ギャグWiz!「うぃざあどりぃ いろいろ」④最終回

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ギャグ回続行中。
ライバルのルー一味との対決に負けまくりのシーナパーティー。
ストレスはピークに達していました。

ワードナの迷宮篇 その8

迷宮最下層に登場する強キャラ「ファイアードラゴン」に不意打ちのブレスをかまされてもこの通り。

司教なのに素手での一撃が重い!
鼻っ柱にコークスクリューを叩き込む!硬い竜の鱗なんてもろともしねぇ!!防御無視の鉄拳。いくらなんでも司教が素手で…と思う読者に配慮してか、石垣環御大は生真面目なツッコミをコマ外に記載。

「本当は忍者以外こんなことできない」

角まで折ってるし^^;シーナの腕力もまた人外。
ドラゴンゾンビとして再利用することも能わず^^;

一方、宝箱の罠のテレポートで飛ばされたルーたちは…?

むっ…?お前たちは…!?

ワードナとその一味!

慰安旅行から戻っていた!

そしてなんか居る。

「朕のもとに」だぁ?
こいつはもしかして?トレボーかな?でも、朕と言っているしどこぞの皇帝か?トレボー以外の外部勢力の皇帝なのか?

「聞いたことある」

と言っているのでやっぱりトレボーか?

そんなことよりも…ゲート様ってのが気になる…。もしやゲートキーパー!?いや…ゲートキーパーはゲームで言うところのWizardry5に登場するキャラクターです。この時代に存在していてもおかしくはない…。

ワードナと対峙するも、ワードナ側は出会ったその瞬間にほぼ戦意喪失。

「朕」が帰ったw

ルーたちはワードナを何度も何度も倒しているようです。勝利後、魔除けを城に持ち帰らずに廃棄しているため、何度もワードナと戦えるのでしょう。勲章をもらわずに戦闘を楽しむ戦闘狂のように見えてきました。これでも善のパーティーですからね^^;

イチひとりでバンパイアロード、バンパイアを殲滅。

「ワードナに聞きたいことがある」

リルのこの余裕。完全に顔なじみじゃないですか。

しかし、ワードナが最大攻撃呪文のティルトウェイトを発動しようとしたので、機転を利かせたルーが、カシナートの剣を持ったヤンを蹴りつけ、その勢いでワードナを串刺しに^^;

「ジャブローに散る」を思い出してしまった構図^^;

そして、先程の朕はやっぱりトレボーだった!
リル16歳の折、トレボーが側室にならないかと話を持ちかけていたんですね^^;文字通りトレボーを一蹴。

これでその8は終了です。
しかし、ギャグ漫画ではとどまっていられない。石垣環御大のストーリーテラーとしての血が騒ぎ始めたことを確認できた回でした。漫画ウィザードリィ正伝、外伝では人類の進化という大きなテーマで色々仕組んでくれた神々のような連中。

まさかギャグ漫画なウィザードリィにもこのような話が出てくるのか?

ワードナの迷宮編 その9

拡張版だ!

ルーも、シーナもリルもみんなかっこいいよ!美麗であります!御大!
イラストがなんとも色っぽい。正伝、外伝の中での一番色っぽいのは正伝のカルラのお母さんでした。2位はシルヴィア姐さん、3位はシェーラさん、そして、大きく差が開きますが4位はミリア。正伝の序盤で反トレボー連合軍のロードたちの慰み者になっていたヴァンパイア娘たちは本番の最中でもエロさを全く感じませんでした。

さて。

素晴らしいイラストを目に焼き付けつつ、続きを読んでいきましょう。

シーナはカント寺院に行き何者かを蘇らせようとし、リルは今まで預けていた魔除けを売却しようとしている…いったい何を…?

「今どき魔除けを素直に王のもとに持って行く奴なんていねーよ」

そうなのかw
確かにな…。チート級の効能があり、身に着けていればACが下がる。効率的に迷宮で狩りができますからね^^;FC版1では城に入ったら即エンディングになってしまうので無理ですが、魔除けをダンジョンに待機しているキャラに渡してから城に入れば問題なし。

先輩の話をきちんと聞いているルーさん。しっかり者です。

正義のために立ち上がったヤンは、迷宮冒険者の事実を知ってしまい愕然。魔除け貯金を全額引き出し。

一方、場面が変わってシーナ一行。
彼女たちも大金をおろしたのか、寺院で何者かを蘇生しておりました。

人間最終兵器モードレッド!?

そう、蘇生する時は素っ裸です。最終兵器か…職業は忍者か、侍か、はたまた君主か?リルの元彼か…?王立リルガミン士官学校の同期でライバルだったとか?一気にきな臭くなってきましたね。ギャグの雰囲気ですが、トレボー、モードレッドの登場など…まさに御大お得意の流れになりつつあります。
ワクワクすっぞ!!

ワードナとトレボーがつるんでいる。
さらにその背後に誰かがいる…。漫画ウィザードリィの正伝、外伝を読了済みの方であれば、「ああ、あいつかな?」とすぐに思い至ったかもしれませんね。

あるいは、ゲートキーパー。。。

もちろんこの人物とは限りません。私の予想です。

このページで驚いていると、次のページには更に驚くべきことが!

魔除けを持ち帰った冒険者たちが行方不明になっているだと!?
黒幕よりもこっちが気になる。魔除けを持って帰ったもの達は、ワードナを倒した可能性が非常に高い連中です。そんな手練れたちが行方不明になるなんて…。ただの行方不明などではない、何者かに拉致された可能性が非常に高い。

面白くなってきたなぁ!おいっ( ゚д゚ )!!

そして…リルの立っている乳首に気づいてしまった…正伝、外伝と読んできたけど、こんな描写は初めてかもしれません。見落としていたのか?くっ…こんな緊迫したシーンにぶち込んでくるとは流石!

