世界名作劇場最大トーナメント Aブロック二回戦第一試合 ペリーヌVSラスカル

※本ブログでは記事中に広告情報を含みます
にほんブログ村 ゲームブログ レトロゲームへ 

始まったぁ!!

各トーナメントの第二回戦!

メグが司会だなんて、なんて贅沢な!

マチア、フランツ、そして、ナット!ナットはデーズィの栄養源。
楽器演奏者が粒ぞろいなのに、BGMが北斗の拳だと!?テンションが上がるじゃねえか!

相変わらずすごいセンスだ。
仕切るのがあまりうまくなさそうなメグってとこが良い。
ダンスパーティーの数をこなしている割には、ダンスが上手いんだか下手なんだか^^;

おっとりしたパリピのメグの司会ぶりが気になる。
ロミオやアルフレドまで、飛び入りの実況。ロミオの実況には、乗り気ではなかったのに、アルフレドの一言で即OK^^;メグ姉の気まぐれで、進行していく感じが良いんだ。

アンジェレッタの試合のときに大人しくできるとは、とても思えませんがね…グヘヘ。

フランツ…^^;
そうだよな…妹のフローネ負けちゃったんだよな。

若草勢は参加選手が多く、司会進行役も若草風味で良い良い…。

ペリーヌ・パンダボアヌVSラスカル

『殺されるかも知れない…』

試合前日、ペリーヌが早朝のランニングを終え、サウナ室にいた。
初出場のピーターパンでは、ラスカルの力量を測るのは難しいと言われていたが、そんなことはない。ピーターパンの実力は十分だ。素早さ、パワー、打たれ強さ、どれをとってもピーターパンを上回っていたし、「人型」と獣とではパワーが違いすぎる。何より攻撃、動きが予測できないのだ。目を見ても何を考えているかわからない。苦痛に表情を歪めることもない。ダメージの把握がしづらい。

「お困りのようだね。ペリーヌ」

野太い声、肥大した僧帽筋、ボディービルダーを思わせる三角筋と上腕二頭筋…。

『男か!?』

ペリーヌは慌ててタオルで胸を隠した。

『いや、最近LGBTがどうのとか…またはTを装った変質者か?』

「ふふ…ペリーヌ。随分悩んでいるようだね。あたしがついてやるよ。あんたのセコンドに」

「あ、あなたは!?」

「アライグマの入場です!なんともコメントしようがない、爪を持ったアライグマがどれだけ恐ろしいか。一回戦ではピーターパンを完封。アニメの可愛い外見に騙されてはいけない!環境適応能力が高く、異国の地でも我が物顔で居座るふてぶてしさ。木の実?パン?野菜?そんなものより、肉食わせろ!俺は肉食なんだ!ナマズも生のママ喰らう。春、河川の茂みに白骨化したレンギョがあるだろう。あれは俺の仕業だっ!ラスカル!」

「両親を失い、裸一貫でパンダボアヌ工場を目指した。道中、鬼畜のパン屋、悪天候、狂気の農婦たちに、命を脅かされるような嫌がらせに遭いながらも祖父の元にたどり着いた。縫製能力、企画力、桁違いのサバイバル能力を持ったリアルサバイバル女子。今をときめくサバイバル系女子YouTuberに言いたい。「化粧をバッチリ決めて、何がサバイバルか!」と。名劇ソウルキャリバーでは、圧倒的なパワーで連戦連勝中。今日はアライグマを狩りに来た!今日はお前が毛皮になる日だ!炎の名劇戦士、ペリーヌ・パンダボアヌ!」

一回戦の際、ペリーヌはセコンドを連れていなかったが、今回はフードを被った男が付いている。

「解説のヴィタリスさん、よろしくお願いします」

「ペリーヌのセコンドは…?フードを被っていて見づらいが、ファブリか?いや、違う。そもそも男なのか?画風が違うな…わからん」

正体不明の人間をセコンドに連れており、会場は騒然。武舞台に上がる直前に、フードを外した。

「あれは…ルクリ!ルクリだ!」

「そうでしたか。ヴィタリスさん、ルクリは劇中に登場していますし、何も珍しいことでは…」

「彼女は原作のルクリだ。道中行き倒れとなったペリーヌを救った命の恩人。廃品の売買を生業とする屑屋だが、修羅場の渡世人とも言われている。原作ではペリーヌの5フランをだまし取ったパン屋の女将をとっちめてくれそうな描写があった。彼女を連れてくるとは、ペリーヌもこの闘いに相当な危機感を持っていると思われるな」

「原作のキャラを登場させるのは、今に始まったことではありません。これはまずいですよ…名劇の原作キャラを出すのは…」

第一ラウンド

「バロン、お腹が破れるまで食べましょう!」

ああ、食べてくれ!洗い熊のBBQだ!!

