漫画ウィザードリィ外伝 召喚の書だ!

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いつも貴重な情報を提供してくださっているフォロワーのソルバルウさんからとんでもなく素晴らしい贈り物を賜りました。

「漫画ウィザードリィ外伝の召喚の書」です!

※この記事はネタバレを含みます。

お譲りいただき誠にありがとうございました!

ソルバルウさんは日頃からウィザードリィ関連のTweetをされております。私が、この度漫画ウィザードリィ、漫画ウィザードリィ外伝のレビューをこれだけ早く完成させられたのは、ひとえにソルバルウさんのおかげです。正伝まではあっさりと揃えられたのですが、外伝は巻によっては超プレミア価格で出品されていました。とてもではありませんが、超高額での購入は無理です。数百円で出品されている情報を提供くださり、あっという間に9冊全部揃えられましたm(__)m

ソルバルウさんには足を向けて寝られませんよ!

召喚の書

物語はいきなり始まる!
なんと、フィル、キャン、そしてマナさんという僧侶あるいは司教と思われる女性が、大量のゾンビとウィルオーウィスプに囲まれているところから始まった!

ちょっと気弱な感じのマナさん…今回のヒロインでしょうか!?
エミリア以上のインパクトを与えることができるか!?

コマから判断するに、まだ日没前のような空模様です。この昼日中にゾンビがウロウロするのは、まだギルや悪魔どもの邪波動が残っているためなのか?それともただの「野良異形の者」たちか?

ウィルオーウィスプは非常に厄介です。狂王の試練場でも地下9階、10階に登場する強キャラ。攻撃力も意外と高め、防御力はかっちかち。

ウィルオーウィスプが森の中に登場するのは納得です。
つい最近知ったことですが、ヨーロッパやロシアの森にはウィスプのようないわゆる「火球」が、極稀に現れるそうです。それに触れると死ぬか良くて大怪我。森で出会ったら、どこかに行くのをじっと待つしかないだとか…。

話を戻しまして。

ウィスプとゾンビに囲まれる3人。

「私にディスペル(不死系を成仏させる)しろというのか?それともマナさんあなたがやってくれるのかな?」

戸外では迷宮の10倍近い威力になりますからね。兵器です。
フィルがマハリトでも唱えたらゾンビの集団も一瞬で灰になります。

フィルはこう見えて性格がかなり激しいですね。キャンでは止められない。忠義心もあり、劣勢になっても根性で立ち向かっていく無鉄砲振り、かつての同志であっても裏切り者とあらば即成敗。宮仕えする幹部としては、原理原則をしっかり守った上で、組織にとって最上の選択ができる忠臣です。

しかし、下の者に対してはあたりがきつそうなんだよなぁ^^;

場面変わってチート侍ショウ!と、大僧正が話をしております。

イズモの僧侶たちは呪文の探求をしており、ヤマの国タカマ村の一族は古来より召喚の能力を有していた。将軍であるショウは異形の者の恐ろしさを身を持って経験しております。方や、研究チームとしては、自分たちの好奇心もさることながら、呪文を解明することによって人類への貢献、異形の者について知ることができます。

危険であるが故に知らなければならない。

ショウはとりあえず将軍になったのですね。ショウの父親の流れを組む一族はもう誰も残っていなかったのかな?将軍つまりこの国のお殿様になったのか?

そして、大僧正。
たしか彼は反乱の際にロストしていました。

今ショウと話しているのは、この方の後任ってことでしょうね。
コウエンの内乱とはいえ、異形の者たちが多分に関わっていた事変です。それなのに、あえて研究をしようとする探究心、後任の大僧正なかなか熱心ですね。

しかし、異形の者とギルに散々煮え湯を飲まされてきたショウにとって「研究も大事なんだ」で納得できる話ではありません。それも、召喚した詠唱者の命令も聞かず、村の結界を破って出てくるような輩です。

フィルもキャンもギルとの闘いを通じてだいぶ腕を上げたはずですが、ちょっと今回の任務は荷が重すぎる気がします。でも…リィナもテツもおらんことだし、仕方がないのう…。

ショウの素早い判断。見事です。

ルーシィディティも闘っている

モブ家臣にとっては、この一報を奥さんのルーに届けるだけでも命がけです。コマ外の端書にとんでもない事実が!

※現時点において、ルーシィディティは新生「ホウライ」の女皇として祭り上げられている。そのため反対勢力と交戦中である。

やはり…。

最終回 漫画ウィザードリィ外伝 復讐鬼の城編 レビュー㉕ 後半
ギルとの勝負。 そして、異形のモノたちの人間界への侵入をかろうじて防ぎきったショウたち! 東方の世界には平和が訪れた… リルガミンとの戦争もこの頃はすでに終結していたのでしょう。他にも国はあるのでしょうが、それは現代社会のように時折紛争、戦...

外伝の最終巻のラストで「国境の役立たずの爺共が」と言っていたので、コイツラでしょうね。反対勢力の一部は。かつての敵対国の姫をホウライの女皇として迎えるわけですから、役立たずの爺共でなくても反対する連中は決して少なく無いはずです。無知な守旧派とか。

でも、歴史を知っている者であれば、リルガミンとホウライは元々一つ。この事実を知っていれば「なんとめでたい!」と、真の保守派であれば両手を上げて大喜びしてほしいですね。

ルーのことだから、政治でネチネチと寝業をするよりも、武力でぶっ叩く方が得意でしょうからね。政治的内紛が長期間続いていたかもしれないところ、ショウ一派の無意識な政治工作により敵味方をはっきりと分断させて一気に叩くという手段を取ったのであれば、それはそれでかなりの政治的手腕ですよね。

ルーのような人間凶器は剣圧だけで数十人の兵士を葬り去ることができます。殲滅するのは簡単だけれど、反感を買ってしまっては勝利後の統治が難しい。派手に騒ぐと近隣諸国にも目をつけられますし。ルーなりに気を配りながら、現場で指揮を取っている姿も見たかった。

冒頭ですでに貴重な情報がてんこ盛り。

数コマだけでほぼひと記事費やしてしまいました^^;

一気に読者を惹きつけていく石垣環御大の巧みな手法。
連載に追われていて、寝不足続きだったにも関わらず、本編から外れてマニア泣かせの召喚の書を描いてくれてどうもありがとうございました。

召喚の書レビューの始まり始まり…。

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