Twitterで「バイオ名作劇場 ふしぎの村のレオン」なる物を見まして。
この手の内容は、じっくり見て冷静になってから、心のなかで毒にも薬にもならない出来事に昇華した後に書くのではなく、気持ちが高ぶっている時に書くのもオツなのです。偏った考えを書くのもよいものですね。
結論から言いますと、日アニとバイオハザードがコラボするのは良いですし、一般の方がこのような動画を作成するのは一向にかまわないと思います。
ただ、日アニ公式がフランダースの犬の作中で死んだキャラと思しき人物の頭を、斧でかち割るのはいかがなものかってことです。
私の頭が硬いだけと言われたらそれまでですけど。
日本アニメーション公式が病気に?
「バイオハザードRE:4」がもうすぐ発売されるにあたってのオリジナルアニメPV。
モチーフは世界名作劇場屈指の人気アニメ「フランダースの犬」のようです。
どこかで書いたかもしれませんが、私はフランダースの犬がどうも苦手でした。小さい頃のトラウマになっているのか、主人公がいじめられた挙げ句、天に召されるのが辛くて。アニメは私が小学校低学年くらいの時に再放送していて、父が夢中で見ていましたね。
「いい話だから、お前も見ろ!」
って言われました。
私はすでに「児童文学」のようなイラスト入りの本を読んでいて、結末を知っていました。ネロが最後死ぬのはわかっていたし、アニメの方はほとんど見ていませんでした。
で、このPV。
私は常時「ロミ空脳」なので、レオンがアルフレドに見えてしまいました。女の子の方は、何となくアンネットかなと思ってしまいました。気丈なアンネットであれば、ゾンビの集団ごとき銃器を使わずとも、白兵戦でかたをつけられそうですね。
バイオハザードシリーズでプレイしたことがあるのは、PS版の「2」のみです。とても面白いゲームですよね。
正直、意外なコラボで驚いております。
私は「フランダースの犬」の物語にあまり思い入れはないのですが、「フランダースの犬」が大好きな人にとって、このPVはどう感じるのだろうか?と。
- 村人がゾンビに。
- 黒いパトラッシュと思しき犬の背中から触手がニョロニョロ。
- 最後は、レオンの頭が手斧でかち割られて天に召されるシーンで終わり。
公式が病気と言われてもおかしくない内容です。
名前がネロやアロアでないのがせめてもの救いですが、フランダースの犬のキャラを想起してしまいますよね。
笑いを取るにしても、死のシーンはどうなんだろう・・・?と、思うのはお硬い考えなのかな?
コラボはありだとしても、正直最後のシーンはいただけなかったかな…。
コラボCMなどについて
名作劇場ではありませんが、「家庭教師のトライ」では「アルプスの少女ハイジ」のキャラクターを起用してCMを放送していました。最近はあまり見かけなくなったものの、一時期TVをつけるとトライのCMばかりでうんざりしていました。
当時、私は今のように名作劇場にハマっておりませんでしたが、どうもトライのCMだけは慣れませんでした。
一昨年、ロミ空をYou Tubeで当時中三の娘と視聴していたときのこと。
話題が「家庭教師のトライ」のCMになりました。
私「この手のCMを見て、ファンは怒らないもんかね?」
娘「今は何でもコラボの時代だから、いちいち怒ったりしないんじゃないかと、パパは頭が硬いんだよ」
私「じゃあ、アルフレドやビアンカ、ロミオ、カセラ教授がトライのCMに出てたらどう思うよ?」
娘「絶対、イヤ!!!!」
そんなものは気持ちがわるい、イメージが壊れると言っていました。
私「だから、ハイジのファンでそう思っている人もいるんじゃないの?」
と、伝えたら「ああ、そっか」と黙り込みましたけど。
自分の好きなアニメがおかしなコラボをしてしまったら?
ロミ空ファンで今回のバイオハザードのPVを見て、想像したのはこんな内容じゃないでしょうか?
レオンがアルフレド、アシュリー・グラハムがビアンカ。
「妹のビアンカを知りませんか?」
妹を探しに村にやってきたら、いきなり斧で頭をかち割られるアルフレド。
作中で死んでしまったキャラにこれをやるのは…。
どーなんでしょうか…。
作中で死んでおりませんが、日アニ公式がアンジェレッタ姫の頭部に手斧を叩き込むような真似をしたら…。
日アニ公式「上等だ!貴様にノコ引かせてやる!貴様ならまともに引けるだろう。そういうツラしてるぜぇ!」
アンゼルモ「ひ、ひぃぃ」
ウィズの輔「これで引くのか?」
公「そうだぁ!さっさとやれぃ!」
ウ「こうか?」
公「そうだけど…俺じゃないろれぇ…」
ウ「なんだ…ちがうのか」
最近の日アニがどうなっているのかわかりませんが、スタッフたちがまともにノコを引けるような連中でないことを祈るばかりです。
名劇ファンやコラボ相手のファンなど、一般人がこの手の動画を作る分には私も楽しめるだろうし、実際に楽しんでいます。もっと言うと、エロだろうとグロだろうと気にしません。嫌であれば、見なければいいだけのこと。でも、公式がやるとびっくりしちゃいますよね。
世界名作劇場の「フランダースの犬」放送時、主人公であるネロが天に召されました。あまりのバットエンドなため、日アニやらTV局にクレームの電話やハガキが殺到。相当苦労されたはずです。
また、「小公女セーラ」放送時も視聴者からのクレームが殺到したことがあります。
ミンチン院長やラビニア一派によるセーラいじめが原作とは比較にならないほど、そして、あまりにも酷いため、視聴者が怒ったのです。クレームのハガキだけでなく、カミソリまで送られてきたとのこと。
当時の日アニスタッフが生き残っていたら、「ゾンビに頭をかち割られるネロっぽい人」はなかったのではと思うのです。辛いシーンを笑い飛ばしてしまうってのも一つの手段ではあります。ただ、このような熱いファンがいる作品ですから、もうちょっと別の表現なかったのかな。
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