ロキのパーティーは地下9階へと向かおうとしますが、ロキ自身まだ勘が戻っていない様子。
カルラは若さもあるのか、もう慣れたのかそれとも強がりなのか。9階へと進軍。
ケイズハウンドの群れが登場。
ケイズハウンドは特に攻撃力が高いわけではありませんが、麻痺攻撃をしてくるので、先制されると厄介です。地下9階に登場するモンスターとしては弱い方なので、9階に降りてきたマスタレベル(13レベル)未満のパーティーにとっては、ありがたい敵です。
ありがたいと言っても経験値が多いわけではありません。
1300程度の経験値です。
彼らは地下5階から地下9階までと幅広い生息域を持っております。
地下5~8階を徘徊するプレイヤーは少ないと思いますが、このエリアに登場するケイズハウンドは+1アイテムすらなかなか落としてくれません。
ところが、地下9階のケイズハウンドは+1アイテムだけでなく+2アイテムも出してくれるのでありがたいのです。
前衛が+1の武器を未所持のまま地下9階まで降りてきてしまうことはざらにあるので、ケイズハウンドが「真っ二つの剣」を落としてくれると、大変オトクな気分になります。
大量のケイズハウンドにはマカニトが一番。
エリスがすぐにマカニトを詠唱。
ジャドらしき人物が「素早いものじゃよ」と褒めております。
ここが大事なんですよ!Wiz1のゲームでは!
ドラクエやFFも味方キャラクターの素早さが大事なのは百も承知ですが、Wiz1は先手を取らないと半壊、あるいは全滅のおそれがあります。
DQやFFの敵の数は少なく、1ターンで味方が全滅するほどの猛攻はほとんどありません。敵の攻撃を凌げば、後攻でも高火力で敵を倒せます。
WIZではいくら強力な呪文を覚えていても、素早さが低ければ話になりません。
先手を取って、眠らせるか、呪文を封じるか、マカニトやマダルトで敵戦力を大幅に削るか、全滅させないと次のターンまで生き残れないこともあるからです。
素早くて高位の呪文を使える魔法使いや僧侶は重宝されます。
マカニとの破壊力ではなく、魔法使いの素早さに感心を向けるところ…何度も言っておりますが、石垣環御大は素晴らしい!
サコン率いるリョウ、ミリア、シルヴィアら6人はいよいよ『モンスター配備センター』の奥にいる強力なパーティーと戦うことになります。
ブルー・リボンを守っているハイプリーストやハイニンジャ、レベル7メイジ、レベル7ファイターらですね。
マカニトが使えるパーティーであっても、この敵さんらは厄介なんですよね。。。
おや…?
ミリアさんの表情がちょっとおかしいですよ!
ミリア好きなので、表情一つに敏感に反応していくぅ!
ミリアは実力こそ十分だけれど、リョウのことが気になって仕方がないこと、おまけにリリスがリョウにべたべたしているのもお気に召さないご様子。ミリアさん結構表情や態度に出ちゃうタイプなんですね。リリスはリョウのことを気に入ってはいるものの恋愛感情は希薄そうです。
リョウもリョウですよ。頭部への打撃を警戒して「かぶと」くらい被ればいいのに。ノーヘルで、素顔さらしているから、ミリアさんが集中できないんだよ!
ミリアは無理やりにでも、ボルタック商店で販売されている「忍耐の兜」をリョウにおっ被せてやれば、多少は気がまぎれるだろうに…。
シルヴィア姐「戦闘に集中しないと命取りになるわよ!」
姐さんから説教が必要ですな。
場面変わってワードナとヴァンパイアロード様。
リョウの成長ぶりが凄まじく、ヴァンパイアロードにとってはかなりの脅威と写っているようです。しかし、ワードナはむしろ強い冒険者を望んでいる様子です。
1巻ではこの伏線を見ても全く展開が読めません。
だったら2巻を読め!と言わんばかりの勢い!面白い展開だし、当時増刷されまくったのもよく分かるぜ!
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