どうも!にわか「小公女セーラ」ファンのウィズの輔です。
最近Tweetしました「小公女セーラ」の亜種について、ネットでググって見たんですよ。
「セーラ娼伝!」というパロディ小説を、こちらのブログで発見いたしました!
セーラの長年のファン、セーラマニアであればすでにご存知のことかもしれません。
セーラもラビニアもラブリーです。
アニメ「小公女セーラ」の18禁パロディです。胸の悪くなるような表現はほとんどなく、カラッとしたエロパロディです。不謹慎なギャグや、11歳の女の子が売春するような小説はけしからん!と思う方はブラウザバックしてください。
ロミ空をメインに書いているライブドアブログhttps://kinomikinomamayo.blog.jp/に書こうと思いましたが、ものがモノなので、下手をするとブログごとバンされかねず、独自ドメインのこちらに書くことにしました。世界名作劇場繋がりですから、おあつらえ向きです。
感想:とても楽しく読めました。
ミンチン学院から娼館へ…。ピーターと…
「月刊OUT」という雑誌の86年3月号に掲載されていました。
86年と言ったら、まだ私が小学校一年生でした。当時こんな雑誌は全く知りませんでした。
アニメ本編で放火の疑いをかけられ、ミンチン学院から放逐されたところから始まります。出だしから大変な勢いで、娼婦として生きていくことに腹をくくったセーラの明るい性格が全開で話が展開していきます。
キラーワード、パワーワード、ブラックジョークの連続です。
生活に困ったセーラが働き口を探していると、マッチ工場の女将さんから「マントル」を紹介されます。マントルという言葉には傍線が引かれており、物語の終わりに注釈があります。
「②マンショントルコ。死語。知らない?」
全然注釈になっていません。
トルコ風呂はかろうじてしっております。いわゆるソープランドです。マンションがなぜついているのかわからなかったので、Google検索してみました。「マンションで違法にソープランドなみの商売すること」だそうです。
あのセーラの口からもとんでもない言葉が飛び出します。
「男の人と○×△□するんでしょ」
「私は生理もまだだけど、子供のできる心配がないと思えばいいわよね」
「お仕事を始めると、やっぱり痛い思いをするわけでしょ。それにはピーター、あなたぐらいの人のほうが、痛くなくていいんじゃないかしら、と思ったの…」
第一章の時点で、セーラ像を木端微塵にぶち壊してくれます。
「終章」の話が本当であれば、小公女セーラの放映中にこの小説を出そうとしていたようですね^^;放送終了後間もない1986年3月に月刊誌に載せてしまうのも大変な勇気だと思いますけど…。
ピーターはピーターで、「おいらは初めてでも痛くない、タンポンのジュニアサイズとでも言うんですかい…」と心のなかで減らず口。
とりあえず二人は結ばれました…。これからの事は考えず、第一章で物語を止めておけば、ピーターとセーラカップル成立でハッピーエンドでした。
編集部の内輪ネタ?
「第二章代表娼婦」では、セーラが数々のお客様をおもてなしします。
何故かピックアップされるのは日系人やら日本人ばかり。しかも、編集部の内輪ネタなのか、はたまた当時の芸能界のネタなのか…よくわからない展開が続いていました。
イニシャルネームの方がずいぶん登場していましたね。
注釈③の「ネーミングに他意はございません。ねっ、典子姉ちゃん♡愛してるわっ」などと言われても、さっぱりわかりません。
客の一人が、ネクタイをエミリー人形の首に巻き付けぶら下げ「フランク永井…」と言いました。
フランク永井は聞いたことあるようなないような?ググってみたところ、1985年(昭和60年)10月21日(当時53歳)、自宅の階段でロープを括り首吊り自殺を図ったそうです。未遂に終わりましたが、脳に障害が残ったとのこと。
お笑いにしてはかなりブラックだし、笑うに笑えません。不謹慎であり、今の価値観ではドン引きしかできませんが、当時はこのようなブラックジョークもありだったのでしょう。TVも今の倫理観では、品性を欠く番組がたくさんありました。現代の令和5年の価値観で1986年3月の「セーラ娼伝!」を批判しないでください。広い心で読み進めてあげてください。倫理観の問題があるものの、今よりずいぶん自由な時代でしたね。
ラビニアとアメリア先生が…!
ラビニアがセーラをせせら笑いに、いや、セーラを救うべく娼館にやってきましたが、セーラの圧倒的なテクニックで陥落させられてしまいます。
セーラのあまりのふしだらぶりに業を煮やしたミンチン院長は、妹のアメリアを使いに出し、セーラを止めようとしましたが、アメリアも陥落。
足取りもおぼつかぬアメリア先生が、頬を紅潮させたまま戻ってきた。心なしか瞳も潤んでいる。
アメリア先生もご乱心です。
「中略。あの肌、あの唇、あのテクニック!彼女さえこの学院にいてくれれば…、学院を追い出したりさえしなければ、私達売れ残り・行かず後家姉妹は夜毎ほてりを自制して虚しく眠ることもなかったんだわ!!セーラ恋しや、ほーやれほー、あああああ!愚かな姉をもったために!愚かな姉を持ったがためにぃ~~!!」
クリスフォードさんが娼館にやってきて、サービスを受けている内にセーラ・クルーだということがわかり、下半身が立たなかった同氏が立ち上がり、セーラも一緒に跳ね回り、小公女として復活しました。
セーラパロディが好きな人、ショックを受けても楽しめる人だけ御覧くださいね。
イラストはとても可愛くて大好きです^^
原作も読んでね!
コメント