2週間前にアップしたつもりになってた…。下書きのままでした。
さて。
最悪の住環境。
ロザリーのおばあさんが経営する下宿先は共同部屋で、レディースルームにも関わらず悪臭という…最悪の環境でした。
湿地帯で狩猟小屋をみつけたペリーヌはそこでしばらく暮らそうと決意。
初出勤。
ロザリーと一緒なので、すぐに採用してくれるのでは?ということで、即採用されました。
工場長のタルエルの上に媚びへつらい、同等以下のものに対しては冷たく、容赦のない態度をとる輩です。太鼓持ち工場長。
ペリーヌの初任務は「トロッコ押し」です。カネットという糸巻きを積んだトロッコを押すだけです。単調ですが力が物を言う仕事。
ロザリーとペリーヌは現場のリーダーの元へ。
「突っかい棒」と言われる老工員で、工場で労災に遭い、片足を失った男。口は悪いが根は悪くない人です。
「来たな!油売り!!」
え?
ロザリーがいきなり怒鳴られている。
「誰が油売りさ?あたしじゃないだろ!?つっかい棒!?」
ロザリーも負けてねえ!
当時の工場現場なんて、こんなものさね…。
ペリーヌは真面目で、一心不乱にトロッコを押し続けました。力仕事だから、色々考える時間がある。周囲を見る時間もある。ペリーヌは一時も休まずに周囲の環境を把握し、仕事を覚えようとしていました。
昼休みはみんな急いで家に帰りましたが、あんな共同部屋に帰りたくはありません。
ペリーヌはパン屋でパンを半斤購入。ペリーヌはおかずを買わず。
通りをぶらぶら歩いて、あけはなした戸口から出てくるスープのにおいを嗅ぎながら食べた。
好きなスープの臭いのときはゆっくり通り過ぎ、それほどでもない時はさっさと過ぎた。
これは食通の…
ダクト飯!
春日がやってたやつ!
昔からあったのです。ダクト飯は…。
この章の格言です。
空きっ腹に半斤のパンでは足りない。しかしなんでも無い。
食欲を黙らせる習慣が身についてからも、体を悪くすることなどなかった。
お腹がすいたままではいられないと思いこむのは、食べ過ぎに慣れた人たちだけだ。同様に、喉が渇いた時に、澄んだ流れの水を手でくんで飲むことができないと思うのは、ずっと何不自由ない暮らしをしてきた人たちだけなのだ。
日本は貧しくなっているとは言え、TVは連日グルメ番組ばかりを報道しています。
適度な飢えは、脳細胞にとって良い刺激であると、どこかの本で読んだことがあります。
この格言を心に刻みます。
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