漫画ウィザードリィ外伝 レビュー⑪「侍の奥義」 第一部完

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シェーラさんの決死のマリクトがギルを直撃!

消し飛んだのか、マリクトのエネルギーを吸収して若返ったのかわかりませんが、ギルのほうれい線とヒゲが消えて亡くなり、コケていた頬もハリと潤いのあるものになっておりました。

異界への穴が…拡大している!

異形の者達にシェーラさんたちの後始末を任せるだと…?

ギルぅ…貴様ぁ!

この時代から数千年後、20世紀末の日本でギルと同じことを企む若者が出てくるんだよな。

仙水忍とギルのやっていることが被る。
分かっているお前は誰かに操られているはずなんだ。

「キャベツ畑やコウノトリを信じているかわいい女の子に無修正のポルノを突きつける時を想像するような下卑た快感がどうたら…」と、お前のバックには「樹」みたいなやつがいるんじゃないのかー?あー!?

「俺は花も木も虫も動物も好きなんだよ。嫌いなのは人間だけだ」

なんて言ってくれそうなギル。

サンザたち4人は打つ手なしと絶望しかけていたところ…先程ハマンを唱えたショウが眠りから醒めました。

先頭に立ち、鞘を置きました。
サンザが言うには、侍が鞘を捨てる時は、刀を戻す必要が無くなったということ。つまり死を覚悟したということ…。

ショウは刀を両手で持ち、大きく振りかぶろうとします。

しかし、ハマンを唱えたため肉体、精神ともに限界です。眼の前が霞んでしまう。
ギルは「召喚の書」を手にしているため、ハマンを唱えられなくなったショウを、何をやっても無駄だと完全にせせら笑っております。

ショウは覚悟を決める…。
なぜ自分が…ル’ケブレスにこの迷宮に召喚されたのかを悟った。

来てはならない異形の者たち。

ショウ!お前しか、ギルの暴挙を止められるものは居ないっ!

穴と思われる空間から、異形の者たちの姿が浮かび上がってきている。おなじみのグレーターデーモンたちだ…。ちょっと前に登場したエンジェルなどとは、段違いの恐ろしい魔物。いや、悪魔です。A級妖怪クラスが人間界にぞろぞろ出てきてしまったら…ひとたまりもない!

禁じられた侍の極意中の極意を御見舞しようと必死にためているショウ!

「私は人を超えた!」とイキる中二病のギル!

そして、魔物共が異空間で蠢いている。

膠着状態を打ち破ったのは、ルー!

「そ!」

と、言っているのは前のコマで「く」と言っているからです。「くそ!」ですね。

剣圧を穴にぶち込みましたが、障壁によって無効化されてしまいました。

もう少しで異形の者たちがこの世界に現れる…絶望に包まれかけたパーティーでしたが、ショウがついに奥義を発動!

鳳龍虚空斬!!

虚空を切り裂く特殊な技。もちろん、生き物も両断できる技なのでしょうけど、なぜ、この技を習得していたのか?ショウの家に代々伝わってきたのか?

おそらく…彼の母国ホウライ国では、鬼や妖怪たちと戦ってきた歴史があると思うのです。古き言い伝えでは、鬼や妖怪たちは異空間から湧いて出てくる(RPGみたいに)。このような扉、穴というか…「ウルティマ」チックに言うとムーンゲート(レッドゲート)的なものを破壊する技が伝承されていたに違いない!と、私は思うわけです。

異空間の中ではグレーターデーモン共がひしめいています。D級妖怪どもが先に来て…などの甘い展開ではなく、いきなりデーモン閣下ですからな。

異空間にヒビが入り、崩壊してしまいそうです!

いや、そこまでではなさそうです!

物知りサンザが解説してくれています。

膿を吐き出そうとしている!どこに飛ばされるかわからない!

異空間、過去、未来へと飛ばされてしまうということか…!?どうして、そんなに詳しいんだよ!サンザ!

未来の世界へ

ル’ケブレスは「跳んだか」と一言。

彼は4人を、安全と思われる農村へとテレポートしてくれました。

親切なホビット族に拾われて良かったですね^^;
ショウたちが居た時代から150年後の世界に来てしまったとのこと…。ルーはこの事実に驚きましたが、シェーラさんはポジティブシンキング。

シェーラさん「あ、そーかもう追われる心配もないのか。なら、別に構わないな…」
サンザ「まだ仕事の代金もらってねーんだぞ」
ルー「ひ、ひどいじゃない!父上にも母上にももう会えないって云うの!!」

シェーラさんのちゃっかり具合、ルーのまだまだ子供っぽさがとても可愛いですね!

ルーは母上を非常に愛しているのは作中よくわかりましたが、父上のことも大好きなんですね。父親からはいきなり教育方針を変更され、戦場に行くことにもなり、複雑な思いを抱いていたのかと思っておりました。

確かに、父親はルーが名実ともに「姫」となってからは、めちゃくちゃ愛でてそうですし^^;割りと家庭円満だったことがわかり、ルーファンとしては非常に安心致しました。

第一部完!となりましたが、ずいぶんとレビューに時間をかけてしまいましたね。でも、正伝同様、書いていて本当に楽しいレビューでした。石垣環御大の作品は読んでも面白いですが、レビューしていくとどんどん味が出てくるスルメ漫画。モンキーさん始め、多くの方々が復刻させよう、石垣御大を表舞台にだそうとするのがよくわかります。

御大もこのブログを見ていてくれたらな…(不快に思われるか心配だけど)^^;

第二部3冊、第三部は2冊手元にありますので、引き続きレビューしてまいります!

漫画ウィザードリィ外伝第一部のレビュー、完!

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