ヒダカミもまた雪深い国なのでしょうか。
町並みを見ると冬景色。
先日、マハリト(大炎)テロにより、多くの冒険者が亡くなりました。
下手人探しはヒダカミ政府に任せているのでしょう。クサナギを探しに来た冒険者たちにとっては、下手人などどうでも良いこと。鳳凰の塔に入れば、どのみち化け物ばかりと戦いますからね。
スカウト
サンザはそこそこ良さげな食堂でスカウトを始めているようです。
使えそうな奴はなかなか見つからないご様子。冒険者たちも先日のテロで相当数やられましたし、その中にも使い手も居たはずなんですよね。
場末の食堂などでなく広々とした立派なお店で仲間を探すのは、流石です。諸国から派遣されているパーティーはその国政府のお墨付きの強さですし、それなりにお金を持っているはず。場末だと強い人間と会える可能性は低くなりますからね。
と、サンザがまったりしていると、喧嘩のようです。
「またテツかよ…」
という声が聞こえてきました。
どうやらこの辺りでは有名な厄介者のようですね。冒険者に絡むタイプのやつ。そして、絡まれているのは、なんとショウ!
これはあまりに相手が悪すぎた。
道を通してもらいたいだけなのに、どうして急に絡まれてしまったのか?
使用している武器は、ハルバードのように見えましたが、棒の先に大きな片刃の刃がついているもの。
ショウは刀も抜かずに攻撃を躱すのみ。
一向に当たりません。
そこへ通りかかったテツと呼ばれる男の女友達でしょうか。
リイナという女の子。
彼女の静止を無視して斬り掛かった!
どうするショウ!
眼の前にいる女の子にボディタッチ…からの鳳龍奥義!
リイナの体を貫いて衝撃波がテツに襲いかかったぁ!!
体を通す意味とは!?
リイナの体を通すことで、威力を相当抑えたのかもしれませんけど、リイナの内蔵とか大丈夫なんでしょうね^^;?
テツは気絶しただけなので命に別状はなし。
剣技だけじゃあない!当身技も人間離れしているのか…めちゃくちゃ強いな、ショウ。
サンザは仲間に出来そうな人物がいないことを報告。
社交性のあり、年の功もあるサンザはスカウトに適任ですよね。諸国をめぐり、見識も広いし人を見る目があるのでしょう。忍者であるキャンの能力も見抜いており、素質は俺よりもあると言っていましたね。
ショウは自分から声をかけて仲間を探すタイプではないので、腕っぷしに絡まれて、返り討ちにしたやつを仲間にする方が向いていそうです。
サンザは「ルーを連れてくればよかった」と。
シェーラは戦いを嫌っていますし、ルーは喜んでくるとしても、ショウは内心来てほしくないと思っているはず。危険な目に遭わせたくないでしょう。
と思っていると、
来た!
先程絡んできたテツ、それからリイナです。
きちんと謝ってくれました。
素晴らしい!
テツのお辞儀の仕方、日本の正しいお辞儀の仕方です!両手が前に来て下がる。さすが石垣環御大、心得ておりますね。
テツは緊張しているせいもあるかもしれませんが、ちょっと吃り傾向ですね。
ちょっと鈍臭くて要領が悪く、未だに侍になれないけど、ものすごく素直で、強くなることにひたむきな姿勢で好感が持てます。頑張っても全然結果が伴わない…まるで自分を見ているようです。一気にテツへの親近感が増していく。
鍋も旨そうだ。
正伝と比べてお食事シーンが多めでいいですな~。
もう一人の鳳龍使い
場面変わって、謎の剣士登場。
物取り侍に囲まれている剣士は、何と女侍!
ホウライ国ではまず見られないのでしょう。物取り共も驚いております。
「女のくせに侍だと…」
この一言に女侍はブチギレ。
命だけは助けてやろうと思ったが、思わぬ逆鱗に触れてしまったご様子。
鳳龍四方斬!
雑魚浪人共が木っ端微塵にっ!
結構エグい殺られ方でした。
翌日、死体の回りには野次馬が。
「ゲロゲロ…」
^^;
懐かしい響きです。サンザがコカトリスを見た時と同じ反応なんだ。
デジャヴュ
それにしても…ショウ様…「さん付けはよしてくれ」って…。
この流れは…っ!?
「リイナだって…♥」
ほらぁぁぁ!!!
またやってる!
しかもこの既視感!
リイナのお目々がハートになっていますよ…。
いえ、私はリイナを責めているのではありません。この器量良しのイケメンに怒っているのです!
どう落とし前つけてくれるんですか?
「150年前のことは忘れてないわよ!」by怒りのルーシィディティー
私は今のところ、100%ルーの味方ですからね。
こんなことなさるなんて…あたくし、ショウ様のこと見損ないましたわ!
さっきの鳳龍透過波は惚れ薬的な効果もあったんだな。だからリイナをわざわざ触って…!
リイナも良さげなキャラ。なんとなく、正伝に登場したシルヴィア姐さんの若い頃のような雰囲気ですね。ちゃきちゃきしていて惚れっぽい。だけど惚れたからにはものすごい一途。
石垣環御大の漫画に登場する女性キャラは器量が良くて惚れっぽく、それでいて一途…と、男性が惚れ込んでしまうキャラばかりで、これもまた見どころですね!
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