ショウとルーの間のわだかまりも消えつつあるどころか、距離はどんどん縮み始め、恋愛関係にすらなりそうな気配。ほのぼのとしてきました!
いや…コカトリスなどの強力な魔物に襲われたり、厳しさが増してきています。ほのぼのしているというのは、私の歪んだ感想ですのでお構いなく^^;
牙の教団との戦い
ギル率いる教団は「神に選ばれた優秀な人間が世の中を治めるべき」と思っているイカレ集団であるとのこと…。
実況「Kid選手なら、K-1ルールでこの選手と戦うとしたら、どうやって攻略されますか?」
「俺ならぁ、タックル行ってぇ、マウントとってぇ、ボコボコぉ」
故山本“KID”徳郁、自称神の子。
ふと、彼を思い出しましてな…。
ところで、ギルの教団は自分たちが神の子だとは思っていないようですね。
「神に選ばれた優秀な人間」
本当にそうなれば、天下泰平になる気がします。
何を基準に優秀と決めるのか?その辺はっきりしていれば、ついてくる人も多いと思います。
ひっきりなしに戦争している国ばかりだと、このような宗教に救いを求めてしまうものなのかもしれません。とは言え、ギルの「牙の教団」は邪教です。叩き潰さなければならないのです。
玄室の扉の前にたどり着いた、サンザご一行様。
ルーは扉の向こうに5,6人の敵が息をひそめて待っているのを見抜きました。
「扉ごと片付けるから」
と言って、前に出たルー。ウィザードリィのゲームで扉を壊すだなんて…そんな、そんな…。
シェーラさんは「やらせてみたら」と一言。
割りと冷静だな…今のところは…。
次のページを見ると、ルーが言った通り、僧侶系、司教系と思われる雑魚キャラ共が手ぐすね引いて待っていました。
「準備はいいか?」
「でてきたらすかさず攻撃呪文DA!」
「裏切り者シェーラは殺せ…」
ふひひ…扉の前に近づいて来るがいい…。
殺される準備ができたのを見計らって…、
ルーのパワーゲージも給油満タン!
両目が怪しく光る…!
ショウよ…よく見ておくのだ…。すでに剣を交わしているから知っているかもしれないけどな。付き合い始めの頃や新婚の頃はまだ良い。結婚して夫婦喧嘩が増えてくると、こんな目で睨みつけられるようになるんだ。悲しいけれど仕方がないんだ。そこは覚えておくんだ。
でも、やっぱりルーはカッコいいな!凛々しい女性キャラを描くのが本当にお上手です。石垣御大!
行ったぁあ!!
なびいている髪が…なんてきれいなんだっ!
扉をぶっ壊し、扉の前にいた雑魚数人も絶命。すんごい…。
正伝を読み終えた私が言うのもなんですけど、これって「サムライトルーパー」に出てきてもおかしくない技っすよ^^;双炎斬!!
鎧パワーなんだ。
ロードの一撃は山をも吹っ飛ばす。
うん、たしかに強い。これさえあれば、ウィザードリィゲームのラハリト以下の呪文はいらないよな^^;
サンザ曰く、雲霞のごとく敵が押し寄せてくるとのこと。流石にルーも驚いておりました。
ファイナルファンタジーシリーズのプチメテオのような攻撃を見せつけられても、さすが狂信者の集団、全く怯みません。迷宮に潜んでいるごろつきのレベル7ファイター、レベル8ビショップなどでしたら、算を乱して逃げるのでしょうけど、邪教を信じ切っている連中は不気味です。
「殺られる前に殺らなきゃね」
シェーラさん!?
いつも冷静なシェーラさんが…後衛にいなきゃいけないシェーラさんが…一人で突っ込んでいった!
これはなにか訳ありです!
サンザがショウに彼女を止めるように頼みます。「牙の教団」と出会うと、逆上し我を忘れてしまうと…!
ロードス島戦記の女版オルソン状態!
ちょっとしたバーサーカーとなって…粉砕のメイス的なもので、白兵戦を演じてしまうのか!?だとしたら、かなり危険です。いくらなんでも数が多すぎます!
ラハリト!!
モブ司教、僧侶共を猛炎で燃やし尽くす!並の司教、僧侶であればラハリトで充分絶命させられるはず。が、敵は全く怯みません。
「裏切り者シェーラは殺せ!」
また同じセリフ!
