テツに特化した記事です。
このブログのキャラに特化した記事って、実はあまり閲覧されないのですが、自分用に書いていきたいと思います。
「漫画ウィザードリィ外伝で一番好きなキャラは?」
と、聞かれたら、私は迷いなく「テツ」と答えます。
二番目はシェーラさんかな。
正伝ではアルカード、ロキ、シルヴィア、ミリア、モルグ…など主にいぶし銀のキャラが大好きでした。正伝について書きたいことはありますが、テツに話を戻しまして。
侍の家に生まれた戦士テツ!
一般職の戦士のまま戦い続けたのは正伝、外伝シリーズを通じてテツひとりだけです。
また、正伝では僧侶のミリア、魔法使いのシルヴィア、外伝ではリィナ、エミリア(ともに僧侶)が一般職でした。
正伝のリョウ、カルラはそれぞれ君主、侍へと転職しました。
ロキやサモンも同様です。
テツは侍の家に生まれましたが、物覚えが悪くてなかなか侍になれず、そんな不満を「腰抜け侍」共に向ける日々を過ごしてきました。
彼は外伝の鳳凰の塔編に登場します。鳳凰の塔にはクサナギという名剣があると噂になっており、テツもそれを手に入れたいと思っていたか腕試しをしようとしていのでしょう。
荒くれ者かと思いきや性格は素直で一本気。
どんないきさつがあったかわかりませんが、よりにもよってこの物語の主人公チート侍ショウに喧嘩を売っていました。
この時はただのモブかなと思ってしまいました。
ショウにかなうはずもありません。鳳龍の奥義であっさりと気絶。
「力ばかりに頼っていたら素質が無駄になる」
そう!
テツは素質のある人間なんです!
ショウに見抜かれたのであれば、レギュラー確定です!
第4話では扉ページを独占したほどのキャラです。
ほんのちょっぴり芋っぽい、けど荒々しさも感じる絶妙な鎧が良き( ゚д゚ )!
ヘビの化け物やドラゴンと戦う
この回はテツにとって異形の者との初対決でした。
相手は大量のツーヘッドスネークです。しかも囲まれてしまいました。
こんな化け物と戦うのは初めてというテツ。
幼馴染のリィナからは、
「だらしないぞ。テツ」
と突っ込まれるほど。
モンスターとの初戦に驚き戸惑いながらも、徐々に順応していく。RPG漫画の主人公の王道です。外伝のヒーロー、ヒロインであるショウやルーは元々才能に恵まれており上級職であり、身分も高い。異形の者との戦いにもすぐに順応しました。
普通の人間の成長具合を楽しめるキャラ、それがテツです。
素直な感想を漏らすテツ。
ラハリトで焼き払うのを見ていただけですが、見るのも勉強のうちだとロキ様が正伝で仰っておりました。血となり肉となる経験です。
塔から一度出て街に戻り、また塔に入る。
これを何度か繰り返していたのでしょう。異形の者との戦いに不慣れだったテツがだいぶ慣れてきました。
ハイマスターいや、グランドファザー以上の腕を持つサンザ様からのお墨付きもいただいた!
雷火龍(ファイヤー・ドレイク)との戦いでも、サンザのサポートどころか、テツがトドメの一撃と言わんばかりの大打撃を与えています。テツの強力な斬撃に信を置いているのでしょう。硬そうな鱗だし、大きな体格。忍者の一撃よりも戦士の大ぶりの得物でざっくりやった方が仕留めやすいでしょうからね。
ブレス攻撃、呪文攻撃をメインとする化け物共はいの一番に倒す。異形の者との戦いでの鉄則です。ゲームでもです!修羅場をくぐり抜けて来たからこその状況判断。RPGのキャラのレベルアップとは、力が強くなったり、素早さがあがることだけではない。判断、行動ができるところが大きいのだと、感じさせてくれます。
ファイヤードレイクを叩き斬った後もまた見どころ!
こいつは深手を負わされたものの、テツの一撃で仕留められませんでした。
それどころかブレス攻撃!その先には幼馴染の僧侶リィナが!斬った後だけど、即反応!
この身のこなしよ!
