ウィザードリィ外伝・第1部 ギルの迷宮が始まる!

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いつも親しくして頂いているソルバルウさんから、ギルの迷宮がヤフオクで出品されていることを教えていただき、すぐに入札いたしました。

送料込で700円程度で、当時の定価が900円。この本のレア度を考えると妥当どころか大変良心的な価格です。
また、第2部もソルバルウさんの情報提供のおかげで落札できました。

ソルバルウ(@SOLVALOU1983)さん /、本当にありがとうございました!

Wizardryのストーリーは決して難しくありません。

  • 悪の魔道士を倒す。
  • 宝珠や杖を奪い返す。
  • 悪の大魔道士を操って地上を目指す。

ゲームオリジナルのストーリーに、人間ドラマを肉付けしていく御大のウィザードリィ漫画。今回は外伝です。一体どんな話なのか。

さて。

ギルの迷宮。

簡単なあらすじを。

この物語の舞台は、石垣環御大の『漫画ウィザードリィ』正伝から約1000年前のお話です。
東方のホウライ国、西方のリルガミン国が覇権を争っている時代でした。

この作品の主人公と思われる二人、ウィザードリィ正伝のエリスと思われるロードっぽいエルフ、侍大将と思われるイケメン男性。戦の真っ最中に、どこか別の世界へ転送されてしまいました。

ル・ケブレスに見出された二人は、先にこの世界に転送された二人とともに、迷宮に棲む悪の魔道士「ギル」を倒すというお話です。

ル・ケブレスから、この迷宮に転送させられた理由を聞かされました。
この迷宮に先着している二人との会話を見ていると、リルガミンのお姫様を知っているってことは、時間軸はともかく別の世界というわけではなさそうです。

キャラ紹介

長い間敵対していたホウライ国とリルガミン国、それぞれの大将が一緒にいるわけですから、もめないわけがありません。そんな二人を見かね、先着の二人が仲裁に入り、とりあえず自己紹介。

ホウライ国の侍ショウ!

リルガミン国の姫将軍ルーシィディティ、通称ルー!

ビショップのシェーラ!

そして…ニンジャのサンザ!

この御方が…忍者のサンザ!
ネットではヌードばかりなので、ものすごく違和感を感じますw
「サンザが服を着ていて、初見の方は驚くかも」と、Twitterで言われていました。
鎧を身にまとっているサンザも素敵です。いや、むしろこの方が忍者っぽくて様になっています。Wizardryのゲームでは、忍者は武具やアクセサリを装備していない状態で、レベルが上がっていくとアーマークラスがどんどん低くなり、普通のRPG風に言うと「防御力が高く」なります。

ルーの右肩あてがカウンタックの扉以上のガルっぷり!
後ろ振り向く時、見づらいだろうな~。肩当ての先端に斬撃を受けたら、シーソーの要領で肩口のところが跳ね上がって、右頬を強打しそうな気がしてちょっと心配ですね。

いがみ合うルーとショウでしたが、忍者のサンザが「意外にも」調整力があり、二人をなだめてくれました。

サンザ「噂に名高い姫将軍様か-これはこれは」

ルー「そんなのどうでも良いわ

サンザ「さすが姫将軍!きりかえが早い!!」

ルー「世辞はいい」

ことごとく姫将軍にあしらわれていますけど、このやり取りは大事です。周囲の者たちが腰を低くして接してくれたのが、彼女にとっての日常。まずはご機嫌を取ってから、自分たちの話を聞いてもらえる体勢を作ってもらう。

サンザは「意外にも」調整力があると、上述しましたけど、初見者にとっては意外でも何でもありませね。意外と感じたのは、私がただ単に「裸忍者サンザ」は黙々と手刀で敵を斬り刻むクールなキャラクターだと思い込んでいただけです。いや、思い込まされただけなんです!別に思い込まされたのが、嫌なわけではないですよ^^;

キャラの年齢設定が絶妙

それにしてもですよ。

この4人のキャラをご覧なりましたか?

