世界名作劇場最大トーナメント Cブロック一回戦第三試合 ロミオVSコゼット

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キャラ崩壊、動画の魅力を損なうかもしれないので、いや!と、思ったら即ブラウザバッグを。

今回は特に酷いです!コゼット、ロミ空ファンは避けて通りなさい!

真正ミーラふぁんも怒るかもしれません。不快と思った瞬間、即ブラウザバックしてください。

「青コーナーより、コゼット選手の入場です!」

聖少女コゼットの登場に、観客は湧いた。子供の頃、ろくでなしの酒場旅館に預けられ、ありとあらゆる虐待を受けてきた(ブログ主、アニメ未視聴です。読んだのは犬木加奈子御大の『アロエッテの歌 愛憎版』のみです。名劇と違う描写が多々混在しますが、了承してください)。

世界名作劇場のレ・ミゼラブル…が?!「アロエッテの歌声」 : 着の身気のまま
最近、古いマンガを全巻ほぼ無料で読めるサイトに出会いまして^^;マンガ図書館Zのような「スキマ」というサイトです。ご存じの方は多いと思います。たまたま検索して引っかかり、なぜか「ドッ硬連」を途中まで読みました。番長とかがいた時代のお話です。...

コゼットのまばゆいばかりの美しさ、ど底辺から這い上がるまでの強さに心酔したファンたちは、超巨大な横断幕まで作って応援する始末だった。

不死鳥アロエッテ

「コゼット選手大人気です!可愛いさと美しさだけが売りじゃない。天使の歌声、神にも匹敵する慈愛…。だが、このトーナメントには関係ぇねえ!!強さが一番なんだ!ロミオよ…お前は、名劇作品の中でも不幸な目にあってきたと言うが…、床で四つん這いになって飯を食ったことがあるか!?家畜と一緒に飯を食ったことがあるか!?家畜の餌を食ったことがあるか!?激熱のシチューをかけられたことがあるか!?真冬の雪が降りしきる中、無意味な掃き掃除をさせられたことがあるか!?ロミオ、お前はこれ全部やれんのか!?もう一度問う、やれんのか!?やれねえんなら、帰れ!修羅場の苦労人コゼット!」

やれんのか!?

参照:https://www.sukima.me/book/title/BT0001052285/

やれんのか!?

参照:https://www.sukima.me/book/title/BT0001052285/

やれんのか!?

参照:https://www.sukima.me/book/title/BT0001052285/

ロミ坊!お前にやれんのか!?

参照:https://www.sukima.me/book/title/BT0001052285/

コゼットは投げキッスを放ち、会場のファンも大喜びだ。

セコンドにはジャン・バルジャンがついている。

物言い

「赤コーナーより、ロミオ選手の入場です!!」

縦一列になって、ロミオチームが入場してきた。列の中央にはロミオ、先頭は金髪をオールバックにしたアルフレド、他の者たちは両手を前の人間の肩に乗せ、下を向きながら入場しているので、顔の判別ができない。赤い髪はおそらくニキータであろう。

「ロミオ選手の入場は、まさにグレイシー柔術の『グレイシートレイン』さながら!やはり親友のアルフレドを先頭に入場してきました。全身から溢れ出る野性的な魅力で同年代から熟女まで、そして、農村娘から貴族の娘達までを虜にしてきたフェロモン坊や、ロミオ!」

実況が叫ぶ中、解説のジャーヴィス・ペンデルトン(私のあしながおじさん)が遮った。

「ちょっと待ってください!ロミオ選手、包帯だらけですよ?顔も頭も腫れ上がっているようです。何者かに襲撃されたのでしょうか?それから、ロミオ選手に同行している人は8人もいますが、セコンドは3人までですからね。一体誰がセコンドに入るのでしょうか?」

「前日に何が遭ったかわかりませんが…セコンドについては、名簿がありますので、こちらを見てみましょう。名簿にあるのは…アントニオ、ファウスティーノ、アルフレド…え?!アルフレド・コシーニ?なんと!アルフレド・マルティーニではありません!原作のキャラが、最大トーナメント会場に出現しております!確かに名劇とは画風が違う!アントニオもファウスティーノもロミオの青い空のキャラではない!原作のキャラだ!ファウスティーノはロミ空と違って肥満体ではありません。シャープな体型で『猫』とも呼ばれていた狼団最強の男です。
ということは…他の5人も!?赤毛はニキータではなかった!黒い兄弟のエンベリーノだぁ!アウグストもダンテもジョバンニも!片目のリナルドはでっぷりとした肥満体!ロミ空のリナルドをイメージしていた女性ファンたちは、ギャップに驚いているのではないでしょうかっ!?」

皆、眼光鋭い。アルフレドもご多分に漏れずだ。
アルフレドは、痩せぎすであったが、筋張っている分、拳の…拳ダコが凄まじかった。
喧嘩上等の面々。アントニオもファウスティーノの拳ダコも半端ない大きさだ。
8人の体全体から発せられるオーラは、名劇作品のキャラとは違う異様なものだった。

「す、すごい…あんな連中とロミオは稽古してきたのか…?」

会場がどよめく。

「ちょっと待ってください!この最大トーナメントに原作キャラは登場してもよいのでしょうか?動画主のミーラさんが創作した世界なのに、それを勝手にいじるとは、二次創作の完全なるルール違反!

実況のペンデルトン氏もこの暴挙には怒っている。ロミオが悪いのではなく、ブログ主に問題がある

ブログ主の暴挙については、今になって始まったことではありません。人様が精魂込めて作った動画に、荒唐無稽なストーリーをでっち上げて記事にする。動画の楽しさを損なう行為…動画主への冒涜です!普通、こんな事されたら動画主の方は怒って当然です。しかし、ブログ主は「ミーラさんなら許してくれるだろう」と思っているようで、動画主の寛容さに甘えているのが見え見えであり、実に…実にたちが悪い!Twitter(X)がブロックされて終わり、頭下げて終わりでは済まない話ですよ!ロミ空界隈、ひいては世界名作劇場界隈から叩き出されて当然のアウトローです

解説のジャーヴィス・ペンデルトンもご立腹だ。いくら動画主でも、原作キャラまで持ち出されてしまっては、激怒してもおかしくはない。

「確かにそのとおりです。最近のブログ主はなりふり構わない表現が散見されますからね。まあ、今に始まったことではなく、ライブドアブログの方でも公式についていちゃもんをつけたり、訳の分からない妄想話を垂れ流してしていますからね。ある意味捨て身、いや、捨て鉢で書いています。アンジェレッタ選手のファンだそうですけど、彼女にとっては大きな迷惑でしょうねぇ。
そのせいか、Twitter開設間もない頃に相互フォローになった『ロミ空キャラのプロフィール画像を持ったアカウント』複数人から、ブロ解されていることに最近気づいたらしくて、ちょっと凹んでいるそうですよwwww」

「同情の余地もありませんねぇ。あんな記事書いていたら当然のことです。自業自得です

ジャーヴィス・ペンデルトンの辛辣なコメント。

今すぐ死んでもおかしくない

大会運営規定の確認及びドクターによるロミオへのチェックが行われた。原作キャラの会場入り等の是非については、規定に書かれていなかった。

全身打撲、肋骨も数本折れている。両腿はミミズ腫れ、頭部はたんこぶだらけ、包帯は血だらけ、打ち身のため39度近くまで発熱している。

「君!その体で試合は無理だ。棄権しなさい」

「だ、大丈夫です。解熱剤の座薬1ダースを、ケ◯の穴に埋め込んで、痛み止めの注射を5本打ってるから…。意識が朦朧としているくらい、なんてことありません。それに…原作の僕は、こんな状態でも煙突掃除をさせられていたんですよ…」

待ちくたびれた一部の観客たちはブーイングを始めた。

実況席より、ロミオが負傷した理由について説明がなされた。

「今入った情報によりますと、昨日、シッドさん(トム・ソーヤーの冒険。トムの弟)が会場1階の男子トイレで恐喝に遭っているところを、ロミオ選手が止めに入りました。ところが、トイレの外には恐喝犯の仲間が10と5人!いくらロミオ選手といえど、15人から不意打ちをされ、凶器を使用されては敵いません。試合前の大事な体にも関わらず、眼の前の悪は絶対に許さない。弱き者を助ける。まさに、彼の父ロベルトの息子と言えるでしょう。日本語では『義を見てせざるは勇なきなり』という言葉があります。ロミオ選手の取った行動に、会場の皆様、どうぞ拍手をお願い致します!」

「な、何!?」

「どういうことだ?ロミオがシッドを助けて、恐喝犯と闘ったのは事実だけど、15人ってどういうことだ?相手は2人じゃないか!」

ロミオのセコンドのアントニオ、ファウスティーノは、事実と違うことに驚いた。その2人の下手人についても、仲間のエンベリーノとアウグストが、あっさりと蹴散らし、追い返したはずだった。

さらに、モニターには被害者のシッドの姿が映し出され、当時の状況を語っていた。

「はい、僕が見知らぬ男から恐喝されているところを、ロミオさんが助けてくれたのです。彼は勇敢に15人の暴漢と闘いました。彼らは…ロミオさんを叩きのめしたあと、ゆうゆうと引き上げたのです」

