キャラ崩壊、名劇のキャラが悪く書かれているシーンがありますので、嫌悪感を感じる方はブラウザバックお願い致します。
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注射器
「勝者!トマス・ソーヤ!」
勝者がコールされ、会場は大歓声に包まれた。
『もうすぐ…トムの筋肉が暴発するかも知れない。N・R・S(ネオ・ロビンソン・スペシャル)の副作用を確かめておかないと』
試合中よりも興味津々にトムの姿を見つめていた。
トムは全身の痛みに耐えていた。闘いが終わったというのに、筋肉の肥大化が収まらない。
「トムの様子がおかしいぞ!あんなに顔が青ざめている!」
「おい!先生よ!トムを治す薬持っているんだろ!早く出せよ!」
セコンドのアルフレッドとハックはロビンソン先生に詰め寄ったが、全く聞く耳を持たずに、トムの様子を伺っていた。
「うるさい!ガキどもが!トムは大丈夫だ。副作用などない!」
「そのケースの中に抑制剤が入っているはずだ。出すんだ。ロビンソン」
「お前は!カセラ!」
アルフレッドとハックはお互いに目配せし、ロビンソン先生に飛びかかった。あのケースの中にトムを治せる薬がある。何が何でも奪い取らねばならない。
ロビンソンは懐からスプレー缶を取り出し、2人に吹き付けた。ハックとアルフレッドは咳込み、しゃがみこんでしまった。催涙スプレーだ。すきを突いて、ロビンソン先生は逃走、カセラ教授がすぐに後を追う。
アンネットはまだ武舞台の上に居た。全身の痛みに耐えながら、アニタに体を預けていた。
「アニタ…お願い。トムを…トムを助けて上げて」
トムが壊れていくのを見過ごせない。
『アンネット…あんたってなんて優しいの!どこまで私を惚れさせるのよ!』
「合点承知!」
アンネットの体をそっと横たえた後、猛然とロビンソンを追った。アルプスで鍛えた健脚だ。素早さならハックやトムよりも遥かに上だった。近づいて催涙スプレーをかけられたらたまらない。数メートル手前で、愛用のムチを振るってロビンソンの足を絡め取り転倒させた。

「カセラ先生!早くトムに薬を!」
アニタがカセラ教授に向かって叫んだ。
追いついたカセラ教授が、ケースの中から抑制剤を取り出し、トムの体に注入した。
トムは意識を失いはしたが、筋肉の膨張は止まり少しずつ縮小し始めた。
「これで大丈夫よね…」
アンネットはカセラ教授が、トムに注射針を打ったところを目にし、安心して眠りに落ちた。
レミVS小さいマリア

「小さいマリア選手の入場です!マリア先生と比べて小さいですね!解説のクラウディオ(ロミオの青い空)さん?」
「ああ、小せえ」
「小さいですよ。ねえ?クラウディオさん」
「ああ、だから本当に小せえな」
トラップ一家物語の登場人物というのは知っている。残念ながら、視聴済みにも関わらず、アニメの内容も記憶に全く無いので、何も書くことがないという…。

とは言え、キャラクリは相変わらずの絶品。仕込み日傘という、これまた奇抜な得物です。座頭市の仕込み杖のようで、個人的にはこんな武器もお気に入りです。
「レミ選手の入場です!原作では男の子だったが、世界名作劇場では女の子!ヤフー知恵袋に散々に書かれていたけど、細けえこたぁ気にするな!世界名作劇場は壮大な二次創作!レミの外見的な美しさだけじゃない、心根、寛容さ、ひたすら前向きに前進する姿が、視聴者の心を撃ち抜いた!人生、即ち直進行軍であるべき!
どんな逆境にもめげない、血の繋がった両親だと思っていたが、自分は捨て子だった。旅芸人として多くの修羅場をくぐり抜けた。パリに着いてからは孤児たちを励まし、みんなの人生観を変えてくれた。何が起きても絶対に諦めない!くじけない!名劇ヒロインの英雄の一人と評価して良いでしょう。
『前へ進め!』世界名作劇場の起き上がりこぼし、レミ!」
セコンドには、当然恋人のマチア、師匠のヴィタリス、プレル弁護士が付いている。
「ほう…マチア、ヴィタリスは当然として、プレルをセコンドにつけるとは、レミのやつは本気だな。プレルは打投極の実戦派の格闘術を身につけている。おそらく、レミに基本を叩き込んだのだろう」
「なるほど…そんじょそこらの喧嘩屋とは違うわけですねぇ」
実況はクラウディオを当てこすったのだが、彼は全く気づいていなかった。
第一ラウンド
地獄のトーナメントの参加者とは思えない、よそ行きの格好。ピンクの日傘など手に持ってどこに行くのだろうか?
「あなたも芸人なの?」
思わずレミもたずねてしまうほど。