年齢層が絶妙なんですよね。
他のファンタジー漫画のように、10代のキャラだけのパーティーじゃないんですよ!

シェーラさんはクールで、過去に何かありそうな訳あり美女。年齢も20代半ばから後半かと察せられます。同年代の女性と比べて、酸いも甘いも知っている人生経験豊富な佇まいが美しさを更に醸し出しております。

サンザは30代かな?一昔前にはこの世界でも時々見かけた、40代で若作りしようとしている人の髪型に少しコケた頬。私の中学の担任がまさにこの髪型でした^^

サンザは陽気とは言えないまでも、パーティーが険悪な雰囲気にならないよう配慮できる人です。パーティーの雰囲気がマイナスになっても、彼が必ずゼロに戻してくれる。おちゃらけキャラでもなくムードメーカーではないので、プラスにすることは出来ない。でも、穏やかな空気を作ることには長けている…サンザ、初登場時から好印象を与えてくれました。

忍者って無口で冷酷で、味方としても気を許せないダークなキャラになりがち…と、私は勝手に思っているのですが、石垣環御大の忍者は割りと「モルグ」っぽいので見ていて安心です。ジャドは大嫌いですけどね。

なんだかんだと書きましたけど、サンザを4文字で評価すると「イケおじ」です。

ショウについては、まだなんとも言えません。
年齢的には20代前半か、年を取っていても25歳くらいかな。
ストーリーが進むにつれ、個性が弾けていくはずです。第一印象は真面目一徹。しきたりにこだわり、侍としての生き方を踏み外さないタイプかなと思っています。状況によっては清濁併せ呑むことができる人でしょう。彼さえ落ち着いてくれれば、姫将軍もピーチクパーチク騒がないと思います。

ルーシーディティは、エルフの姫将軍。ちゃきちゃき娘です。20歳いっているか…いや、10代後半のような気もします。
ここに転送させられたということは、現場の指揮官としての統率力のみならず腕っぷしも相当なはず。まだまだ状況が飲み込めず、仇敵の大将がそばにいるため殺気立ってしまうのは仕方がありません。なじんでくれれば陽気なキャラになってくれそうですね。正伝で言うところのリリス。しっかりものでたくましいリリス的なポジションになってくれたらいいのにな^^

おそらく、ショウとくっつくはず。美男美女カップルとして助け合いながら、迷宮のモンスター共と戦ってほしい。

コマの端っこにある小さな吹き出しが楽しい

ちょっと先のページですが、メインのセリフ以外の「吹き出し」が多いのも楽しみの一つです。正伝のころも時々見かけましたが、外伝を見ると面白いセリフが詰め込まれていて、御大も心なしかこなれている感じがしますね。

「ゲロゲロ」

はものすごく時代を感じます。
小学3,4年生の頃、嫌な気分になった時「ゲロゲロ」って私も使っていた覚えがあります。もう30年ほど使っていないので、今度機会があったら、勇気を振り絞って使ってみようっと。リアルで使う前に、まずはTwitterで使っていこう。そして、Wiz系のツイ民から浸透させていこう。

「鈍感女!」

からの・・・

「てめえこそ手が遅いんだよ!!

ですからね^^;

は、いろいろな意味でかなり酷い文句ですね。場合によっては一番傷つく言葉かもしれません。まあ、この手の言葉がすんなり出てしまうショウ、それを聞いても傷つかないどころか、「ただの悪口」程度に思って怒鳴り返すルー姫将軍…二人共未だ未だなのでしょうね。

サンザがシェーラに「この鈍感女!」なんて言い放ったら、迷宮もろともふっとばされそうですけど。

石垣環御大の漫画はやっぱり楽しい!書いていて面白い!ストーリーも良い!

それなのに…今回はキャラ紹介のような記事で終わってしまいました。ご勘弁くだされ。

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