上等だ!
前へ出過ぎてしまったシェーラさん。敵の放ったモーニングスターのようなものが飛んできた!
危ない!
!!?
ショウ!!
カッコいい!
でも、ここはサンザに来てほしかったな。石化させられて大した活躍が出来ていませんでしたからね、ショウが男を魅せてくれる場を作ってあげてもいいでしょう。
女一人に…
寄ってたかって…
人間のクズが…
「胸当て」を装備した…サンザもどきな僧侶を一刀両断!
とは言え、敵は圧倒的な数です。
ブチギレたショウはなんと、「シェーラさん、攻撃呪文を唱える必要はない、コイツラは俺が片付ける」と豪語しました。
グループ攻撃呪文とは…?
特大級の剣圧を放つつもりか…?
いや、よく見ると段平を地面にぶっ刺しています!
一体何を…。
詠唱を始めたショウ。
ホウライ国に伝わる奥義を使用するのかと、呪文でないことは確かだとこの時は思っていました。シェーラさんにも使うなって言っているし。
「何!?侍か?」
と、リーダー格も驚いています。
すぐにモンティノを唱えるよう指示します。
モンティノ’sの総攻撃!
これです!
石垣環御大のWiz漫画の魅力は!呪文封じの呪文でこれほどの緊迫感を出してくれる。呪文を唱えられるか、封じることができるかという攻防。メラゾーマぶっ放して、直撃して「き、効いたか!?」なんて生ぬるい展開じゃないんだ。呪文の威力は強いのです!
が、指揮官の指示はあまりに遅すぎた。
「遅い!」
ラカニト(窒息)!!
これを目の当たりにしたシェーラさんは驚きを隠せません。
「近年、メイジでも使える者はほとんど居ないはずの高位呪文-」
正伝に登場した「狂王の試練場」が生み出される前のこの時代において、ラカニトの使い手などほとんどいなかったのでしょう。となると、やはり狂王の試練場は、数々の猛者を生み出したワードナ或いはトレボーが描いた「人類の進化」を実現させたとんでもない迷宮でしたね。
「マカニト…」
ラカニトよりも1段階下の呪文ですが、涼しげに軽々と唱えてしまうエリスってやっぱり強いなと。
つまらないツッコミですが…攻撃呪文なんか必要ないって言ってたのに…やっぱり攻撃呪文かい!
「ラカニトなぞ…」と、生き残った指揮官も驚いていましたが、すぐにショウに一刀両断されてしまいました。
本当に強いぞ…このパーティー。
ルー、ショウのずば抜けた剣圧。しかも、ショウはラカニトまで使えます。サンザがちょっと霞みがちなのが心配です。いや、こんなことを言っては失礼です。Twitterでは「裸忍者サンザ」が所狭しと暴れまわっています。きっともうすぐ大活躍してくれるはずです。
ルーがショウに大事な質問をしました。
戦場で戦ったとき、ショウは呪文を全く使わなかったそうです。ルーはショウが手加減をしていたのではないかと問い詰めてきました。
「呪文を使って戦うのが性に合わない」
「呪文を使ったことは一度もない」
呆れ果てるルーたち…。
心の剣~やさしさ~だよ…!ロンリー・ハート♫
戦の最中手加減されていたと思っていたのでしょう。ルーはまたショウに喰ってかかります。イチャイチャしてしまうほど、この頃は余裕があるんですよね^^;あ~早くカップル成立してくれないかな。それにしても、この二人が加入してくれたことで、サンザもシェーラもだいぶ楽になったでしょうね。ロストした戦士と魔法使い以上だと思いますし、前にいた魔法使いはラカニトも使えなかったのかな…?と、シェーラさんの反応をみて思いました。
が、イチャつけたのもつかの間。すぐに数十人の狂信者たちがやってきました。
「畏れるな!」
「呪文さえ封じてしまえば」
「戦士と大差はない」
わかっていないな…。呪文よりも怖い攻撃があるということを…。Wizゲームにはなかった技を主人公たちが使えるということを…。
一振りで狂信者共らを殲滅!
「楽な戦いなぞ、戦いのうちには入らない」ショウ談。
続く!!
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