漫画ウィザードリィ外伝 ギルの迷宮 レビュー④「バディアル」

※本ブログでは記事中に広告情報を含みます
にほんブログ村 ゲームブログ レトロゲームへ 

前回まで。

奇妙な老人が現れた…。まさかディンク!?※ディンクはダイヤモンドの騎士に登場する敵のおじいちゃん。

なわけないね。

この迷宮で暮らして疑問に思うことは?

謎の男…このローブの男は一体何者だっ!?

全くわからないけれど、迷宮で戦うサンザたちを安全地帯にテレポートしてくれる上に、食事や飲み物も準備してくれるというお方。何か大きな目標があるために、彼らを利用しているとしても少なくとも敵で無いことは確か。

しかも、お料理まで準備してくれるなんて。サンザは完全に胃袋を掴まれているご様子(^_^;)
男は胃袋掴まれると弱いからね。

先に迷宮へと誘われた先輩のサンザとシェーラの日常を知ることになったルー。

部屋には食料やらなにやらがあって、飯食って一休みして再び出かける。そんな日々の繰り返し。

「何の疑問も抱かないの!?」

うん、ホントですわ!

ルーが初めてまともなことを言った気がする…^^;

そんな余裕なんて無い。
自分の身を守るので精一杯。

そりゃあ、そうだわな…。今でこそ戦士系が3人、ビショップ1人居てかなり安定していますけど、ちょっとの間とは言え、シェーラとサンザ二人だけでしょ?無理ゲーにも、縛りゲーにも程がある!この二人はおそらくマスタークラスでしょうけど、たった二人でうろつくのは命を捨てるようなもの。

お酒の量、ハンパじゃないっすね^^;私はお酒飲めないのでわからないのですが、高級そうな酒瓶がたくさん置いてありますね。シェーラもかなり飲みそうです。司教なので宗教によっては禁酒もあるのかな…なんてつまらないことを考えてしまいした。

ただ、ショウは食料や酒よりもあの老人が気になったようです。誰かに似ているのか?この辺の伏線もしっかり出していくぅ!

ギルの姿が!

場面変わってギル。

この迷宮のラスボスです。

召喚の儀式を行っていました。
古き者共、つまりモンスター達を召喚させるためには、「召喚の書」を解読し呼び寄せなければならないようです。下級悪魔、魔法生物系、アンデットなど相当蘇らせたのでしょうね。

側近がシェーラに関する報告をしていると、「シェーラは惜しむべき存在」であると、ギルがつぶやきました。ってことは、シェーラは以前この怪しげなカルト宗教団体に属していた過去があるのでしょうね。あるいは彼の恋人か愛人だったのか…?

そんなことを考えていると…ついに何者かが復活したようです!背中に翼を4枚生やしている天使。いや、こんなのは天使じゃあない。おそらく堕天使。ぱっと見中級程度のモンスターか?幽遊白書で言うところのC級妖怪程度だと思われます。それでも充分強そうですけどね^^;

そこそこの大物感!

「ならば、礼をせねばなるまい-」

からのっ!!

「バディアル!!」

www

そんなもんかよ…!堕天使の一撃ってなあ、こんなもんかよっ!?

ギルの側近でも跳ね返せるぜ!ずる賢そうな側近化と思いきや、巨大な人外キャラ相手に立ち塞がり、更に呪文を無効化させるとは、実力と忠誠心はなかなかのものです。ギルも良い部下を持ちました。

堕天使さんも「!」ってなっているし、ビビってるビビってる!

そもそも…私自身ウィザードリィをプレイした過去を振り返ってみると、「バディアル」を唱えた回数は、10回ありません。はっきりした回数は覚えていませんが、自信を持って答えられます。

10回も唱えたことはありません!

バディアルとは…「LV4僧侶系呪文である。呪いの言葉を唱え、敵1体に2~16ポイントのダメージを与える」

LV4僧侶系呪文には、HPを回復させるディアル。毒消し魔法のラツモフィス、常時ACを2ポイント下げてくれるマポーフィックと、大事な呪文が目白押しなのです。探索の要となる呪文が多いのですよ。誰が好き好んでバディアルを使うのか…?バディアルを覚える頃は、敵も強くなっているし、バディアル一撃で死ぬ敵も少ないです。しかも単体攻撃呪文。パーティーにいる魔法使いは、強力なグループ呪文を唱えられるようになっており、バディアルが非常にしょぼく感じる時期です。

ぱっと見、9ポイントくらいの威力だよな…。

この堕天使さんたちも本調子ではないのでしょう。絶好調ならバディアルマとか唱えられると思うんですよ。

それにしても、石垣環御大の魅力をまた一つ見せてくれました。

ゲームでは滅多に使わない呪文にスポットを当ててくれるのが嬉しい。しかも迫力ある描写なので、バディアルと言えども、あたったらかなり痛そうな呪文なのだと思わせてくれます。沈黙呪文であるモンティノですら、大迫力で描いてくれるのですから当然ですね。

「人の心を食糧(かて)とし神の眷属として強大無比を誇った種族。長き眠りによりその能力の大半を喪失したか…」

やはり…。

本来はもっと強かったのでしょう。
召喚の書の契約は相当強いのですね。古き者共も本の所持者には逆らえないということなのでしょう。手を貸してくれれば、古の栄光をその手にできる…と、約束ではなく命令しました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました