ミーラさんがやってくれました。
「小公女セーラ」に登場する悪役「ラビニア」様です。
ラビニアについては、古のホームページで多く語られていますので、私があえて取り上げるまでもありません。ぜひぜひ、以下のサイトを御覧ください。
ラビニアは山田栄子御大が声優を務めておられます。
ラビニアに対する思いは複雑です。
とことん性悪の娘で、貧乏人や弱者、頭の悪い人間をとことん見下す人間、自分よりも金持ちで美しい少女に対しては牙を剥く(これに関しては、相手がおしとやかなセーラだからできたのであって、没落前のセーラがもしもイケイケのギャルだったら、マウント取れなかったと思います)、セーラが落ちぶれ、飢えや病魔に襲われても、同情なんぞこれっぽっちもせず、セーラの不幸をせせら笑うほどの異常さです。
アニメでは13歳。
13歳でここまで心がねじけてしまったのは、天性によるものが大半であり、親の教育が間違っていた部分も多少あると思います。
ラビニアの父親は、セーラをメイドにしようとした娘にビンタをして、張り倒していましたが、母親はラビニアを甘やかすばかり。
母親の価値観が娘に悪影響を及ぼした部分もあるのではないかと思われます。
世界名作劇場、また、世界名作劇場の原作を見ていると、時代背景が19世紀末、20世紀初頭の作品が多く、現代と比べて露骨に拝金主義であったり、暴力的であったりと…モラルに違いがあります。決して、昔が悪くて今が良いというのではなく、当時の人々は、乱世だった当時だからこその人の温かみや優しさがあり、現代人にはないものもたくさんお持ちでした。
しかし、ラビニアに関しては、作中、このような道徳心や心の美しさは一片たりともありません。心にダムがありません。※古い例えですみません。「ひとつ屋根の下」の江口洋介のセリフです。
彼女は徹頭徹尾、拝金主義的です。
金や地位でもって、人間を決定づけるタイプです。
セーラがダイヤモンドプリンセスに返り咲いた時も、すぐに掌を返しました。悪く言えば、掌返し、よく言えば素直に相手と自分の強さの違いに築き、膝を屈したとも言えます。
ラビニアは将来大統領夫人になると言っていました。
確かになれなくもありません。油田でしこたま儲けており、ウォール街の金融資本の一員となり、企業献金をしまくれば、お父様がまずは議員になれるでしょう。ラビニアの嫁ぎ先は選り取り見取り。ただし、大統領となりそうな男を予め見繕って、自然な恋愛からスタートしないと無理そうです。私の予想では、バイデン大統領のような高齢、あるいは60に差し掛かったバツ2の大統領の夫人程度になれると思っています。ラビニア25歳。トロフィーワイフ扱いです。
大統領夫人になれなくても、実業界での活躍はできそう?
油田で得たお金で新規事業を立ち上げ、様々な企業を買収。
ラビニアに舵取りを任せたところ、慢心してしまい経営不振に陥り、子会社一つを破産させてしまいそう…。
ただ、ラビニアのような負けん気の強い娘は、ゼロから叩き上げれば一端の人間になれそうです。父親の看板も援助もなしに、裸一貫で人生をのし上がっていけば、人々の優しさ、思いやり、醜い部分、弱者の気持ちを学ぶことができるはず。商売を〇から1を作り出して、軌道に乗せていくことはできそうです。そんなイメージを勝手に抱いています。
私がダラダラ書くまでもなく、こちらの記事をご覧いただければ、ラビニアをより深く味わえると思います。

名セリフ集の中の名台詞。私があえて上げる必要はありません。
「はぁぁぁ~(息を吸い込む音)アーメンガード!」
アーメンガードに注意する時や、いつもよりもちょっと強めに怒る前に息を吸う時の山田栄子御大がセクシーです。このセクシーさにラビニアは助けられています。
ラビニアの人物像を書きましたが、悪く書こうと思って書いていません。
ありのままを書くとこうなってしまうのです。
私はラビニアが好きです。
ラビニアについて結構書いていますね^^;
ここまでベッキーやセーラを虐めているにも関わらず、なぜか嫌いになれない…不思議なキャラです。
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