またしても！
フォロワーのソルバルウさんより、大変なものをいただきました！
「うぃざあどりぃ いろいろ」
とんでもない幸せです！
ギャグ漫画版「漫画ウィザードリィ」と言ってよいのか？それとも、ウィザードリィをギャグ漫画かしたのか？そんなことはどうでも良い！
漫画ウィザードリィの作者である石垣環御大が、ウィザードリィギャグ漫画を描いていた。それだけで感涙に咽びまくりであります｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡
９０年代は有名RPGのパロディ漫画がたくさんありました。
小学生の頃の友人が、ドラクエが大好きで４コマ劇場を揃えていて、パラパラと読ませてもらいました。
ゲーム「Wizardry」そのものは、パロディ要素が強く、アメリカ的なジョークやクスッとなる表現が散りばめられている作品です。
多くの人はWizardry＝シリアスというイメージだと思います。
私もそうです。中学生の頃初めて「FC版Wizardryリルガミンの遺産」のパッケージを手に取った時、おどろおどろしいモンスター、古典RPG、善と悪のキャラを使い分けていく…高尚で敷居が高いゲームという認識でした。
私は、インターネットをするようになり、Wizardryはパロディ要素や内輪ネタが盛り込んである作品だと知りました。※ゲーム発売時にゲーム専門誌で触れていたようですが、その時は雑誌なんて見ていないので知りませんでした。
有名どころは、カシナートの剣がCuisinart社のミキサーだったり、ワードナは生みの親の一人Andrew氏の名前をひっくり返したものだったり、ワードナの部屋の営業時間とか。
とはいえ、シリアスゲームという先入観が強いため、未だにパロディ要素の強いゲームとは思えません（笑）。まあ、そんなのはどうでも良いんですよね。Wizardryを楽しくプレイできればそれが一番。
というわけで、パロディ要素が強いというのであれば、むしろ「Wizardryをギャグ漫画に仕立ててこそ本道である」と言ってよいかもしれませんね^^見事にギャグ漫画化したのが「うぃざあどりぃ いろいろ」です。
ワードナの迷宮篇その１
登場人物はこちら。
もしも、漫画ウィザードリィ外伝を読了した方なら、あるいは、私のレビュー記事を御覧頂いた方ならご存知のはず。
見慣れた美女が一人ますね。
ルー女史です。
漫画ウィザードリィ外伝のルーとは同名の赤の他人と言って…良いのかな？外伝のルーシー・ディティの要素はかなり引き継いでいるようにも…見えなくもない。
とりあえず善の性格であり、ビショップのルー。ロードのリルと侍のイチも気になりますｗ
トレボー城塞にあるギルガメッシュの酒場でドラフト会議が行われていた！
「不作ね」
パーティーのリーダーと思しき、ロードのリルが呟いています。
不作て…いったい誰のことだい？
よく見れば…５番のお前は…リョウ！？
フォントも他の吹き出しと違うし、細字でわかりにくいｗこれも御大の演出なの！？
これは…もしかしてコンラッド老と田舎暮らしを終え、トレボー城塞でばったりモルグやシルヴィア姐さんに会えなかった時の世界線なのかぁ！？
「ぶっちらばしたる！」
「トレボーは生かしておけない」
正伝の主人公リョウじゃないですか！
いきなり正伝主人公を不作扱いしていくぅ！
良いですね。石垣環御大、当時の勢いを感じます。
ルーが美少年のヤンくんに目をつけた！若い男と酒に目がない。
ヤンくんは誰にも声をかけられず退場しようとしていました。
なるほど…。
自分を売り込んで、なるべく強いパーティーに入れてもらう。そうすれば飛躍的なレベルアップに繋がる…と。本人以外誰得のトレードなのだろうか（笑）。ギャグ漫画なので深く考えないですけど、かわいい男女がオークションにかけられているようにも…見えなくもない。
ルーのパーティーの面々の反応を見るに、彼女には前科がたんまりとあるようですね。若い男をパーティーに入れて何かやらかしていたようですし^^;
仲間たちがブチギレ寸前のルーを取り押さえる！
