロン」か…^^;風邪の症状を抑えるけれど、治すのは自分の免疫力よ!みたいな^^
運と生命力も大事ですけど、術者の信仰心ってもっと大事だと思うんですよ。
信仰心はリィナの方が高そうだから、腕っぷし自慢のロードの僧侶呪文よりも安心な気がするんですよね。シェーラさんも「リィナ!早く!」と、思ってそうだしなぁ…あの世で。気合いはルーの方が数倍上でしょうけど^^;
ルーの台詞は一か八かのやけっぱちのように聞こえてしまいますが、よく見てみると、
「畏れていたら失敗する可能性が」
「要は気合いと信念」
これはつまり神を信じて蘇生に集中せよ!ってことでしょうし、信念については信じる心、信仰心と置き換えることもできます。
そう、つまり結局は気合い入れて呪文を施せってことだっ( ゚д゚ )!!!
ええいっ!いったれい( ゚д゚ )!!!
おまけ…「門壊」
コウエン軍が最後の力を振り絞って、旧コウリュウ軍が立て籠もる寺院に猛攻撃をかけております。確か500人程度しか集まらなかったはず。仮にこのあと増員があったとしても1000人に満たない、800人程度でしょう。
この程度の人数であれば、籠城側も防げると思われます。こちらも戦闘員400人くらいはいるはず…。門を閉ざし、弓などの飛び道具で数をチクチク減らして行くのがセオリー!
あああ…敢え無く門が破壊されてしまいました。
確かに丸太ん棒をぶち当てまくれば壊せますけど…時間がかかります。棒の持ち手は弓矢の格好の的となりますから消耗も激しいはず…。それがいとも簡単に…。
まあ、この辺の細かいツッコミはいいか^^;
やばいな…中には女子供もおりますからな。旗本連中が戻ってくれば、城内外から挟み撃ちして寄せ手を壊滅させられそうなのですが。
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