漫画ウィザードリィ外伝 レビュー⑩ シェーラさん、ギルへ説法を垂れる!

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神の眷属である堕天使共を圧倒した4人。

何度も書いておりますが…この4人、トンデモなく強いです!

堕天使共はFC版2「リルガミンの遺産」に登場したセラフ、いやエンジェルかな。

今度は下に続く階段です。

警戒しながら歩を進めていると、なにやら念仏のような声が…。

呪文の詠唱のようです!

異変に気づいたのはルー。
そして、この詠唱が何の呪文なのか見極めたのがショウ!

何っ!?

もうすでに…特大元気玉みたいなのができてるよっ!

魔人ブウを消し飛ばしたやつじゃないスカ?これ?

むちゃくちゃしよる!

いきなり最強呪文を発動してきたということは、ギルも相当危機感を感じていると思われます!

「ハマン!」

ショウ!?

ハマンとは?
唱えるとレベルが1下がってしまう。ランダムに3つの願いが出現するので、プレイヤーはいずれか一つの願いを選択する。

  • モンスターをテレポートする
  • パーティーを治療する
  • モンスターを黙らせる
  • パーティーを回復させる
  • 魔力を増大させる

ルーが気づいた「詠唱」とは、ウィザードリィ世界での最強呪文「ティルトウェイト(爆炎)」でした。ティルトウェイトなどを受けたら、いかにこの4人と言えども消し炭になるか、例え生き残ったとしても五体満足とはいきません。

そのため、ショウは決死のハマンを唱え、相手の呪文を封じ込めたのです。
ショウは力尽きて居眠り^^;気絶しなくてよかったですが、大変な精神力と生命力を使用するのですね。レベルが1下がる程ですから、相当な負荷なのでしょう。

心配したルーが、「ショウ!」と二回も呼んであげているのでほっこりしてしまいました。ハマンでダウンしてしまい、緊張した局面なのに、何故かこんなところでニヤニヤしてしまうわたくし…^^;

寝言で、

「『ショウ』って、やっと呼んでくれたな…」

とか言ってほしかった。

ルー「もうっ!バカっ(´艸`)」

からの…下のコマに続けば楽しかったのになw

「本当に殺してやろーか?」

ルー!!

やめたげてよ^^;

思わず笑ってしまいしたよ。コマが縦になるほどですから、どーしても石垣御大はこのシーンを入れたかったのだとお察しします。

そして、ついにパーティーの前に迷宮の主にして、邪教の親玉「ギル」が姿を表しました。

ハマンの使い手がいた事に多少驚いているものの、切り札があるのか慌てている様子はありません。

サンザとルーが連携攻撃で斬りかかります。

このアイコンタクトは、前回の堕天使戦でもありましたね。ショウとサンザの連携攻撃です。サンザが煙に紛れて飛び出してから、ショウの剣圧で堕天使を屠りました。

今回はルーが剣圧を放ち、その爆煙に紛れてサンザがギルに斬りかかりました。

ルー!頑張れ!

男顔負けの気合と根性。それでいてこの美貌。
ますます好きになりますね。ルーの株がぐんぐん上がっております。

しかし、そう易易と首を取らせてくれません。障壁のようなもので攻撃を弾き、更にサンザへ大ダメージ。

ボロ雑巾のような姿で叩きつけられていましたが、戦闘不能というわけではありません。

今度は、ギルの攻撃、いや口撃です。

というわけです…。

これは漫画ウィザードリィの正伝でも言われてきたこと。
人類の力を強めるため、人と人同士を争わせるのではなく、古きもの共(モンスター)と人類を戦わせ人類を鍛え、進化させていくという考えです。創造主と思しき者が目論んでいる遠大な陰謀、いや、宗教団体として公の活動をしているわけですから陰謀ならぬ「陽謀」です。

約1000年後の「正伝」の世界では「古きもの共」は、人類全体にとって驚異ではあるものの、外伝の時代ほどの驚異ではない…ということなのでしょう。正伝の時代には、ティルトウェイトやラカニト、マカニトの使い手はゴロゴロいました。

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いや、まあ…、狂王の試練場でガッツリ冒険者やっている人とか、訓練場で鍛えている人たちはそうでしょうけど…。一般人にとって、コボルドやゴブリンですら怖いです^^;

ギルは人類を進化させたい。

今度は、シェーラさんの反撃です!

「御託はそれだけか?」

来たっ!

シェーラさんいわく、ギルたちは差別や争いのない理想的な社会を目指していましたが、「召喚の書」を手にしてから人が変わってしまい、淫らな儀式、無差別殺戮など鬼畜外道の所業を繰り返してばかり。

「そんなことで理想社会を築くことができると言えるか!」

いいね!!

いいですよ!シェーラさん!

もっと怒鳴りつけてやってください!ナイス説教です!
邪僧の親玉には説法を!

ギルは異界を知り、人の無力さを知ってしまったと。人類と化け物を戦わせて人類を強化するという大義名分があると。しかし、そんなのは何の理由にもなりません。

「すべてあなたの独善に過ぎない!」

すでにアレフのような思考に取り憑かれたギルには、全く通じません。

それにしても、ギルとのやり取りをしているシェーラさんが頼もしくて輝いています。この4人みんな個性的だし光っていますよね。

外伝はアニメ化してほしいですな。

シェーラさんの声優は榊原良子さんにお願いしたい。

二世の誓いだぁ!?

なんとなくですが…ちょっと「もぁっ…」としたセリフですな。想像はつきますが、ググって調べるぜ!

来世まで夫婦として連れ添おうという約束。

「二世の契り」というのですね。そうか…かつては愛し合っていたってことか。もちろん、「召喚の書」を手にする前の話でしょうけど。

古き者共を復活させる前に…ギルを斃さなければならないっ!

マリクト!

僧侶系最強呪文!
正伝でマリクトを放ったキャラはいませんでした。ティルトウェイト程の威力はないものの、ゲームで使うことは少なくありません。

そういえば、ゲームでマリクトを使う時は、割りと切羽詰まっていることが多くありませんか?一気に畳み掛けて全滅させなければ、こちらが危ないというシーン。Wiz1をプレイしたばかりの頃はよく使っていましたね。ワードナ戦では、ティルトウェイトとマリクトでゴリ押しして、吸血鬼共をすぐに倒そうと躍起になってプレイしていましたな…。

さて。

マリクトは直撃しました。

シェーラさんの鎧もボロボロですね。

効いていないだとっ!?

呪文も剣圧も通じない。ハマン、マハマンは効くけど、使い手であるショウはダウンしていますからね…。

うん?

いや、効いているぞ!!

ひげが全部消し飛んでいるっ!!

ハハハ…!
強がりやがって…。

ギルのヒゲは特別な魔力を秘めたアクセサリ的な装備だったのかもしれませんな~。

分析すると、これくらいの力を秘めていたんでしょう。

アイテム名:ギルのあごひげ

AC:-5
付属効果:回復+5
抵抗:各種呪文、ブレス攻撃全般(炎、冷気、毒属性、石属性) 、毒攻撃、マヒ攻撃、石化攻撃、暗闇攻撃など

ヒゲが無くなったのは、石垣環御大の誤植などではありません。「彼岸島」の松本光司先生が時々やらかすようなことはしないんだ。

このヒゲは後々のキーポイントなるはずだと…思うております。

「ま、まさかあのときのダメージがっ!?」

とか言って、下顎をスリスリするギルも見てみたい…。

今日はこれまで!

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