大苦戦したものの、マスターニンジャと思しき大集団を蹴散らしたサンザパーティー。
てっきり鳳龍奥義で蹴散らすかと思いきや、まさかのティルトウェイト発動。
ショウは大変頼もしいのですが、通常戦闘、奥義の連発、時折放つラハリトなどの攻撃呪文。また、防御面でも「気」を使って、敵の冷気や炎を軽減させてきました。
さらに、ショウやサンザよりも遅れを取るテツ。完全後衛のリイナを連れているので、そちらにも気を回さなければなりません。
彼の負担があまりにも大きい。ルーやシェーラさんがいたら、かなり楽だったはず。
サンザにはその辺もう少し考慮して欲しかったですね。6人パーティーで行かなきゃ。まあ、爆破事件もあり、手練の冒険者もだいぶ死んでしまいましたからね。
さて。
治療は一体?
一方、女侍のケイヒらのパーティーです。
うわああああああ!
いきなり!
ケイヒら極悪パーティーの中でも、唯一良識の有りそうな僧侶っぽい男が…両断されている!!
生前のお姿。
「役立たずが、三人になっちまったじゃねえか」
からの。
「治療は一体―?」
じゃねえよ!
いや…あのさあ…シンとやら…、
お前さ…、
バカなの?
リーダーのケイヒもケイヒで…顔芸しちゃっているけど、どこ見てんのよ?眼まで光らせちゃって^^;
ちょっと前に、ティエンルンに襲われた時、二人死んだだろ?戦士風の男ともう一人が。
その時、お前とケイヒは何と言った?役に立たないヤツは蘇らせなくてもいいと言ったろ?
僧侶風の男は「仮にも仲間じゃ!?」って言ってたよなぁ?あ?
前衛が3人いないと、僧侶さんが前衛に繰り上がる。非力だからこそ呪文使いは大切にしないといけないし、ましてや僧侶といったらなおさらです。不意打ちブレスで殺られてしまったとはいえ、国が選んだ腕利きの連中です。弱いわけではない。
彼を生き返らせて前衛に据えておけば、僧侶さんも死ななかったはず。
バーサーカーの集団と僧侶さんをドつきあいさせるケイヒらが間違っているのです。彼が弱いのではない。監督が、指揮官がダメダメだと無駄なところで犠牲者が続出します。目的のために、パーティーをいかにフル活用するか?なんてことをこれっぽっちも考えていない。
「この非情さは悪のパーティーらしい?」
いえいえ・・・悪のパーティーだからという言い訳は通じません。
個人プレイの寄せ集めに過ぎない、ど素人ですね。正直、バカさ加減に呆れてしまいました。いくらケイヒやシンが強くても迷宮では生き残れません。
弱いやつは勝手に死ねでは、パーティーとして成長できないでしょうよ。
鉢合わせ
さて。
ショウがティルトウェイトで消し炭にしたはずの忍者たちの肉体が、次々と復元!
しかも、ショウたちに襲いかからず、ケイヒらに襲いかかりました。ラハリト、ラカニトで一掃。あっという間でした。
ケイヒだけでなく、シンの腕もやはりなかなかですね。
マカニトも使っていましたし、相当なタフガイです。
ショウとケイヒ。
対峙する2つのパーティー…。
ついに…。
「あの人達もクサナギを探しに来たのかしら?」
リイナちゃん^^;
気立てが良くて、よく気がつく、ショウの体調にもよく気がつく勘の良い娘なのに^^;
緊迫のシーンで、このセリフは絶滅した天然系美少女のセリフっぽいですね。
もちろん。そんな生易しい連中ではありません。
「侍以外は俺にくれるんだろ?ケイヒ」
こいつっ…!
なめやがって…。ナッパみたいなセリフを言うやつだな。
ショウは鳳龍の使い手であるケイヒとタイマン勝負。
サンザは、一瞬で侍のシンの危険さを見抜き、テツとリイナに下がるよう伝えました。
「お前が嫌っているぼんくら侍とは違うぞ…」
そうです。
シンは大変危険な相手です。
その狂気じみたオーラは…殺人を生業としている者が放つもの。サンザは日の当たらない場所での生活が長かったので、この手の雰囲気をまとった人間をすぐに見抜いてしまいます。
テツは自分が蚊帳の外に出されたのか、自分の力不足に怒りを感じたのか、怒髪天を衝く勢いでシンに向かっていきました!
このパターンは非常にまずい!
リイナも止めに入りましたが、時すでに遅し。
テツVSシン
バルディッシュを振りかぶり、シンに迫るっ!
鳳龍千手斬!
こいつも鳳龍の使い手のようですね…。ケイヒに教えてもらったと言っていましたから、伝承者などではなく、一つ二つ技を教えてもらった程度でしょう。それでも、鳳龍の技を使えるとは、やはり口だけではない。相当な使い手です。
衝撃波がテツを襲い…ん?
尻もちをついただけで、大したダメージは受けていなさそうです。でも、よく見ると体や鎧に無数の小さな傷がついているんです。
いや~な感じだ。
あとから…吐血するパターンだな…と、この時は思っていたんですよ。内蔵がイカれていた…というパターンかなと。
再び打ちかかりましたが、力が入らず踏ん張りが効きません。
えっ!
全身から血を吹き出したぁ!
テツぅ~~~。゚(゚´Д`゚)!!!
なんだ?この技はっ!?
更に、シンはサンザ、リイナにも同じ技を繰り出す。
リイナをいじめるな!
衝撃波が二人を襲う。
リイナの盾にヒビが…?
リイナぁぁぁぁっ~~~!!!!
シン!てめえ!!
女の子を斬り刻むなんて…よりにもよって、女の子の顔を斬り刻むなんて…!
なんというド外道!とんでもないことをしてくれた!
サンザも同様、どぎついダメージを負ってしまいました。
何だこのチート技は?使用者もピンピンしている。こういうことか…。
更に千手斬を繰り出すシン。
もうやめろォ。゚(゚´Д`゚)゚。!リイナだけはやめてくれぇ!
膾のように斬られてしまった3人…。
シンは、壊れたおもちゃを弄ぼうとするようにリイナを持ち上げる。
まだ生きているようだけど、これだけの大量出血では…もう助からないんじゃ?。゚(゚´Д`゚)゚。
リイナぁ~~~!!。゚(゚´Д`゚)゚。
何度もすみません。
つらいんです、こういう展開…。
僧侶でか弱そうな女の子がむちゃくちゃされるの辛いんですよ…本当。
正伝でも、トレボーの超剣圧をミリアが受けました。あれも辛かった。
石垣環御大の描く女性キャラって、気が強かったり、実際腕っぷしも強かったりするけど、どこか弱さがあって、そこが悪役に突かれると、一気にヒロイン度が増してしまう。こっちも本気になって心配してしまう。なんとも魅力的。
「てめえの女か?すぐに後を追わせてやる」
ったりめえだろ!フィアンセだっ!テツと将来結婚するんだっ!
嫁入り前の娘を…とんでもないっ!
シンがテツにトドメを刺そうとする。
「死ぬのは貴様だ…」
サンザっ!!
サンザがなんとかしてくれる。間違いない!。゚(゚´Д`゚)゚。
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