しゃくり上げながら話すシッド。

「ロミオさんは僕の命の恩人、英雄です」

肝心のロミオは、武舞台の中央でうなだれている。

しかし、会場からは温かい拍手が送られた。

「偉いぞ!」
「今日は帰って休め!」
「また、今度戦えば良いじゃないか!」

『ピーターパン、マルコ、フローネも一緒に闘ったはずだ。なぜ事実を隠すのか』

アルフレド・コシーニは、なぜ運営が事実を捏造し、被害者に嘘の証言をさせているのかを考えていた。

審判長から説明があった。

「大会規定には「当大会に原作のキャラを招聘してはならない」等の文言は一切ございません!ドクターの意見だぁ?細けえこたぁどうでもいい!本人が良ければそれで良し!さっさとゴングを鳴らせ!」

コゼットVSロミオ

ゴングが鳴った時点で満身創痍。
せっかくの修行が台無しだ。この状態で、コゼットに勝つのはほぼ不可能。

「ふふふ…偉いわね。ご褒美に胸でも触る?」

「胸?そんなのどこにあるんだ?」

瞬く間に、コゼットの額に青筋が走る。

僕は…ビアンカ以外の胸に興味はないっ!!!

「おおっと!満身創痍のロミオ選手!なんと、コゼット選手からの『ご褒美』を踏みにじり、挑発していくぅ!流石、黒い兄弟の2代目リーダーだぁ!」

「いや、待てよ…マデーラさんのも結構気になったかな…」

子持ちの中年おばさんの名前を持ち出し、更に挑発するロミオ。

※動画内容とセリフが違います。動画では、コゼットにおちょくられる初心なロミオがかわいいのでご覧あれ!

ロミオ「手強いやつだ!」

wwww

「ロミオとコゼット選手が向かい合った!魔法少女が持っているようなステッキで、今にもベホイミやケアルダをかけてくれそうですが、これは凶器。顔面を殴打し、肉をえぐる凶器だ!」

「ロミオさん…なぜ、そこまでして闘うんです?」

コゼットは見抜いていた。挑発することで、自分が躊躇なく戦えるようにしてくれた、ロミオの自分に対する配慮を。「ロミオさんは本来、こんな挑発はしないし紳士な方だ」と。

「僕にもわからないんだ…頭がガンガンして、めまいもして…、息をする度に肋骨が痛くて…ちょっと動いただけで折れた骨がゴリゴリってこすれる音がするんだ。そ、それでも君のような美人との試合だけは棄権するわけにはいかない…。な、なぜかそう思ってしまうんだ。き、気にしないで、僕が闘いたいからやっているんだ。だ、誰のためでもないんだ」

『ずるい人…。さっきは挑発しておきながら、それをフォローするかのような褒め言葉を混ぜて来るなんて。一見純情な坊やだけど、食えない男ね。でも、そんなところに女性は惹かれるのでしょうね。彼の女性遍歴を見れば、それは明らか』

第一ラウンド序盤、ロミオの攻撃は決して悪くはなかった。見事なコンビネーションでコゼットの体力を奪っていった。

コゼットも満身創痍の相手に対して、激しいスタートダッシュをかけるのをためらったのか…激しい攻撃をかけませんでしたが、徐々に覚醒の感が。連続攻撃、ロミオの背後を取り、ステッキを叩きつけていく。

ロミオ、本当に調子悪そうなんだよな。後ろは取られるわ、ぼっ立ちになるわ^^;股くぐりされて、背後を取られてからの、ステッキで裏筋あたりを一撃。さらに、両足で頭部へのストンピング。

土ぃ…喰わせやがって!

ロミオも奥義を発動、多少の抵抗を見せましたが、あえなくKO!

セコンドのファウスティーノ、アントニオは黙々と止血、包帯の巻き直し、テーピングを行っている。痛み止めの注射を更に1本追加。

「良いのかい?こんなことをして?」

ロミオは虚ろな表情でアルフレド・コシーニに訪ねた。

「大丈夫だ。この大会は本当になんでもありだからな。セコンドの応急処置に関しても甘々なんだ」

「くそっ!昨日受けた傷口が開いて血が止まらねえ!!」

ファウスティーノがこぼした。コゼット戦での傷よりも、昨日受けた傷の方が、はるかに重傷だ。棄権させるのもロミオのためかもしれないと、アントニオは思っていた。

セコンドアウト!

ロミオは再び武舞台に向かった。

第二ラウンド

空中に飛んだり、アクロバティックな技などない。
ひたすら、拳で脚で、獲物で殴りまくる!足を止めての殴り合い!