カティノ、モンティノと立て続けに呪文をかけて無理やり沈静化ｗ寝かせた後、目を覚ましてからの暴発に備えて念入りのモンティノ。さすが御大、芸が細かい。
何やかんやでヤン君のパーティー加入が決定。
ルーを抑えるための鎮静剤のような存在です。禁断症状とは、酒か男か。。。呪文乱発して半年間の出入り禁止。わりと軽いですね^^;
恐るべきはビショップなのにすでにティルトウェイトを修得していること。２０レベル以上は間違いない。
そして、目覚めたルーは大激怒。ティルトウェイトで酒場を破壊。出入り禁止も何も…酒場ごと吹っ飛んでおる。城塞都市から追放しなければならない。
酒は飲めなくても男がそばにいれば禁断症状は現れない特異体質。
モンティノの効果が切れていたんだな^^;
ティルトウェイトを直撃しても死なないヤン。
こんな感じでその１は終了^^
ワードナ迷宮篇 その２
すっかり出来上がっているルーとヤン。
ヤンはルーのことを美しいと思っているし、もう相思相愛の仲となっております。
ルーは今でこそ酒乱の男狂いだけれども、昔は花も恥らう乙女だった…。それが、付き合っていた男性がロスト（魂が還らず復活できない）したため傷心。酒浸りの日々に…。
ロストした彼を引きずり酒と男漁りにハマるルー。
同じくロストした彼を引きずり、元カレの面影を負い続けたミリアさん。
うん…恋愛でドロドロしてパーティーが危機的状態に陥る…迷宮では絶対に避けたいことです。正伝のシルヴィア姐さんが言っていましたね。シルヴィア姐さんにルーとミリアの場合、どちらがマシなのか聞いてみたいものです。このあたりは正伝の女子会で語られてしましたね。
ルーの酒乱ぶりには歴戦の猛者であるチームメイトも手を焼いています。酒乱のルーを抑えるには、ルーのダーリンに頑張ってもらうしか無い…。ホビットの盗賊娘がこぼす。
「少なくとも味方に攻撃呪文を唱えなければいいの！」
影は薄いけど切実な思いが伝わって来ます^^;普通のパーティーなら、ルーなんて乱暴者は仲間にいれないだろうけど、リル以下みんな優しいですね^^非常に良きパーティーなんだ。
玄室を開ける。
レッサーデーモン！！
かわいいマスコットキャラになっている！ここまで描き分けが出来ている。さすが御大。
レッサーデーモンは呪文無効化能力があるけれども、そこまで高くはないのでモンティノは比較的有効。
ルーの「モンティノ！」は通気性最悪のガーゼ！これなら無効化できないぜっ！
やはりマスタークラス。イチ…「雑魚ばっかし」って…相当腕のたつ侍ですね。
ファイター、侍の集団すらもあっという間に片付けてしまう。
レッサーデーモンがまるで虐待を受けている描写。
正伝レッサーとギャグレッサーの仲間を呼ぶ時のギャップがとても良い。
筋骨隆々の４本の腕。
見事に割れたシックスパック。
呪文無効化能力、マハリトの使い手でもあり、攻撃力もそこそこ。
レッサーデーモンはゲームで遭遇するとかなり厄介です。
レベル10程度のパーティーですと手を焼きますからね。レッサーデーモンって、派手さはそこまで無いけれど、雑魚でもなくそれなりの実力があるので、ゲームや物語中盤のやられキャラとして適役。漫画ウィザードリィシリーズを見て改めて実感した次第です。
ルーたちの強さにあらためて驚くヤン。
ヤンも強くなれるとルーからも太鼓判を押され。
うん、こうして見るとやっぱりルーは綺麗だ。正直、外伝のルーよりも良い…😊
宝箱を発動させてしまい、弩の矢がすべてヤンにぶっ刺さるという落ちで終了^^;
撃たれどころが良かったのか？いや、額に矢が刺さっている^^;、とにかく頑丈です。ルーのティルトウェイトを食らっても生きていましたからね。
先輩冒険者たちに助けられ、励まされながらヤンが成長していくのだろう…と思うと、正伝のリョウやリリスを思い出してしまいました。
一話完結のギャグ漫画ですけど、全体の話は進んでいくので読み応えがありますね。ずっと見たかった作品なので、改めてソルバルウさんに感謝です！ありがとうございました！
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