サンザ隊(サンザ、シェーラ、テツ、リイナ)のパーティーは二の丸へ。
敵兵を蹂躙しながら、迷宮奥深くへと進軍。大扉を開けると、そこには光の世界が…!?
ヘルマスター!
それにヘルハウンド!
なぁんだ。
中間管理職じゃないか。
確かに恐ろしい相手ではあるけれども、サンザやテツの前では、ヘルマスターの1匹や²匹、ハエみてえなもんだぜっ!
ラハリトだぁ!?
効かねーんだよ!
まさかの不意打ちのラハリト。ウィザードリィゲームでは、不意打ちでの呪文はタブーだったはずだぜ!
炎の中から、シェーラさんが呪文を唱えた!
何系の呪文かわかりませんが、ヘルマスターとヘルハウンドに襲いかかる。
爆煙の中から、サンザとテツが躍り出てヘルハウンドたちをたちまち斬り伏せる!
速攻感がたまらない!
石垣御大のスピード感のある描写が光る。
つい先程まで、ラハリトを直撃させた程度で、もう勝ったつもりになっていたヘルマスター様。犬数匹程度で足りないでしょうに。ヘルマスター5人は呼んでこないと。まあ、それでもたりないだろうけどな。ふふふ…。
「ガーゴイルめ、この程度の輩に遅れを取ったのか」
ガーゴイルなんて下級ですから。
ヘルマスター様、ツメが甘いと言うか、相手の強さを見極めることができないッスね。
ラハリト程度じゃ、レベル8ファイターですら倒すことはできませんよ?
それにしても、シェーラさんは優しいですね。
ヘルマスターをよいしょしてくださる。
読者にも緊張感を与えてくれる。流石サンザのお嫁さんです。
先程シェーラが唱えた呪文はマダルト。
さっきの呪文で、ヘルマスターも死んでしまったのではないかとテツは言いましたが、シェーラ曰く「そんな甘い奴らではない」とのこと。
マダルトが効いていない!
テツが狙われた!
蛇がムチとなって、いや、ムチが蛇だ。
蛇鞭がテツの胸板に直撃!
テツは負けじと鞭をひっつかんで引き寄せてからのひと薙ぎ!
ヘルマスターの右腕を跳ね飛ばしぁ!
テツ「以前の甲冑だったら、今の一撃でやられていた…」
鳳凰の塔で、神具と呼ばれてもおかしくない、強力な魔法がかけられた防具を授かりました。ゲームで言うと「極上の鎧」以上の鎧だと思います。極上の鎧以上聖なる鎧未満の鎧と確信しております!
その他、ダメージが軽くなった原因として、テツそのもののHPも上昇したことも影響していそうです。まともに受けたように見えても、来るとわかっていた攻撃ですから、無意識のうちにダメージを軽くしようと回避行動をとったに違いない。絶対そうです。
流石にまずいと思ったのでしょう。
ヘルマスターは仲間を召喚。
普段つるんでいる相方のようなヘルマスターなのでしょう。
シェーラとリィナはモンティノを重ねがけして、呪文封じ。片方を封じ、もう片方はラハリトを発動。
テツが1匹を一刀両断!
続いてサンザ!
!?
まさかの空振り!
そんな…サンザがヘルマスター如きに手こずるなんて…。
サンザの不調を見て、すかさずシェーラさんが援護射撃!
力のメイスか粉砕のメイスか…あるいは僧侶のメイスか?
バシュッ!と飛び出してから、ヘルマスターの顔面を粉砕してしまいました。とんでもない破壊力ですね。悪魔の顔面を粉砕です。
サンザ…体調不良ではないので、おそらく…加齢だろうな。
鳳凰の塔編が終わってから、妙に彼が老けて見えて。画風の変化かと思っていましたが、この時確信しました。もう、昔のように動けなくなってきている。
それでも、兎にも角にも勝利です。
一方、カメラはショウたちに。
おお…これは…。
レッサーデーモンズ!
5匹以上いそうですねぇ。
ヘルマスターほどではないにしても、呪文無効化率が60%程度あり、マハリトを連発されると、熟練の冒険者でもきつい。
キャンは異形の者との戦闘経験が少ないため、緊張感は半端ないでしょうね。
恐怖心を喰らってこそ奴らは生きる。
ショウなら大丈夫そうですが、キャン、フィル、ログらの戦いが楽しみです。
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