漫画ウィザードリィ ヴァンパイアロード様、敵に塩を送る

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ミリア、シルヴィア姐さんが二人っきりでギルガメッシュの酒場で女子会をしている最中、迷宮ではロキのパーティーが半壊滅状態の大ピンチに陥っていました。

錯綜

この一報は、ミリアが恋のお悩み相談中、モルグからもたらされました。

悪パーティー半壊状態

フラックらに辛うじて勝利した模様ですが、ジャドを失い、手練と思われるモブ2人も失い、ロキ、エリス、カルラの3人だけになってしまいました。

ロキたちは地下10階。マロール(テレポート)をしようとしても、うまく移動できずに石の中に転送されてしまう可能性が高いのです。

画像出典:ウイザードリィ 第2巻 死闘編 ©1989 TAMAKI ISHIGAKI

ダンジョンの石壁には、テレポートに失敗した冒険者たちの亡骸が埋め込まれています。
相当な数が埋め込まれていそうですね…。ここまで来られただけでも、相当な腕利き連中です。レベル13以上のマスタークラスがどれほど居たのか…。

漫画の冒頭、不意打ちとはいえ、魔物たちにほとんど抵抗できずに蹂躙されてしまった人間たちでも、迷宮で鍛えまくれば、ワードナの迷宮の地下10階に降りられる実力は身につけることができるのですね。

顔が壁からせり出して来ていて、100年以上経過して平和な世の中になったら観光名所の一つになりそうです。

カルラがロキに謝っているのはなぜだろう?
当時の戦況とフラックの強さを見極められず、フラックに斬りかかってしまったことが、パーティー半壊につながったと思っているのかな?

シルヴィア隊が救出に向かう

場面変わってサコンパーティー。
今では、善と悪に性格が分かれてしまい別行動ですが、特にお互いに嫌い合ったり恨みがあって分かれているわけでもなさそうです。

分かれたとは言え、かつては共に闘った仲間です。無視を決め込むなんてできん!

というわけで出陣。

シルヴィア姐さんらは一気に地下10階へ。
リリスは姉が心配だし、リョウもリリスが行くのなら…という気でしょう。恋の悩みを相談中、出撃に付きわされているミリアも大変ですね。

いや、そんな言い方は野暮。迷宮ではお互い様。生き残るためには必要なこと。それにミリアは心が広くて優しい女性なんだ。

画像出典:ウイザードリィ 第2巻 死闘編 ©1989 TAMAKI ISHIGAKI

恐らく「レベル8ファイター」と思われる大集団に「ティルトウェイト」を御見舞するシルヴィア姐さん。

物凄くわかるw

FC版WIZ1ではレベル8ファイターが最大で4グループ、1グループ5人で登場することもあるのでかなりの大集団に。ティルトウェイトで数を削って、前衛が蹴散らすというパターン。倒すのが結構気持ちいいんですよね^^。Wizのファイター系は好きです。

荒れ気味のシルヴィア姐さん。やはりロキたちの事が心配なんでしょうね。

先を急いでいるっていうのに「お宝が…」と言うモルグに対して、ピシャリ。

画像出典:ウイザードリィ 第2巻 死闘編 ©1989 TAMAKI ISHIGAKI

シルヴィア姐さん^^;

モルグに対して当たりがキツイことが多いですな^^;

迷宮外でもモルグに話しかけられて、「何よ、モルグ」とか「聞いてたの?」とか言われているし、モルグも野暮なんでしょうね。

「どーせロクなもん入ってないんだから!」

これは逆にほぼ確でレアアイテムが入っている可能性大!

司教のリリスが早速鑑定。

画像出典:ウイザードリィ 第2巻 死闘編 ©1989 TAMAKI ISHIGAKI

ところが、なかなか見立てがつかず「ローブでも呪われた防具でも…」と悩んでおりました。

ローブではないな!

私もそれはないと思った…。ビジュアル的に「破滅の革鎧」か「腐った革鎧」かと思いましたが、芋っぽい鎧を描いたのは「不確定アイテム」であることを表すためだったのか。

ヴァンパイアロード様の余興

リリスが鑑定中、何故かテレポートが発動!

罠は解除済みなのになぜ・・・?

このテレポートは宝箱の罠などではなく、ヴァンパイアロード様が仕掛けたものでした。

画像出典:ウイザードリィ 第2巻 死闘編 ©1989 TAMAKI ISHIGAKI

ワードナからは勝手なこと扱いされ、更に、このパーティーらはヴァンパイアロードが差し向けた連中では手に負えないと手ぬるさを指摘されてしまいました^^;

おまけにお前も行って来いと言われたー!

ショックだろうな~…。

挙句の果てに、ヴァンパイアロードだけでは手抜かり必至だろうと予測し、マイルフィックまで差し向けられる始末^^;

画像出典:ウイザードリィ 第2巻 死闘編 ©1989 TAMAKI ISHIGAKI

マイルフィック出撃をヴァンパイアロードに知らせたらもっと傷つきそう。そこはワードナ様の配慮!

うん…。

ちょっとこの2人もギクシャクしてきましたかね?

ヴァンパイアロード様も不満そうです。このまま小物キャラ扱いされて、主人公パーティーに特攻してインパクトを残して散るか。あるいは、ワードナとの不仲が決定的なものになり、ワードナに一泡吹かせようとするのか。どちらかを選ばないと、この漫画で生き抜くのは難しそうです。

ヴァンパイアロードは、サコンらをロキのもとに転送させ、そこには大量のポイズンジャイアントたちが。

確かに…ポイズンジャイアントらでは生ぬるい。いくら強くても、ロキ、サコンらの豪傑相手では力不足。腕も首も胴体もズビズバ斬られちゃってますし、最後はシルヴィア姐さんのマカニトで塵化。マカニトが通じないファイアージャイアントも差し向けていけばよかったかと…。

とりあえず一段落。経験値はかなり稼げたので良かった良かった。

画像出典:ウイザードリィ 第2巻 死闘編 ©1989 TAMAKI ISHIGAKI

モルグはサラッと凄いこと言っているな。
どんなに憎らしいやつでも、死んだら死んだでお悔やみの一言もあっても良さそうなものですが、若い頃に相当な苦渋を舐めさせられたのでしょうね…。いい気味とは。

「今回だってリリスに頼まれなけりゃ助けになんてこねえよ」

余計なことは言わんでも!と思いましたが、これはモルグの照れ隠しか。それとも、シルヴィア姐さんが本気でロキの身を案じているのだが、そうはロキに思わせないためのカモフラージュのためにリリスを持ち出したのか?

それとも野暮なだけなのか?

読者には計り知れないキャラ同士のしがらみと修復不可能と思われる人間関係があるのかと、推察させる石垣環御大のテクニック。ありがとうございます…!

そして、エリスとリリスの姉妹が感動の再会。
地下10階という地獄のような場所ではありますが、再会できたのは良かった。そして、体力がまだまだ残っているサコンパーティーと合流できたのは幸運でした。

ミリアがロキらのHPもマディで回復させてあげたことでしょう。

詰めが甘いどころか、敵に塩を送る結果となってしまったヴァンパイアロード様の「余興」

完全に上司怒られるパターンのやつ!

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