ワードナを斃し、ついに魔除けを手に入れたパーティー。
エリスが魔除けに触れた途端、超常現象が発生。
私も一通り読んだのですが、正直に言いますと、感想は忍者のトンビ君と同じです。
石垣環御大が伝えたかったことと、私の解釈が違っているかもしれないので、広い心で御覧ください。
第12章真実
戦いを繰り返すことで人類を進化
魔除けがパーティーたちに見せる記憶。それは魔除けの持ち主の記憶、そして、人類の血の記憶だとのこと。人類と言っても、人間だけでなくエルフやドワーフ、ホビット、ノームも含まれています。
かつて、「人間族」以外の人種であるエルフやドワーフ、ノーム、ホビットは平和に暮らしており、争いごともなくのほほんと暮らしておりました。
そこへ、人間族が登場し、欲望の赴くままに自己の欲求を満たさんがために、戦争が起こるようになりました。
魔除けの主(この漫画では神でしょうね)は人間族の飽くなき欲求に注目したのでした。
職業や善・悪・中立の属性が生まれていった…と。
さらに神自身も急激な変化を望まない自分と、望む自分に分裂しました。
トレボーもワードナも元は一体でした。
人間の進化を促進するために、戦争を繰り返し、戦乱の世から生み出される突然変異と思われる人々でした。Wizardryのゲームキャラメイキングで、ボーナスポイント30以上を叩き出すキャラたちですかね^^;
戦いを繰り返すことによって、人を強く進化させる。
トレボーは、自分の飽くなき欲望のままに侵略を繰り返したけれども、人類同士が争い、人を浪費するのは、ちょっとやりすぎだよねってことで、「古き者共(モンスターたち)」を復活させて、人類と魔物が争うように仕組んだと。
アルカード様、怒る!
トレボーが大事にしていた魔除けを撒き餌にして、世界各地から命知らずの連中を集め、魔物共と戦わせる。魔物共もめちゃくちゃ強いけれども、人類が克服できないほど強い連中ではないから、人類進化のための当て馬としては格好の材料…とのこと。
アルカード様は、自分たちが駒にされていたことに気づき、怒りを抑え切れないほどに。
ワードナの配下になっていたとはいえ、やすやすと配下になったのではなく、抵抗したわけですからね。それから配下となり、苦節30年。報われることなく、敵陣営に埋伏。
しかし、幸か不幸か秘密を知ることになってしまったという…。
普段冷静なアルカード様がっ!こんなに怒るなんて!
悪魔族の巨魁であるマイルフィックですらも…ワードナ、いや、こいつの掌の上で踊らされていたというのか…。
しかし、魔除けの主にとって誤算が起こりました。
トレボーがワードナのことを自分の影だと喝破し、魔除けの主の存在についても知られてしまったことでした。
ワードナと一つになってしまったトレボーを、「魔除け」は危険視し始めました。
このまま「魔除けの主」を凌ぐような力をつけさせてはならないと判断したのでしょう。「魔除け」はトレボーを操り、片っ端から女性たちを手籠にし子供を産ませ、トレボーの「人外な血」を大量にばらまきました。成長した子供たちが、やがてトレボーを倒すであろうことを期待してたからです。トレボーを止めるにはトレボーの血しかない。
トレボーの血を引いているカルラやリョウが、今まさに行っていることなのです。掌の上で踊らされているのは、全人類。
まさに、現代の陰謀論。
国際金融資本、世界銀行、軍産複合体、エネルギーメジャーみたいな考え方で世界を操っていく!
ただ、魔除けの主にとっても、目の上のたんこぶがありました。エリスとリリス、巫女の存在でした。
知ることは進化につながる…。
何となくわかったこと
魔除けの主は、人類をなんとか進化させたい。
魔除けの主は、創造主とまではいかないけれど神のようです。
人間の欲望の強さに注目し、全人類の進化を企てた。
戦争や争いを繰り返すことで人類進化。
突然変異の強力な人類が誕生し始めた。
トレボーが誕生。予想以上の成長。
人類同士を争わせて浪費するよりも、古き者共(魔物)と人を争わせた。
トレボーはワードナと一体であることに気づきワードナを吸収した。
一体どうなるのか!?
トンビ以下の理解力しかないウィズの輔なので、今回はツッコミなどを入れるスキがなく、あらすじを追うだけの記事になってしまいました。
漫画ウィザードリィに詳しい諸先輩方、ブログの方にコメント寄せてご教示いただけると幸いでございますm(_ _;)m。
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