御大の女性キャラクター腕や首がちょうどよい太さ、頬も丸みを帯びているのでドストライクです。

ルーたちパーティーが宿泊しているホテルに、トレボーが差し向けた大量の兵士らがやってきました。ヤンとイチが体調不良で寝込んでおり、まともに動けるのはリル、ルー、ケル、ツルのみ。

リルを手に入れたい一心で、これだけの兵隊を動かしているのか…。いざという時のためとは?国外逃亡。それしかない。堅固である城塞都市、そして、地下迷宮で異形の者たち相手に圧倒的な戦いをしてきたリルたちなら、他国へ行っても宮仕えが出来そうです。応急での宮仕えよりも、他国の領土の領主様あたりがちょうどよさそう。魔除けを預けっぱなしにしていたら、公にお尋ね者となった際に差し押さえられちゃいまものね^^;

シーナらが復活させたモードもリルたちの元へ迫っていました。
モードは食欲が凄まじくひっきりなしに食べてばかり。ただし、腕前はトレボー王と互角!完全なる脳筋とはいえすごい人材ですな…。

リル達はすでに囲まれているのを知り、最高の武具に身を包み強行突破体制を整える。ルーはまるで王妃様みたいないで立ちですね😊お似合いです^^

ルーはいつも笑顔!ヤンへの愛情表現も良き。本当に好きなんだな…ヤンのこと。

ケルはずんぐりむっくりした装備だけど、盗賊ですよね^^;なんだか忍者のようにも見えます。

来たっ!

大量の兵士たちが部屋になだれ込む!こんなソードマン以上レベル8ファイター程度の連中が束になってかかってもどうということはない!

ティルトウェイト3発!
魔法使いのツルがティルトウェイトを使用できるのはわかるけど、イチまで!相当高レベルな侍ですね!

ティルトウェイトで兵士共は壊滅。外にいたモードらシーナ一行もダメージを受けたはず。
すべてをお見通しだったトレボー王は、彼女たちを城塞都市から脱出させないよう近衛大隊を派遣するとのこと。雑兵を差し向けたのは、近衛兵を出陣させるための大義名分が欲しかっただけか…。

リル争奪は表向きだけど、魔除けを持ち帰った冒険者が行方不明になったり、ワードナとトレボーの裏にいる者など壮大な石垣環御大ウィザードリィワールドが待っていそうです。

最後のコマでは御大もぐったりしております^^;某誌の連載ってどこの雑誌だ^^?古すぎてわからんです^^;

当時の読者は期待に胸を膨らませていたと思われる、見事な引き。

が、私は右の矢印キーを押せばすぐに次号が見られ…。

え?

もしかして…これが最後!?

未完なのか?

最後に

この漫画をくださったソルバルウさんが未取得ということは、おそらくこの漫画は未完のまま終わったのかな?仮にそうだとしたら…その7から誰にでもわかるような伏線を張って来たのに、非常に残念ですね😭当時のファンたちもさぞかし悔しかったはず。

シリアス展開からがおもしろいのではなく、ギャグパートでも十分に楽しませてもらいました。おどろおどろしい迷宮にあって、カラッとしたストーリー展開で楽しませてくれる。90年代に私もよく見かけたRPGの漫画たち。ノリやギャグ絵が…小中学生の頃を思い出させてくれる😭

Wizardryのプレイヤーなら、プレイしながらキャラの性格や行動を色々想像していたはず。

ワードナを倒し、レアアイテムを集めて終了でも十分楽しい。だけど、これらをこなした後も面白いので引き続き迷宮に潜り続けてしまう。今でもWizardryが大好きな人たちは、きっとそうやって楽しんだことでしょう。

レベルが30を超えても、40を超えても迷宮に潜って敵をひたすら倒す。

ルーやシーナのパーティーが、まさにゲームクリア後のキャラクターたちだと感じました。お金のため、素敵なダーリン獲得のため(あるいは交際維持のため^^;)に迷宮に潜り続ける。強すぎて迷宮では、危険をほとんど感じなくなり、自由気ままに暮らしていく。戦闘狂というと暗いイメージがつきますが、魔物を倒し(中には闇落ちした人類もいるけど)、その日暮らしを楽しむのであれば一般市民に被害は及ばないですし。リルも小さい吹き出しで「お気楽生活も終わりか」と呟いていましたね。

お硬いワードナやクールなバンパイアロードという固定観念を、パロディタッチで吹き飛ばしてくれた描写も気に入っております。人間たちがあまりに強すぎて、遠足感覚で迷宮に足を運ぶ。対異形の者たちよりも、人間VS人間の事情を迷宮に持ち込んで駆け引きするギャグ漫画というのも新鮮でした。

「どんな厄介事でも迷宮で解決してしまえば良い」

「迷宮でむちゃをやっても裁かれることはない」

国の法律が及ばない迷宮で起こったことについて、国は関与出来ないとはいえ、迷宮に潜る冒険者たちの間には「善と悪の人間が酒場でパーティーを組めない」に代表される様々なルールやしきたりがきっとあるのでしょうね。

最近は、Wizardryの新しいスマホゲーム、Wizardry外伝 五つの試練、狂王の試練場のリメイクの発売、ブレイド & バスタードの小説と漫画。そして、ブレイド & バスタードのアニメ化と…Wizardry熱が高まってきていますね。昔懐かしの石垣環御大の漫画を読むうえでも、ついつい熱が入ってしまいました。

ちょっとごちゃごちゃしてしまいましたが…ギャグ漫画「うぃざあどりぃ いろいろ」とても楽しく読ませていただきました。石垣環御大、そしてご提供くださいましたソルバルウさんに改めて御礼申し上げます。どうもありがとうございました!

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