漫画ウィザードリィ外伝第2部鳳凰の塔レビュー② シェーラとルーでほっこりする回

ショウとサンザは、鳳凰の塔に眠る名刀「クサナギ」を探しに行くことになりました。
これから、国全体を揺るがすような災いが起こるのでしょうけど、とっかかりはポジティブな始まりのイベントですよね。

悪の魔道士が…！
世界の均衡が…崩れる！

みたいな始まりではありません。

どこぞの国の冒険者達がガスドラゴンにバーベキューにされ、ちょっときな臭さが漂ってきました。

今回はもう二人のご様子をフォーカス回^^

目の保養回！
シェーラの変化
置いてきぼりのルー

目の保養回！

うわあ～！

シェーラさんの和装だぁ！！！

シェーラさんは髪の毛が伸びておろしていらっしゃる。エルフ耳に和装がものすごく似合うなんて…ディードリットに和服を着せたら相当映えるでしょうね。いや、やはりシェーラさんの黒髪だからこそ、ここまでまばゆいんだ。

ルーも着たら似合うのでしょうけど、やっぱり和には黒髪ですな～。

にしても、ルーは足で扉を閉めたのか、靴をほっぽり投げたのか。お姫様なのにお行儀が悪すぎですね^^;お転婆的な可愛さをそれとなく見せてくれる石垣環御大の手法。ハマります。

こたつを気に入っているルー。

確かにこたつなんて西洋にはありませんからね。床の上に座る習慣がない国の人にとって、こたつは新鮮ですし、感動してくれます。こたつを気に入ってくれる西洋人は多いから、あっちでも流行りそうなんだけどな。

ショウとサンザはヒダカミに行ってしまったことを告げられ、ルーは自分がキャンに騙されたことに気づきました。キャンは二人共シェーラの家に居ると聞かされていたのです。

出し抜けを喰ってしまったルーはご機嫌斜め。

この時代に来てから、もう2年が過ぎたようです。
転送されたホビットの村では狂人扱いされ。
この街に来てからは生活習慣や言葉遣いの違いに戸惑い。
それでもなんとか士官できました。

シェーラさんは女司教。
ルーは本来ロードなのですが、この国の掟でロードは王族しかなってはいけないとのこと。というわけで、ロードの能力を持っていても女戦士としか名乗れないようです。

王族は万世一系ってことは日本と同じですね。王族は男系で固められており、ロイヤルよりも格上のようですね。

シェーラの変化

「ずいぶん落ち着いちゃったわね」と、ルー。

ギルの情婦時代、教団から追われていた頃と比べて、今は安らぎがある。もう二度と戦いたくはない。

良いじゃないですか。
好きで戦っていたわけではないし、戦いのモチベーションと言ったら、教団やギルへの憎悪が大半を占めていたと思います。そんな気持ちで戦いに赴いていたら、精神的にも参っちゃいますよね…。

！？

ダンナ！？

サンザと結婚したのか！？

良いじゃない！！！

うわ～…これは嬉しいなぁ！
サンザとはお似合いですし、シェーラさんは新婚なのに長期出張を許してくれる優しい奥様だったぁ！

置いてきぼりのルー

「ところで…私のことより、ルーあなたの方は？❤」

来たぁ！シェーラ先輩からの無茶な問いかけ！

どう答えるんだ？ルー！？

あー♥！？

「へ　へへ　冗談はよしてよ」

ルー「150年前は敵よ！」
シェーラ「とっくにあの戦争は終わっているわ」
ルー「それに2つ年下よあいつ」
シェーラ「うちは10歳以上離れているわよ」

ルーの主張をことごとく潰していくシェーラさん、いいです！

いいですよ！

若い女性の照れ隠しを強引に抑えていく姿が微笑ましい^^

サンザとは10歳以上離れているのか。いいな～サンザ。サンザもシェーラさんも、お互い立派な人ですものね。加藤茶夫婦を引き合いに出すのは場違いだけど…愛は年齢を超えるんだ。

ルーの言い訳も可愛いんですよ。

「あいつなんてタイプじゃない」
「別に興味ないけど…」

と、強がったり嘘をつかないところが好感触です！決してショウへの感情を否定しない。

ホウライ国で姉さん女房は珍しいかもしれませんが、リルガミンは西洋だけにある程度の年の差は寛容な気がしますね^^;2歳年下を理由にするのは、言い訳＋二人が若いからでしょうね。若い時の2歳差は大きいかも。

ただ、個人的にはもうちょっと二人の仲が進展してから結婚したほうが良さそうですね。ショウのルーに対する感情や理解はわかりませんが、ルーはもっとショウ本人、侍のしきたり、習慣的な物を理解してからの方が良いですね。超異文化同士が、好いた惚れたで結婚しても最初は乗り切れます。結婚して年取ってくると、文化摩擦が起きてしまいがちなんですよね。その点、女性の方が柔軟性があるので、ルーがショウに合わせることになるのかな…ホウライ国に住む場合はそうなりそうです。

ショウは紳士的で優しい男だと思います。

今回の「クサナギ」イベントにルーを連れて行かなかったのは、彼女を危険な目に遭わせたくないからだと思うんですよね。大事な女性を危険から遠ざける。夫としては当然。モンスターや強力な敵との直接的な戦いも当然危険ですが、呪文や攻撃でボロボロになり身動きが取れなくなったり、元気だけど「マニフォ」をかけられてしまった場合…、

「ぶへへ…こいつ上玉だぜ…」

みたいな展開にならないか心配です。

まあ、ルーなら…たとえそんな状況に陥ったとしても…ナニの一本や二本食い千切って逃げおおせるでしょうけど…そう考えるとやはり連れて行きたくないですよね。