重装備なのに機敏に動ける。お陰でリィナはノーダメージ。テツがかばっていなかったらブレスが直撃していたはず。テツが覆いかぶさる形で難を逃れましたが、テツに炎がかすったかもしれません。私がリィナだったらテツに感謝するし、ものすごく心配します。
「テツ!?大丈夫!!?」って声かけますよ、絶対!
えぇ…(´・ω・`)?
ショウ、ショウ、ショウ…どいつもこいつもショウ(# ゚Д゚)!
メイジ戦
大量のメイジ。
異形の者ではありませんが、闇落ちした悪のメイジどもです。
魔法使いの高位攻撃呪文マダルトを使うほどの使い手どもです。これはまずいぞ…。モンティノで呪文封じが先決。
でも戦士のやることは一つ。
その通り!
呪文を唱えさせる前に手早く片付けること。
どんどん頼もしくなっていく!
LV10メイジ以上の実力を持ったメイジの集団。
マダルトは熟練者にとっても脅威です。HP100以上のキャラでも、マダルトを一撃受ければHPの半分ちかく持っていかれることもあります。ここまで来た一行は決してフルHPではありません。
テツが真正面から凍気の呪文マダルトを受けてしまった!ここの踏ん張るところ、良いアングルですよね。このちょっと前のページでは、そこそこの実力を持ったパーティーがマダルトを受けて全滅していますし、ケイヒのパーティーも凍気のブレスを受けて2人殺されています。
中の上程度の冒険者でも命を落としかねないマダルトの威力。
戦士テツは見事に耐えました。耐えただけではなく、呪文の使い手を一刀のもとに斬り伏せました。
ひと薙ぎでメイジを木っ端ミジンコ!
たったひと薙ぎで人間が分断されるなんて…通常攻撃なんかじゃない!鳳龍渦旋斬みたいになっていませんか😅鳳龍の技は言い過ぎだけど、少なくともルー、そして正伝のキャラが使っていた剣圧に匹敵するパワーがありそうっす!
ダークゾーンでの闘い
今度はバーサーカーと思われる脳筋の剛力共と一戦。
サンザ曰く、戦い易し斃し難い非常に厄介な相手です。
テツめがけて暗がりからバトルアクスが振り下ろされたぁ!
「テツ!避けろ!」
ドラゴンボールZのナッパ戦での天津飯のパターンのやつか!?と、流石に私もテツの身が心配になりました。見開きページを見たらちゃんと防いでいました。力自慢のテツですらガードごとぶっ飛ばす怪力。
石垣環御大!
良いよ!すごく良い!
初戦はツーヘッドスネーク。
ブレスを吐くドラゴン、魔法使いと来て、今度は脳筋。
まさにテツを鍛えるための試練。テツを鍛えて鳳凰の塔の上部での決戦で戦力なれる実力を身に付けさせていく。狂王の試練場ならぬ「石垣環の試練場」だ。
一読者としてテツの活躍と成長を楽しく見守らせていただきました。
そしてついに来た。最凶最悪のくそったれ野郎共と言われる忍者との闘い!忍者好きの人すみません。いや…あの…私じゃなくてサンザが言ったんです😅
ドラゴンやら脳筋やら呪文使いやらに勝利してきました。しかし、今回もまたタイプが全く違う敵です。テツは忍者との戦闘は未経験。素早くトリッキーな動きに翻弄されます。
ショウのラハリトに救われる。
リィナを狙う忍者に猛烈な一撃を加えたはずなのに…見切られた。
レベル8忍者かマスターニンジャか。この引きのイラストが大好きなんです。鳳凰の塔前編の最後のページがテツですよ!
「つづく!」
こんなの見せられたら…当時の読者はすぐに書店に駆け込んでいたはず。たまんないっすね。テツ。
ショウと同い年なんですよね
リィナは驚いていました。
私も驚きました。
とはいえショウは150年前の人間です。様々な経験をしているので大人びて見えるのでしょう。ギルの迷宮でルーとぎゃぁぎゃぁ騒いでいた頃とは全くの別人。キャラの成長具合、変化をきっちりと描き分ける御大。
テツは出会った頃こそちょっと幼い感じがしましたが、戦闘を経ていくうちに精神的にも成長していく様子が伝わってきます。鳳凰の塔の後半から、ショウと出会ったばかりの頃とは別人のような雰囲気になっていきます。
やっぱりテツは良き。ここまで書いたので、テツの活躍を最後まで書ききりたいと思います。
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