「ロミオ選手、もはや気迫だけで闘っているとしか思えません。自分の攻撃を繰り出すことだけしか考えていない。コゼット選手の攻撃を一切ガードせずに闘っているんです。意識は果たしてあるのでしょうか?」

解説のジャービス・ペンデルトンは、ロミオの異常とも思える闘いぶりに危機感を覚えていた。どちらが勝っても良い。誰もが考える、当たり前のことだが…早くこの試合を終わらせなければ非常に危険だ。

「きえええええ~い!」

殴っても殴っても倒れないロミオにしびれをきらし、小手返しで地面に叩きつける!

すぐに起き上がるロミオ。

『こいつ…どうして倒れないのよ!もう終わらせたいのよ!』

更に攻撃を続けるが、ロミオは倒れない。

「そんな軽い攻撃で、僕を倒すことなんてできない。もっと重い攻撃じゃないと駄目だ」

コゼットは恐怖を感じていた。包帯だらけ、血だらけ、顔面は腫れ上がったロミオはまるでゾンビさながらだ。

「うわああああ~!」

コゼットはステッキを乱打。その全てがクリーンヒットしている。しかし、ロミオは倒れない。ロミオもオールを振り回す。

KO!

「もう…煙突に入りたくない…。熱い…母さん、ビアンカ、ニジマス釣りに行きたい…肉、喰う…」

「おいおいおいおい…大丈夫かよ。棄権させた方が良いんじゃねえか?」

ファウスティーノがアルフレド・コシーニにたずねたが、黙ったままだ。ロミオが決めるべきだと言いたいのだろう。

「手当をしてやれ」

「あ、ああ…」

アントニオが手際よく止血し、包帯を巻き直した。

観客席に居る「黒い兄弟」たちもロミオの異常な状態を心配していた。

「ううぅぅ…このままじゃ、ロミオが死んじゃうよ!」

ミカエルはすでに号泣している。

「アルフレド!止めるなよ!こんな試合、今すぐやめさせてやる!」

ダンテは言うなり、席を蹴って立ち上がり、武舞台に向かおうとしていた。アントニオ、アウグスト、ミカエル…アルフレドを除く9人が立ち上がった。

「や、やめろ!みんな!」

アルフレドの制止など一切聞かずに飛び出していった。武舞台への通路を走っていると、9人は見えない壁に弾かれた。柔らかく弾力のある光の壁だった。

「ロミオの邪魔をしちゃ駄目よ…」

「ア、アンジェレッタ!!!」

9人の目の前には、アンジェレッタが立っていた。

「これは、ロミオが決めたこと。今、ロミオの闘いをやめさせることが、真の友情とは思えません」

ダンテ、ミカエルはそれでも抗議したが、アントニオは2人をなだめ、観客席に戻っていった。

アンジェレッタは大きくため息をつき、SRS席へと引き返した。

『ロミオ…私じゃなくて、なんでマデーラさんなのよ!!!』

終焉

「ロミオ選手!武舞台に上がりましたぁ!」

実況も観客も大興奮。ただ、解説のジャービス・ペンデルトンは渋い顔で武舞台を睨みつけていた。

『こいつ…まだやるの!?』

コゼットの乱打!やはり、ロミオはこのラウンドもボッ立ちに近い。それでも倒れない。
血反吐を吐き、昨日受けた傷口から大量の出血。ゾンビのように起き上がってくる。

「まだ、やるかい?」

腫れ上がった顔で、ニヤリと笑いかけられ、コゼットはゾッとした。

「ひいぃ!」

大振りな技でロミオに止めをさそうとするが、隙をつかれてカウンターを受けてしまう。

「コゼット!恐れるな!このまま攻撃を続けろ!動けなくなるまで攻撃を続けるんだ!」

セコンドのジャン・バルジャンの頼もしい声。

コゼットは殴り続けた…。

「へ、へへへ…」

ロミオが倒れた―!!

「勝者!コゼット!」

勝ち名乗りうけたコゼットだったが、その表情は恐怖に引きつっていた。

アルフレド・コシーニ、アントニオ、ファウスティーノはロミオに駆け寄った。

「僕…負けたのか?」

「ああ、もう喋るな、ロミオ!」

ドクターたちが駆けつけた瞬間、昨日受けた傷口が一斉に開いた。傷口に応急処置をし、すぐに担架が準備された。

「ロミオ、もう大丈夫だ」

アルフレドたち3人がロミオの顔に手をおいた瞬間、3人は消えた。武舞台の外にいたジョバンニ以下5人の姿も消えた。

「私の攻撃が効いていたとは、思えないの…。もし彼が万全の状態であったら、果たして私は勝てたのでしょうか?」

コゼットはジャン・バルジャンに聞いたが、即答はせず、一瞬間を置いてから答えた。

「効いていたはずだ。それよりも、2回戦のことを考えよう。ロミオ戦のことはもう考えるな。お前は勝ったんだ」

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