再び迷宮へ潜り込んだパーティー達。
地下10階の敵の首をはね飛ばして進んでいく。相当な熟練度です。
最強の武具を手に入れ、レベルも相当高いのでデーモン系が登場しなければ、順調に進んで行けるようです。
ただ、ミリアが言うには敵の数がいつもより多いとのこと。
ワードナは、秘密に気づきかけているパーティーを本気で潰しにかかっているのかもしれません。
アルカードも「間断なき攻め、方針の変更があったのか？」と警戒しております。
ワードナが何を考えているのか、この時点ではわかりません。
何らかの秘密を知っていると思われるのは、アルカード、そして、古参メンバーの生き残りでしょう。古参メンバーからエリスへ何かが伝えられたものの、それはまだわかりません。
やきもきするな～。。。。
石垣環御大、読者を焦らす手法も良し。
一度ワードナを倒し、魔除けを手に入れた古参メンバーは、二度とワードナに会うことはできません。謎を解くのは若者たちです。エリスのアルカードへの警戒感は増し増しですが、半分以上ワードナを裏切っているようなので、読者的には安心です。
一方、ワードナ陣営。
なんと！ワードナの側近として侍っていたヴァンパイアたちが、アルカードの「密偵」ということがバレてしまい、大変な目に遭っていました。
「不死族に自由意志を持たせておいたのは、私の過ちであったな」
なにィ？
ただの生ける屍として操り人形だったけれど、ワードナが意志を持たせてやったというのか？
アルカードことヴァンパイアロードはかつてワードナと戦っているし、手先のヴァンパイアたちも意志は持っていたと思うんですよね。
持たせて上げたというよりも、持ったままにしていたのでしょうね。
ワードナが自由意志を封じないでいたが、正しいと思います。
ロッティングコープスやゾンビ、ナイトストーカーあたりは、意志を持たせてやろうにも、「グェ～」「ぼぇ～」しか言えなそうですからね…。かと言って、色々話をされても迷宮内は帰って混乱するかもしれません。
迷宮上層部にいる、レベル3忍者やプリースト系も「最近ゾンビから『俺とパーティー組まん？』って聞かれて困ってるんだよ」とか、スキンシップの激しいロッティングコープスにセクハラされたプリーステスが麻痺させられたり、ワードナに苦情がいくかもしれません。
「ええ？また不死族がらみのトラブル！？」
「臭いもキツイし、嫌ね～」
とか…すみません。
それどころではない！
話を戻して。
ワードナから何かをされて、アルカードガールズたちが大ピンチでした！
夢ッペ！麻友子！まりあ！あかね！それに・・・奈々も！｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡
しっかりしろ～！
彼女たちも相当な実力を持っているはずです。反トレボー連合軍の総指揮官5名を手玉にとりましたし、麻痺、毒攻撃に加えレベル4以上の魔法使い呪文も使用できます。うまく男をたらし込むコミュニケーション能力も高く、くノ一的な力を持っています。
ディスペルではなさそう！
彼女たちも呪文無効化能力がそこそこあるので、多少の呪文でへこたれたりしませんが、ワードナのことですから呪文無効化能力を無効化する能力も持ち合わせているのでしょうね。そして、麻痺呪文である「マニフォ」を発動したのかも知れません。
ワードナの強さというと呪文無効化能力、強力な呪文などが上げられますが、石垣環御大の漫画では、ネクロマンサー的な部分や魔界のトップを呼び寄せてしまうカリスマ性などを実感できます。ワードナの恐ろしさをより際立たせてくれるのが良いですね。
「苦しむことはない。汝らが王も、じき同じ運命をたどる―」
おのれ…不死族に希望を持たせておいてこの仕打ち。
「私に協力してくれれば、外の世界で活動させてやろう」とでも言ったのでしょうね。彼女たちはワードナの言葉を信じて従ったヴァンパイアロード（アルカード）についてきたんですよね。
アルカードぉおおお！
ヴァンパイアとは言え、忠義心のある美女軍団がこのような目に遭うのは許せませんな。ヴァンパイアロードの頃と比べて弱体化したアルカード様ですから、当然のことながら彼女たちを守ってやることなどできません。
「オーガロード、トロル共はおるか？」
「ぶへへへ…こちらに」
「お前たちにコイツラをくれてやろう、好きにするがよい…」
「ヒャッハー！！」
マニフォで身動きが完全に取れないアルカードガールズたちに、トロル、オーガらけだものが襲いかかる！
なんてことにもなりかねないぞ…。
あっという間に鎮圧されてしまいましたが、敵陣営の内紛というのは王道ながら燃えてきます。
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