ミーラさんの世界名作劇場とVRASTコラボ動画続編だ!

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「アンゼルモ~!!」

じゃない!ジャックだ!
ジャックとは…『若草物語ナンとジョー先生』の登場人物。プラムフィールドのいち生徒です。

格闘技大会も面白いのですが、茶番が面白くてこっちの方を何度も繰り返し見ちゃっていますw
ジョバンニが外された理由については動画にあるとおり。初見時、ジョバンニが出場しないということで残念に思いましたが、よくよく見たらこれが正解です。

前回大会はこちら。

喧嘩屋枠はすでにダンが出ています。この大会に喧嘩屋を出すよりも、実力未知数のスターリングを登場させた方が良いなと思いました。ロミ空枠はアルフレドも出ていますし。

ジャッキーのアイコンがちょっと色っぽいのですが、入浴前のシーンでしょうか^^;割と目を引きます。

男女それぞれのブロックを勝ち上がった者が、優勝を争う。

ダンのナンに対する態度、これです。これでよいのです!
「ダンとジョー先生」が本当のサブタイトルなんですから(と、私は思っています)!

第二回VRASTトーナメント開催!

第一回VRASTトーナメントから約2ヶ月後、第二回大会が開かれる運びとなった。
アンジェレッタがこの通知を受けたのは、アルフレド、イザベラ伯爵夫人とともにイギリスのドリンコート家を訪問し、イタリアミラノに帰国してからだった。

このオファーは元々アンジェレッタ向けであったものの、彼女が参加しようか迷ったことと、アルフレドが名乗りを上げたため彼が出場することとなった。

「頼みましたよ…アルフレド。モントバーニ家の名にかけて!」

『『え・・・!?そんなに重いものを背負わせるのですかっ!?』』

役者が揃った!

試合前日、リング上に集まった8人の猛者。

  1. マリア先生
  2. ポリアンナ
  3. ルーシーメイ
  4. ジャッキー
  5. スターリング
  6. ネロ
  7. アルフレド
  8. ダン

リングサイドにはトム、アルフレドの妹であるビアンカ、選手のセコンドたちが集結していた。司会であるベア先生からルール、注意事項に関する説明が始まろうとした時、ジョバンニが「なぜ自分が出場できないのか」とベア先生に詰め寄った。

話し合いの結果、アルフレドが優勝した場合、ジョバンニはアルフレドとエキジビションマッチで対戦できることとなった。それなりの落とし所と見たのだろう、ジョバンニは大人しく引き下がった。

「何よ…ジョバンニムキになっちゃって…そもそも、こんなメンツで熱くなれるのかしらねぇ?」

ビアンカはリングにいる8人を見上げながら嘲笑っていた。一体この8人のどこが見劣りするのだろう?不思議に思ったアンジェレッタはビアンカにたずねた。

「よく見てよ。ポリアンナ、ルーシーメイ、ジャッキー、ネロは最大トーナメントでは一回戦負け。マリア先生だって2回戦で負けたわ。アライグマの飼い主だってお兄ちゃんの敵じゃないでしょうし。せいぜい喧嘩屋のダンくらいじゃないかしらね。注目に値するのは…( ´,_ゝ`)プッ」

古豪、強豪がひしめく最大トーナメントを戦い抜いた選手たちなのに…ビアンカのあまりの評価にアンジェレッタは反論した。

「ビアンカ…そんなことないわ。ポリアンナさん、ネロさんも古豪だし、マリア先生だってとっても強かったのよ!」

今回の出場者の中で手合わせをしたことあるのは、アルフレドとマリア先生の2人だけだが、対戦したことはないものの、最大トーナメントに出場した選手たちのことを、アンジェレッタは同志だと思っている。出場した者しかわからない苦しさ、悔しさ、喜び…。すべての選手が彼女と同じ感覚なのかは…アンジェレッタは知る由もないが、少なくとも自分は参加選手全員を同志だと思っている。

「ま、そんなこと言ったって、熱くなれるようなメンツじゃないのよね~」

「…」

なおも言うビアンカ。
自分が馬鹿にされたわけではないが、同志が嘲笑われたのは極めて不快だ。
アンジェレッタ周辺の空間が歪む。オーラが高まっていることに、ビアンカは気づかない。

「やあ、アンジェレッタ!」

背後から聞き慣れた声が聞こえた。すぐに振り返った。

「ロミオ!」

先に声に出したのはビアンカだった。ビアンカはすぐに駆け寄りロミオを抱きしめた。

「アンジェレッタ。どうしたんだい?そんな物騒なオーラを出しちゃって」

「え~?どうしちゃったのアンジェレッタ?何怒ってるのぉ?」

アンジェレッタの闘気に気づいていないのか、あるいはすっとぼけているのか。ロミオの前では急に猫なで声で話し始めた。

「ふぅん…面白い8人だねぇ。これは楽しそうだ」

「でしょぉ!?私もそう思っていたのぉ」

ロミオも一回戦負けだったことを思い出し、恋人の意見に同調した。

『アルフレド…頑張ってね』

アルフレドを見上げながらアンジェレッタはつぶやいた。

試合開始

「ポリアンナ選手!マリア先生に勝利!最大トーナメントでは一回戦負けでしたが、圧倒的な身長差をものともせずにマリア先生を粉砕したぁ!」

「ただ息しているだけで、生きていることにはならないと思うわ!」

勝利後の愛少女とは思えないセリフに会場が一瞬凍りついたが、当のマリア先生は聞こえていなかったのか、全く気にする様子はなかった。むしろポリアンナの強さをたたえていた。

