ウィザードリィ1狂王の試練場 プレイ⑨ ラビニア隊とメジャーダイミョウ

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メジャーダイミョウがついに登場!
満を持しての登場ですが、雑魚キャラです!HPも攻撃力も高くない…!むしろ、LV5プリーストの方がモンティノを唱えてくるから厄介か?

メジャーもマイナーも対して変わらない。
そう言ってしまえばそれまでかもしれません。

以下、妄想話なので苦手な人はブラウザバックしてください。

メジャーダイミョウの底力

ただ、ラビニア隊がちょっと戸惑ったんですよ。
メジャーダイミョウが5体、LV5プリーストが5体と遭遇したときのこと。

確かに、マカニトで塵にしてしまえばあっという間に勝利です。
そんな簡単に終わらせてしまっては面白くない。

「ミカエル、プリーストの呪文を封じて。ジェシー、あんたはメジャーサムライ共を眠らせて」

ラビニアが的確に指示を出す。白兵戦をしたいのだ。流石に10人一度は相手にできないので、サムライを眠らせている間に、僧侶たちを叩く作戦だ。

「そ、そんな事しなくても、マカニトで消せばいいじゃないか…」

ミカエルが震えながらラビニアに口答えしたが、ひと睨みされただけで黙った。

「ひひひ…駄目じゃないのラビニア、味方にモンティノかけちゃw」

ジェシーがニタニタと笑う。

「ラビニアも好きだねぇ。気合い入れなよ!パウリーノ、アウグスト!」

「お、おう…」

ガートルードは2人に声をかけるやいなや、呪文を封じられたプリーストに打ちかかる。
パウリーノも切り裂きの剣でプリーストを両断。
アウグストは、戦士の割に力の数値が15しかないため、パウリーノほどの攻撃力がなく、一撃で仕留めることはできなかった。

「たまにはこういうのも見たいのよ」

前衛たちが血だるまとなって戦っている姿を見て、満足気に微笑むラビニア様。

『狂ってる…絶対に狂ってるよぉ!この人ぉ!』

ミカエルは、ラビニアを眠らせてやろうと思った。遊び半分で舐めたプレイをされるのは怖くてしょうがない。それを楽しむジェシーやガートルードもどうかと思う。

前衛たちは僧侶を倒し、残るはサムライのみ。

やっぱり面倒ね。ジェシー殺るわよ」

ジェシーはダルト、ラビニアはラハリトを唱えてメジャーダイミョウたちに炸裂させた。鎧と肉が焼ける匂い。侍たちの叫び声が迷宮の玄室に響き渡る。

「ふう…終わったわね…。!?」

爆煙の中から、突然日本刀がラビニアの頭部に振り下ろされた。すぐに体をひねって回避したが、右肩に直撃。ドチャッと鈍い音が響いた。右腕を斬り落とされたのだ。

事態を飲み込めず、目を見開いていたが、自分の腕が斬り落とされたことに気づき叫び声をあげる。

「ぎゃー!」

「ラビニアっ!」

前衛の戦士パウリーノがすぐにサムライに打ちかかった。

体力はマイナーダイミョウの倍近くあることに加え、20%の確率で呪文を無効化できる能力を持っているのだ。

「呪文を邪魔しやがったやつらがいる。気をつけろ!」

ガートルードの脇腹をサムライの鉾がかすった。危うく串刺しになるところだったが、すんでのところで避けた。服と肉が破れ、ガートルードの真っ白なもち肌があらわになった。

「ルード!危ない!」

アウグストがメジャーダイミョウにとどめを刺し、この戦いは終わった。

「へへ…あ、ありがとう。アウグスト」

「いや…」

「ルードだって…」

自分の脇腹の痛みを忘れ、アウグストをうっとりと見つめていると、

「ガートルード!早く!」

ミカエルが慌てて声をかけた。ガートルードは斬り落とされたラビニアの右腕を、彼女の右肩にくっつけた。

「ぎゃあああ~!強く押さないでよ!」

ラビニアは脂汗を浮かべながら、抗議の声を上げる。

「静かにしなさいよ。マディ!」

外傷を全て治癒し、なおかつ、石化、毒、麻痺を治療してしまう僧侶の最強回復呪文。

「腕一本斬り落とされた気分はどうだ?」

「う、うるさいわね…避けそこなったのよ!太刀筋は…見えていたのに」

「迷宮で遊ぶな。格下相手でも全力でかからなければ、こちらが足をすくわれる…これが迷宮の鉄則だ。わかったか?ラビ?」

「わかったわよ…ご、ごめんなさい」

アウグストに言われ、ムッとしながらも頬を染めて謝罪するラビニア。

『ラビニアが…素直に謝った?でも、なんで顔が赤くなっているのよ?「ラビ」て?』

ガートルードは、ラビニアの美しさ、リーダーシップに対して…嫉妬心が芽生えたことはなかった。しかし、ラビニアがアウグストへ特別な感情を抱き始めていることについて、嫉妬心を抑えるのは容易ではなかった。

脇腹に心地良い温かみを感じる。痛みが和らいでくる。傷口に目を当てると、ミカエルが手を当てながら詠唱していた。

「ディオス…ディオス…」

HP1~8を回復させる小さな癒やし。僧侶LV1の呪文だ。ミカエルは司教であり、成長も呪文の修得も遅かった。レベル11だが、僧侶呪文LV3を多少扱える程度だった。

「ひゃ!」

ガートルードは突然素っ頓狂な声を上げた。ミカエルが、傷のあった部分をいきなり鷲掴みにしたのだ。

「はい。いっちょあがり。これで傷が塞がったよ」

「何勝手に触ってんのよ!」

ガートルードは乱暴にミカエルの腕を払い怒鳴りつけた。

「ち…血がいっぱい出て痛そうだったから…ごめんよ」

「女の子の体に断りもなく触るなんて、紳士とは言えないわね」

『断れば触ってもよかったのか…?』
ガートルードの脇腹の感触を思い出していた。男のように筋肉の上に薄い皮下脂肪があるのではなく、柔らかい肉が、元々固太りで筋肉質な彼女の体を覆っているのだ。

『男とは違うんだな』

「ごめんよ、ルード…」

「えっ…?」

いや、もう辞めとくか。この使い回し^^;

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