リョウ達善のパーティー、ロキの悪のパーティーのそれぞれの休日。
コンラッド老、アレックス老がトレボー城下に姿を現し、様々な事実を叩きつけてくれました。
- リョウの育ての親であり、剣術の師匠でもあるコンラッド老は死んだふりをしていただけ。
- リョウがトレボーの血を引いていること。
- トレボーは色に狂い、王族、貴族の娘、下賤な者たちまで手当たり次第にご無体。
- リョウのおじいちゃんがシレッと登場。
休日は戦闘シーンが無いとは言え、非常に濃い回でしたね。
裸エルフ
一方、悪のパーティーたちはと言うと…?
なんだなんだっ!?
カルラを囲んでいるのは、エルフのようだが…。
エルフにしちゃあ…ずいぶんとゴリゴリのマッチョじゃないか?
てめぇらぁ!
裸忍者だなっ!?
華奢なエルフがここまで肉体改造できたのは、並々ならぬ修練の結果。それに、長剣を手にした人間に対して一切恐怖を抱かず動じていない。熟練の忍者たちに間違いない。
回想シーンだから裸なんじゃ?などというツッコミは愚問。
「都市で見知らぬ男に股広げてできたのが、てめえさ、カルラ。何処の誰とも知れねえやつの息子のてめえなんざ…」
「この由緒ある村にいる資格なんかねーんだよ」
ああっ?!
「ねーんだよ」じゃねーんだよ!
そもそも、由緒ある村に裸忍者が居るわけねーだろ!
由緒正しいということは「ハイエルフ」が数多く住んでいたのか?
カルラはハーフエルフ。ロードス島戦記をお読みの方なら、ハーフエルフはエルフ界で忌み嫌われ、差別される存在だということはご存知のはず。
お母さん、かなりの美人です。やはり、何処かでトレボーに見初められて強引に…。服ぐらい着せて上げればいいのに。かなりムチムチです。ハイエルフは貧乳、ダークエルフは巨乳というイメージがありますが、そんなのは昔なかったんだ。漫画ではリリス、ミリアのヌード、娼婦ヴァンパイの裸とありましたが、カルラ母が一番色っぽく感じるのは私だけだろうか…?
「切り裂きの剣」で切り裂いていくぅ!!
ACがマイナスに達しているであろう裸忍者を叩き斬る!Wiz1のACバグをフル活用しているんだ。
ごつい鎧を着用していても、剣撃の前にはバターのように斬られていく。それが漫画ウィザードリィ。ヤングジャンプコミックスの「キングダム」でも、鎧なんか簡単にぶった斬られています。ACバグ精神は次代の漫画家にもちゃんと受け継がれている。
カルラが本当にエルフの里の仲間を斬り殺したかどうかわかりませんが、大変辛い過去を背負っているんですね。
エリスに甘えたい…?
カルラはもしかしたら、自分の父親がトレボーであることを知っているようですね。母から聞かされていたのでしょう。自分の不幸な生い立ち、そして、母が迫害された恨み。ワードナを倒せる力を身に着け、魔除けを持ってトレボーと面会。トレボーと近づきになり、叩き斬ろうと企てていたのかもしれません。
エリスは純血エルフ。ハーフエルフの苦しみもよくわかっているし、カルラのただならぬ覚悟もわかっているはず。それでも、他人のこと、この世のことすべてに興味が無いと言い放ちました。
下着すら履いてない奴に言われても…。
エリスも居づらいでしょうよ。
いや…もしかしたらこの二人、関係ができているのかもしれませんね。
「相変わらず冷たいな…」
というセリフには、エリスに甘えたい気持ちが込められています。
エリスもエリスで苦しんでいるんです。双子故に忌み嫌われ、無理やり妹と引き離されてしまった過去。もう一人の自分であるリリスには、私の魂、私の心、私の全てが。生まれた時から共有してきた感情。
善も悪のパーティーも、みんなそれぞれ重い過去、辛い過去を引きずって迷宮探索をしているんだなぁ。ジャドくらいかな、悪に染まって殺しを心から楽しんでいて悩みのなさそうな奴は。
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