続く二回戦は、ルーシーメイVSジャッキー。

「ポップル家代表のルーシーメイだ!『大会で勝利して農場を大きくするんだ』そう心に誓い、最大トーナメントに出場した姉妹。姉ケイトはトーナメント本戦出場権をかけて、ウェンディと戦い敗北。ルーシーメイは本戦一回戦でラビニアと戦い敗北。夢には全く手が届かなかった…今回はいただきます!オーストラリアの食い詰め少女、ルーシーメイ!」

この大会では素手の選手が大半だが、ジャッキーは唯一剣を持っての登場だ。対するルーシーメイはもちろん素手。

『凶器を所持した相手と向かい合うには…3倍から5倍の実力差がなければならないと言われている…圧倒的なリーチ差なのに…あの低い構えは何っ?』

ジョー先生が早くもルーシーメイの無謀さに気づいた。
しかし、闘いは全く違っていた。低い構えで懐に飛び込み、突き、蹴りを連続して叩き込み勝利をもぎ取った。

パワーボムを力任せに七発叩きつけた。
小柄なのに凄まじい膂力を秘めた少女だ。全身凶器であり、その中でも爪は彼女の最大の武器の1つだ。トリッキーな動きで翻弄しジャッキーに勝利。ジャッキーも強かったが、ルーシーメイが強すぎたのだ…と、観客の誰もが思った。

敗戦したジャッキーの心の傷をえぐっていくミッキー!
入浴シーンを見ても何も感じないだなんて…。

女性を馬鹿にするのは許さない…ルーシーメイのバックドロップが炸裂。

ああ!

ここはミートくんのバックドロップ!確かにミートくんと同じ声優だ!
それまで全然気づかなかった…。

新キャラダンVSネロ

今大会で最も注目されている選手はプラムフィールド代表のダンだ。
アルフレドはロミオ争奪戦で登場、スターリングはプロレスゲームでも登場している。ダンはいずれにも参加しておらず初出場だ。

「『風車小屋なんぞに火はつけていない…!そんなわけあるかぁ!火を付けるなら会場ごと燃やしてやる!』ベルギーの人魂…もとい、火の玉ネロ!」

さすが古豪。会場から声援が上がる。バイオハザードの一件でさらに知名度が上がったようだ。

「ダニエル・キーン選手の入場ですっ!こ、この入場曲は『James Brown Is Dead』!ミスター200%の異名を誇った安生洋二選手の入場曲!」

観客たちの半分はブーイングを開始した。曲が気に入らないのか、安生洋二を思い出したのか。しかし、プラムフィールド陣営と格闘技ファンたちは大声援を送っていた。

「なんとも言えない雰囲気の中、堂々の入場!ブーイングなんて全くいにしていないっ!『ジョー先生のために頑張る』『ジョー先生は俺の育ての親です』ジョー先生を信奉する、ボストンの聖なる悪童ダン!」

「すごい気迫じゃないか…」

物見遊山の気分で来ていたロミオも思わず冷や汗をかいた。

「なんでも、『この大会で優勝したら、俺の肩にジョー先生の肖像画を彫り込んで良いですか?』って聞いたらしいわよ。もちろんジョー先生には断られたらしいけど」

「ふうん…(いろんなことを知っているなぁ。アンジェレッタは)」

第一ラウンドはネロの勝利。ネロの強さを観客たちはよくわかっている。ダンは挑戦者であり、ネロがどう勝利するかを見に来ている者が大半だった。

第二ラウンドはダンが勝利。
マウントパンチ、顔面にアイアン・クローからの腹部への一撃。ネロは流れを変えられることなく最終ラウンドを落とし、ダンの勝利。

ダンは決勝まで勝ち上がり、ルーシーメイとの激闘を繰り広げた。出だしこそ良かったが、続けてラウンドを落とし敗北。優勝者はルーシーメイ。

「アルフレドが一回戦負けだなんて…」

ロミオはもちろんのこと、アンジェレッタ、ビアンカ、そして、ジョバンニは仰天した。ビアンカとロミオは、アルフレドこそこの大会の本命だと思っていた。スターリングに負け、スターリングはダンに負け、ダンはルーシーメイに負け…。

『こ、この大会で最弱じゃないの…』

ビアンカは口にこそ出さなかったが、悔しくてならなかった。マルティーニ家の長男が、アライグマの飼い主ごときにやられてしまうとは。

「完敗だよ。まさかスターリングがあんなに強いなんて。僕ももっとトレーニングをして臨むべきだった」

「でも、よく戦ったわ。とってもカッコよかったわよ。今日はゆっくり休みましょ。せっかく日本に来たのだから、また美味しいお店巡りも良いわね」

アンジェレッタは負けたアルフレドをそれとなく気遣う。

「今度は僕がアルフレドのトレーニング相手になってやるよ」

「わ、私もよ!」

ロミオとビアンカが我先にとトレーニング相手に名を挙げたが、アルフレドはまず休みたかった。

「ありがとう。二人共。でも、アンジェレッタの言う通りしっかり休みたいんだ。で、どこで食べようか?アンジェレッタ」

「そうだ!前からもつ煮込みの美味しい店に行ってみたかったのよ!もつ煮込みって食べたこと無いけど…気になっているの!」

ロミオとビアンカをその場に残し、控室に戻っていった。

トーナメント参加者の多くはポップル家の農場で働くことに。

とにかくしこりのない、円満な形でトーナメントが終了。

次回はアルフレドを巡ってのトーナメントが…!?
ロミオ、アンジェレッタ、ニキータ、ジョバンニ、ビアンカ…あとは誰だっ!?

ロミオ争奪戦はこちら

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