レッサーデーモンを退治し、なんとかトレボー城下へと帰還したサコン一行。
ただ、リョウもリリスも大怪我をしたようで、リョウも体がガタガタだし、リリスも気を失っていたのか、また死んでから復活したのかわからないような状態でした。
私はウィザードリィをプレイしたてのころ、宿泊システムがよくわからず、「馬小屋で寝てもHPが回復しないじゃないか!何だこりゃ?」と思ったものです。HPは回復しないけど、MPは全快します。僧侶のMPを回復させて、傷ついたキャラを癒やす。
お金の節約にもなりますが、大事なのは「キャラの老化を防ぐこと」なのです。
シルヴィア姐さんと一杯
何故か馬小屋以外のホテルの部屋に泊まると、宿泊したキャラだけが老化していくんですよね。何週間もかかって傷を癒やすので。
Aさんはスイートルームに1週間泊まると、1週間分加齢するけど、同時期に馬小屋で一泊しかしていないBさんは1日分しか加齢しないという…。
この辺はさておき。
まさか、漫画ウィザードリィでもそれをやるのはおかしいので、みんなそれなりの部屋に宿泊して休息しております。お金だけはありまくりなので、ホテル住まいです^^;
さて。
レッサーデーモンなんてまだマシな方。
確かに最下層の極悪連中と比べたらですけど、厄介な相手には間違いない。
ミリアさんはホテルの前まで来て引き返しています。リョウに会いに来たのでしょうけど、リリスの見舞いをしているだろうと思って、遠慮したのかもしれないですね。
手足がぶち斬られたり、剣で頭をかち割ったりと、血しぶき展開の漫画ですが、たった3コマで女性キャラが悩み苦しんでいる姿もバッチリと描写していきます。大好きな展開です。
モヤモヤとした思いを抱えながら、ミリアはギルガメッシュの酒場へ。
やっぱり、冴えていなかったのか…ミリア。
いくら高レベルの僧侶とは言え、ギルガメッシュの酒場で女子一人飲みは危な過ぎッス!
悪酔いしそうな夜じゃないですか…ひとり酒で酔いつぶれたら、男どもに何されるかわかったものじゃありません。
シルヴィア姐さんが来てくれたので安心。
最後のコマで「一人で飲みたかったのに!」的な顔はしないであげて^^;!
迷宮では生きるか死ぬか。そんな時にあいつが嫌い、こいつが嫌いだと個人的な感情に振り回されている場合ではない。三角関係、四角関係…そんな状況にあった、シルヴィア姐さんがまだ10代の頃のお話。
思春期、感情に振り回されやすいお年頃で恋愛沙汰なんてあったら、大荒れになるのは当然。
悪の忍者が関係をぶち壊したそうです。
関係をぶち壊した忍者はジャドだな、こりゃ。
自分がリョウのことを好きだというのは、シルヴィアさんに相談済みだったようですね。
気持ちの問題だから「元彼に似ているからって惚れちゃ駄目よ」なんて野暮なことは絶対に言わないタイプ。あくまで、自分で整理をつけさせていくスタイルなのでしょう。
止められると燃えてしまうのが恋愛。
それにしても、当時もかなりのおっさんだったはずの「悪の忍者ジャド」が、10代の少年少女の恋愛感情をどのように引っ掻き回したのでしょうか?セクハラ、パワハラタイプだったのだろうなぁ。10代の恋愛沙汰に首突っ込んでも、面白くもなんとも無いだろうに。
シルヴィア姐さんも、当時パーティーにいた「ティナさん」という方と男を奪い合ったのかもしれませんね…。感情のもつれでパーティーが全滅しかけ、生き残ったメンバーとも関係がギクシャクしてしまった。ロキやジャドと袂を分かった理由も、そのへんにあるのでしょう。
尺としては無理でしたが、ベテランパーティーのしこりをもっと描いてほしかったなと個人的に思っています。
ミリアもこじらせると大変な性格のような気もするし。
リリスが20歳を超えてから綺麗になってきたし、ミリアが警戒するのはよくわかるけど…リリスが絡むと表情に険が表れるからな。リョウを追いかけるだけでなく、もっと積極的に行くとか。ミリアが色仕掛けをしたら、イチコロだと思うんですよね。ミリアの裸をみて鼻血を出していたくらいですから。ただ、そんなことをしたら、地下10階でパーティー全滅して、3巻に辿り着く前に打ち切りです。
一番良いのは、ミリアの前に素敵な男性が現れることか…ただ単に、昔の彼氏やリョウの上位互換なだけでなく、もっとこう…全く違ったタイプの男性。モルグとは合わなそうだし、飛び抜けて明るいとか、めちゃくちゃクールとか。
何だか今回はいつにも増して駄文感が強い記事になってしまい、まとまりがなくなってしまいました・・・。
とりあえず、ミリアやシルヴィア姐さんが普通の女性のような幸せを手に入れられるよう、ウィズの輔は応援しています。
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