ペリーヌ、蹴り技からの見事な連撃だぁ!大剣も使用して、倒れている洗い熊を斬りまくる…!だけど、あんまり減っていないのよ、ゲージが。

大技に入ろうとする隙をつかれ、大ダメージ。
変則的な攻撃で一気に体力を削られる。減りが激しすぎる!洗い熊のダメージがでかすぎる!

ペリーヌの服が弾けたぁ!!

が、このまま黙っているペリーヌではない!

「ダンスはお好きですか?」

洗い熊ぁ!聞いているか!?
ダンスは好きかとペリーヌ嬢が聞いておる!!

大技が炸裂だぁ!!

一気にゲージが見えなくなるほどに!
トドメの一撃!

ふ~…なんとか一本取れた…。

決着

両者ともに激しい打ち合い。
ペリーヌの攻撃は打っても打っても防がれることがしばしば。連続攻撃が当たっても、ダメージもそれほど大きくはない。

洗い熊は、天性の打たれ強さだけではない、ガードも固い。
大技も炸裂、バク宙しながらの蹴り技だか爪攻撃の威力が半端ないし、CPUだから反応できるのだろうけど、プレイヤーがペリーヌを使っていたら、反応するのは難しいトリッキーな動き。

結局、このラウンドは取らてしまった。

『まさか、これほどまでとは』

ペリーヌはトーナメント選手の中でも抜きん出た実力の持ち主であるが、この洗い熊は規格外の強さだ。ペリーヌのテクニック、パワーも申し分ない。ここまできたら気持ちの問題だ。

「たとえみっともなくとも勝つことが肝心だ」

ルクリのペリーヌへのアドバイスはこれだけだった。

「わかりました。防御なんて考えていません。攻撃あるのみだと思っています」

最終ラウンドだぁ!

頼むよ!ペリーヌ。゚(゚´Д`゚)゚。!
ここで勝ってもらわないと困るんだ!

いきなりの爪攻撃でパワーの3分の1が持っていかれた!
ペリーヌも反撃、連携技が見事だ!このタフな獣を重い攻撃数発で片付けるのは無理だ。ペリーヌもルクリもそれに気づいている。分厚い獣の筋肉に、鉄拳を叩き込む。いくらサバイバルで鍛えたとは言え、拳の皮は剥け、肉も擦り切れている。中手骨なんかはとっくに折れている。それでもペリーヌは殴り続ける。

「ペリーヌ。とにかく連打だ!倒れるまで叩き続けろ!」

「セコンドのルクリも必死に叫んでおります!」

「ルクリもペリーヌも焦っておる…洗い熊、なんという恐ろしいキャラクターを参加させてしまったのだ…恨むぞ…総裁!!」

「ヴィタリスさん…総裁への批判的な意見はちょっと…^^;」

連撃必倒で行くしか無い。

コーナに追い込んでの踵落とし!からの、ボディーブロー二発!
獣はまだ立っている!

行けるぞぉ!ペリーヌ!

体力もまだ余裕があ…る!?

しまったぁ!!

マッスルパークみたいな奴!

扇風機のように回転するブレードに捕まった!もう、この時点で体力はゼロになっているのに!打ち上げて、切り刻む!叩きつける!

ラッシー同様、オーバーキル狙いできやがる…!

ペリーヌの意識が!
優勝候補の中でも本命中の本命の一人と言われたペリーヌが敗北。それもオーバーキルという最後。

ルクリは気を失ったペリーヌを抱え、医務室へと向かった。
医務室の前に着くと、そこにはセーラがいた。

「ペリーヌさん…!Aブロックの決勝は私達で…と、誓ったのに」

セーラがペリーヌの頬を触った瞬間、ペリーヌは意識を取り戻した。

「セ、セーラ…私負けちゃったみたい…。あいつは化け物よ…あらいぐまの皮を被ったグリズリーよ…どっちも…熊だけど…」

「しゃべるんじゃない。ペリーヌ。さあ、セーラさん、あんたも20分後には試合だろう。眼の前の試合に集中するんだ」

セーラはペリーヌを見送った後、自身の控室にもどった。

いよいよ、自分をライバル視するラビニアとの対戦だ。

動画を見ようぜ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました