テツぅ!!
忍者の大集団に狙われたショウ一行。
マスターニンジャ以上の手練共。流石のショウやサンザですら手を焼く連中です。相手の動きを見極めないと、一発で持っていかれるこの緊張感。
狙われたのは戦士であるテツ。
テツの首筋めがけて、手練の忍者の刃が迫る!
回避できるのかっ!?
腕一本斬り落とされるのは出世コースだ
うわああああ!!

腕を斬られた!!
漫画ウィザードリィのリョウと同じパターンのやつ!
でも、「忍者に腕を斬り落とされる」のはヒーローへの登竜門なんだ。ここを超えれば、一皮むけるぜ!テツ!斬り落とされた腕なんぞ、マディですぐにくっつくから、頑張れぇ!!
行ったぁ!
おらぁ!!

見たかっ!!
マスターニンジャを一刀両断。パワーで押し切ったぁ!
これぞ戦士。やっぱり戦士はこうでなくっちゃ。正伝にもリョウやカルラなど、イケメンキャラが戦士になっていましたが、それはロードや侍になるまでの踏み台。戦士というか剣士の出で立ちでした。
しかし、テツは侍に成りそこねている戦士とはいえ、ごっつごつの戦士らしい戦士。これぞ戦士。でっかい得物で敵をなぎ倒す。強力な攻撃呪文も体力任せで真正面から受けて耐えきる。
ショウ、サンザ、テツはそれぞれ1体ずつ撃破しましたが、数が多すぎます。
囲まれている状況に変わりはありません。
最強呪文
敵を上手く捕捉できず、鳳龍の技では味方を巻き込んでしまいます。
ショウは両手で気をため始めた。

「マダルトか?ラハリトか?ハマンか?」
いや、そんなもんじゃあ、ない!
何だ!ショウ!?
一気にかたをつけるとっておきの技。

そう、魔法使い最強呪文である爆炎、ティルトウェイトです。
マスターニンジャ共を消し炭に!
最初っからこれを使えと言わんばかりのサンザだったのでしょうけど、このような事情がありました。
一回コッキリです。
魔法の習得は、ゲームでもランダムですね。マスターレベルになっても、マディを覚えない僧侶もいました。

さすが石垣環御大!呪文習得の理論が的確です!腑に落ちる解説でした。強くなると、レベルをふっと覚えるのではありません。
呪文を唱える職業を選択した者は、選択した時点で全ての呪文をその意識下に教授される。経験を重ね、その呪文を使いこなすだけの実力を得た時、初めて呪文を唱えることが可能となる。
とにかくマスターニンジャの大群を倒すことに成功。
テツは漢の鑑よ!
で、腕を斬り落とされたテツですが。

リイナがガッツリ治療!
さすが腕利きの僧侶です。マディを唱えられます。
「女を守るのが男の役目だからな」
「それに、幼馴染の首がなくなった姿なんて――見たくはねえからな」
漢の鑑です!テツ!
見事なセリフですね。
テツは将来いい旦那さんになるよ。新婚ホヤホヤこの頃はみんな幸せです。
子供ができて、家計が大変になっても、くじけずに何が何でも家族を守るタイプだと思われます。浮気もしないし一本気な漢だと思います。
リイナは気配りができて優しくて本当に良い娘です。゚(゚´Д`゚)゚。謝らなくていいよぉ!悪いのはマスターニンジャたちなんだ。
人生相談
私はこのような展開大好きですし、こうあるべきだと思います。別に男が女を必ず養うんだー!とかいう意味ではありません。守りたいと思う気持ちの大切さです。
しかし、最近はこの手のセリフに敏感に反応して、ジェンダー、じぇんだーいう政治家がいますからね。そんな話じゃあない。
この世界では魔物と戦ったり、とにかく戦の連続です。どうしても力の強い男が有利です。強い者が自分の大切な人を守るのは当然。
今はこんなセリフすらも言いづらい世の中です。
ただ、バトルファンタジーの世界だけでなく、現実もそんなもんよ。
給与が高ければ良いって言ってしまえばそれまでだけど、たとえ給与が低くても、家族を養うために一生懸命働いて、家族をなんとか食べさせて、なんとか子供を学校に通わせる。それだけでも戦士です。みんな戦士テツです。
家庭を持つってそんなものですよ。
「家族を守るのが俺の役目」
共働きで奥さんの方が稼ぎが良かったとしても、この心意気だけはなくてはなりません。
一生懸命働いても、妻や子供からバカにされたり、嫌味を言われることはしょっちゅうです。彼女たちもあなたに感謝しているけれど、それを表明することはあまりないかもしれません。
けれど、この気概がないといけません。
先日、民放ラジオの人生相談で、結婚を迷っている32歳の男性のお悩み相談を聞いたんですよ。相手の女性は好きだけど、バツイチ子持ち(娘さん)で、結婚するのがリスクに思えて、結婚に踏み切れないんですって。で、そのリスクとやらがですね…
- 彼女や娘に自分はATMと思われていないか
- 娘に嫌われそうで怖い
- 娘が思春期になったら、離婚しろと言われそう
- なんだかんだ、利用されて最後は捨てられそう
なぜ、その女性となぜ結婚したいのか?と、アドバイザーに聞かれて答えたのが、
「一緒にいると安心するんですよね…」
この前、出張中運転しながら聞いてたときに、怒りを通り越して吹き出してしまいましてね。
娘に嫌われる?
当然です。血の繋がった親子でも、反抗期は強烈です。ましてや父と娘となったら、冷戦、熱戦状態です。口も聞きたくないくらいです。バカにもされます。嫌われるどころの話じゃない。憎しみすら生まれることもあるでしょうよ。
ATMでも良いじゃない。それくらいの覚悟は必要よ。親1人で子供を育てるのは、金銭的にも肉体的にも大変です。ガンガン使われるでしょう。それで家族が幸せになれるのなら。結婚したって貯金なんて満足にできませんよ。
一緒にいると安心するだぁ?
何を甘いことを…。これぞ、テツの格言を聞かせてあげたい。爪の垢を煎じて飲ませてあげたい。気概の問題よ。
自分はどうなっても、苦労しても良いから、彼女を幸せにしたい。守りたい。この気持ちがないと結婚なんて無理よ。安心するとか癒やしとか。青瓢箪どもの恋愛じゃないんだから。社会でどう生きていくかが問われるんだから。
で、アドバイザーの回答は、
「そもそもあなたは結婚する資格がないのよ」
ですってw
厳しいことを言っており、内容はほぼ私と同じ。回答者と私の考えが見事にシンクロw
現実世界も厳しい。
結婚したくても、子供が欲しくても、経済的にどうしても無理な人がたくさんいるんです。アルバイトだったり、非正規雇用だったり不安定な人たち。
癒やしとか安心とか言っている場合じゃないから。
気合があれば何でもできるとまでは言いませんけど、この人を幸せにしてあげたい!と思って努力することが大切なのよ。この気概がね。
ふぅ~…いつになく説教臭いことを書いてしまいました。どうもすみません。
ますます日本社会が低迷してきているというのに、癒やしや差別をなくそう運動など、カジュアルなものに踊らされて、上っ面だけ子供を大切にするようなことを言っている政府やマスコミに嫌気がさしてましてね。大変失礼いたしました。
とにかく、テツのセリフは令和の時代でも名言です。格言です。
話がぜんぜん進んでいない…!
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