試合に入る前に、レミのキャラクリ、大好きなんですよ!前回は、対ポリアンナでそのお姿を披露してくれました。名劇レミはなんとなく色っぽい雰囲気ですし、そこが更に強調されていて良いです。武器は幽☆遊☆白書の時雨が使っていた巨大な円月輪のようなものなのですが、彼女は旅芸人なのでフラフープに見えてしまう。でも、そこがまた可愛いのです!
頑張ってほしいな…レミ。
なんだかんだ言って、彼女が『堀江美都子』女史演じる最後の希望なのですから。゚(゚´Д`゚)゚。
ポリアンナ✕
ジュディ✕
堀江美都子女史が演じた名劇中の名劇のヒロインが、2人もやられているんですぞ!異常なトーナメントと言って良い!
始めぇ!
しゃあ!連撃!
第一ラウンド序盤、レミの連携がよく決まりました。小さいマリアをフラフープの上に乗せて、転がす技!

染之助・染太郎の傘の上で何でも回す芸のやつ!
「いつもより余計に回しておりま~す!」
「ありがとうございま~す!」
昔の正月番組を思い出させてくれる。
いいよ!レミ!
すんごい頑張っている!
これ、本来なら日傘を持っている小さいマリアが、やらなきゃいけない技でしょ!
小さいマリアのお株を奪って、精神的に追い込んでいくぅ!
このまま一気に勝利かと思ったのですが、小さいマリアの攻撃がすべてヒットしていく。おかしいぞ!
「これは、レミがやべえぞ…!」
解説のクラウディオが叫ぶ!
あ・・・!

「マチア…もう駄目!」
マチアにやられてしまったかのようなw
傷
レミは、一度倒れてからの方が強いんだ。
劇中でもそうだった。どんなに理不尽な目にあっても、痛めつけられても、廃鉱山に閉じ込められても…その後はより強くなっていったのがレミなんだ!

レミ優勢かと思いきや、小さいマリアもかなり粘り強い。
HPが互いにギリギリに。

小さいマリアに追い込まれながらも、ここ!ここでレミの本領が発揮される!
炎の円月輪!
「これは、小さいマリアがやべえぞ…!」
解説のクラウディオが叫ぶ!
奪い返す!

これでタイになった!
小さいマリアの服もはだけた!
美少女の上着が弾け飛んだため、男の観客共が鼻の下を伸ばしかけたが…。マチアは目を両手で覆って、指の隙間からしっかり見ていたが…。
「な、なんだぁ!?小さいマリア選手!体が傷だらけだぁ!」
「小さいマリア、やべえぞ…!」
解説のクラウディオも叫ぶ!
マチアも驚いた。一体どれだけの修羅場をくぐったらこうなるのかと。
「す、すげぇ傷だらけだぜ…百戦錬磨ってことか!」
「マチア君、それは違うわ。これは修行中に自ら負った傷よ…。敵につけられた傷など一つもない」

こんな可愛い子が、死ぬような思いをして修行をしていたなんて…自分だったら、レミにこんなことさせられない。
「ブラの下も気になるか?我が夫となるものは更におぞましき物を見るだろう…」」
マチアは突然のことで絶句してしまった。
「やめなさい!マチアを…たぶらかすのはやめなさい!」
ファイナルラウンド序盤、レミがブチギレた!
「自分の恋人を眼の前で誘惑するとんでもない女!許すわけにはいかない!」
円月輪を何度も何度も叩きつける!

レミらしからぬラフファイト!
そして、さらなる猛攻!もう、このまま行けば勝てるんじゃないか?ってところまで追い詰めた。

「恋人だ、彼氏だと…?劇中に男捕まえて、いい気になっているヒロインはなんでこんなに弱いの…?」
劣勢になったと思われていた小さいマリアが怒涛の反撃。

「ジュディにせよ!あんたにせよ!弱すぎる!」
KO!!

「マチア…もう駄目…」
レミの服まで爆ぜてしまった…。
堀江美都子勢、一回戦で全滅です!
これで、Dブロックの試合がすべて終了。
Cブロック2回戦は、
ラッシーVSジェーン
コゼットVSベス
Dブロック2回線は、
デーズィVSウェンディ
トムVS小さいマリア
ジョオ、ジュディ、アンネット、ロミオ、ポリアンナが負けてしまったからな。
個人的にあまり詳しくないキャラが勝ち上がっているので、C,Dブロック二回戦の記事は控えめになりそうです^^;
ジェーンがどう犬狩りをするのか?
ベスがコゼットにどう向かい合うのか?
楽しみです。
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