ショウは鳳龍の奥義を連発しながら、鳳凰の塔へと向かっておりました。
まだ、塔の内部にすら潜入できていない時点で、すでに2発の奥義を炸裂させています。鳳龍奥義は、自分の生命力を削って放つ技。馬小屋で休んで全開するMPとは勝手が違うのです。
マダルト使いの集団と
塔の内部へようやく潜入。
襲いかかってきのは魔法使いの群れでした。
マダルトの洗礼。
高位の魔法使い呪文ですが、ショウは気を練り障壁を作ることでダメージを減少させていました。ウィザードリィゲームにはこんな技はありませんが、気を練って呪文の効果を抑えるのは有りだと思います。冷気だけではなく、ファイアードレイクの炎も軽減させることができます。
「リイナは下がっていろ」
と、言われて大人しく下がりましたが、後方から呪文封じのモンティノで援護。
この援護はでかい。
マダルトの使い手二人を黙らせることに成功。
モンティノの描写が相変わらず迫力があります。呪文封じこそ迷宮でのリアル。眠り、呪文封じの呪文がこれだけ冴え渡るRPGはなかなか少ない。他のRPGですと、効きが悪かったり、中盤以降のモンスターやボスに効かなかったり。わざわざ封じ込めなくても、全体魔法の威力を上回る回復呪文がありますからね。
Wizの戦闘ターンは非常に少ない。短期決戦に持ち込まないと死人がでます。先手を打って敵の動きを封じるか倒すかしないと、えらい目に遭います。このあたりの描写が漫画でしっかりなされているところに魅力を感じます。
魔法使いたちを撃退。ここでショウ&サンザとテツの能力差がはっきりと描写されていました。
サンザはマダルトを交わし、ショウは気で弾く。
テツは直撃。HPが高そうなので強引に耐えた形でしょう。
テツぅ。゚(゚´Д`゚)゚。
まだまだ序盤でマダルトの直撃は苦しい。
が、耐えて終わりではない!見開きで敵を粉砕していくぅ!
テツの成長がまたしても見れたので嬉しかったです。
サンザチームとケイヒチームそれぞれ順調に2階、3階へと歩を進めました。
VSバーサーカーズ
ショウたちは暗闇の中、バーサーカーと思われる連中と遭遇。
力自慢のテツですら、斬撃を受け止めただけでも腕が痺れるほどです。
脳筋なだけにたちが悪い。
サンザのこの一言がまさに戦いの面倒さを表しています。
私はてっきりフロスト・ジャイアントかと思ってしまいました。背も高いし^^;
何れにせよ、こんなに背が高くてガチムチの奴らに囲まれたら、所持金渡して命乞いしたくなりますよ、わしゃあ…。゚(゚´Д`゚)゚。
ショウは奥義こそ使わなかったものの、マダルトを使用。今までの無理が祟ったのでしょう。ついにダウン。ちょっと気を失っている状態です。
このあと、リイナがリトカン(炎の呪文)で、テツらがフォローに入って事なきを得ましたけど…やはりこの編成は無理がある。
そもそも4人パーティーではいかんのです!
1000年以上先の話ですが…ロキさんやシルヴィア姐さんたち知られたら、あまりの無謀さに説教されてしまいますよ。
ギルの迷宮では、
- ショウ…侍。魔法使い呪文が使える
- ルー…ロード。僧侶呪文が使える。
- サンザ…忍者。戦闘だけでなく罠解除等。
- シェーラ…司教。魔法使い、僧侶呪文両方使える。
鳳凰の塔のパーティーは…
- ショウ…侍。魔法使い呪文が使える
- サンザ…忍者。戦闘だけでなく罠解除等。
- テツ…戦士
- リイナ…僧侶
攻撃呪文をショウに頼っています。
回復役もリイナ1人です。
ショウは前線では刀による通常攻撃に加え、奥義を放つこともあります。
敵の数が多ければ呪文も使う。
疲弊しますよ、これじゃあ。
リイナにもしものことがあったら…いくらショウやサンザでも詰んでしまう可能性もあります。人数が少ない上に、前回のパーティーと比べて遥かに不安定です。
テツとリイナが成長しているのが頼もしいですが…それでも見ていてハラハラしますね。鳳凰の塔1巻の終盤は戦闘が多く、手に汗握る展開です。他の漫画のように雑魚モンスターを軽々とやっつけるのではなく、ショウ達にとってやや格下といえどもモンスターの脅威を読者に伝えてくれます。主人公たちも力を出しきらないとやられてしまう、紙一重の戦いを演出してくれる。この描写が非常に上手いのです。読んでいて楽しい。
ケイヒの部下が怪しすぎる…
ケイヒ陣営も相当な手練です。
ケイヒのみならず、シンという男も奥義を多少会得しているのでしょう。
剣技も素晴らしいようで、塔の内部にいる敵を圧倒していました。
鳳龍の技の欠点、副作用を十分承知しているかのような言動が目立ちます。
ケイヒもやっかいですが、この手の男は嫌ですね。誰かにケイヒを監視するよう命令されているお目付け役かもしれません。
対忍者戦!!
このシーンは熱かった!
ダークゾーンのようなところに来てしまったショウたち。
現れたのは音と気配。その姿を補足するまでには、熟練の冒険者ですら多少時間を要する…。
不意に斬撃音が鳴り響き、驚くテツとリイナ。
まるで見えない敵が斬りつけてきたかのようです。
ショウは見事に防ぎました。これは、竹藪の中でクナイを投げてもらい、それを弾き飛ばす修練の賜物でしょう。
何なの!?
本当に何なのよ!?
サンザ曰く、敵は「忍者」だと…。
「レベル8忍者」か?
いや、そんなものではなさそうです。「マスターニンジャ」以上の実力の持ち主でしょう。それも、10人近くいそうです。
完全に囲まれた4人。
不意に襲いかかってきましたが、ショウが見事に撃破!
ギリギリ!!!
「ショウが気づいてなかったら、お前の首と胴体は離れていたぞ…テツ」
いや、そうだけど!
いきなりはきついぜ…サンザの旦那!
ハウトゥーThe 実戦。゚(゚´Д`゚)゚。
忍者は本当に厄介だからな…。
ラハリトで一体、サンザも一体撃破。
リイナとテツが心配でたまりません。
リイナ逃げろ!
危ない!
テツが気づいたぜ!
ナイッスぅ!!
!?
かわされただと…?
ここは一撃で仕留めて「よっしゃあ!」と叫んでほしかったが…厳しいぜ、石垣御大。゚(゚´Д`゚)゚。
危ない!
テツ!!!
うわあぁあああ~!!!
最後のこの引き!これで鳳凰の塔第2部後編までお預けですよ?上手いところで切ったなぁ~。
第2部前編の戦闘シーンだと、忍者戦が一番スリリングでよかったな。忍者の怖さを改めて教えてくれたというか。
正伝でも、まだ迷宮に不慣れだった主人公「リョウ」も、忍者と戦って腕を斬られてしまいました。
忍者ってのは恐ろしい。味方にいる時は「おい!もっと首はねてくれよ!」とか思うんだけどね…^^;グレーターデーモンやフラックの首をはねてくれた時は「よしっ!」って言っちゃいますからね。
忍者は敵も味方も熱いですな。
とにかくウィザードリィファンが増えてほしい。
本当に面白いです。ウィザードリィ外伝。ウィザードリィを知らない人でも、楽しんで読めると思う。
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