第一部完と書いてしまいましたが、中巻は第一部の続きからだそうです。

いよいよパリへ!
レミ達一行は一列縦隊で雪の中をパリへ向え行軍中。
隊列と言ってもヴィタリス、レミ、カピしかおりません。カピはまだ自分が動物たちのリーダーだと思い、時々後ろを振り返り点呼をしようとします。カピは本当に良い子です。ヴィタリスも黙りがちで、レミの質問にもあまり答えなくなってしまっても、カピはレミを舐めて励ましてくれます。レミとカピの心が通じ合っています。
4時間あまりでパリに到着するぞというときに、
「パリでわしらは別れる」
は?
「心細いのだな。辛くもある。きっとそうだろう」
何を言っているのだ…ヴィタリス爺さん!
ヴィタリスの言い分を聞いてみると、
ミリガン夫人がレミの面倒を見ることを拒んだ時は、レミを立派に育てようと思った。しかし、ドルチェ、ゼルビノ、ジョリクールを失い、カピだけとなった今、お前のために何もしてやれない。せめてもう一人レミと同年代の子がいれば話が別だが、自分のような爺さんと二人だけではお金を稼げない。
今は一度別れて、自分はパリでストリートミュージシャンたちに楽器を教えたり、犬に芸を仕込んで生活する。自分一人なら十二分に生活できるとのこと。その間、レミを別の親方に預けて芸を仕込んでもらう。1年後にレミと合流し、再び旅芸人として欧州を周る計画でいること。
豊かではなくても、パリで簡単に身を立てることができれば、レミを身近に置いて一緒に演奏を教えて上げたりすれば良いのに。無理に旅芸人をしなくても、パリにいれば喰うに困ることはなさそうです。旅芸人は儲かるときもあれば、儲からないこともあり、困窮したり悪天候により生命の危険を伴うこともしばしばです。お金だけでなく、見識を広めることは得難いことではありますが、生命には代えられません。ヴィタリスにそこを突っ込むのは野暮というものかもしれませんのでやめておきます。
育ての母であるバルブラン母さんと無理やりお別れさせられ、
ミリガン夫人とアーサーとも別れ、
そして、今回はヴィタリスともお別れ、
今度は別の親方の元へ身を寄せる…。
「いつまでもこんなふうなのだろうか?ヴィタリスを父親のように愛するようになっていたのに…。
僕は家族をもてないのか?
いつまでもこの世にひとりぼっちか?
どこにも定住できないのか?」
レミが気の毒過ぎます。
10歳ちょっとで立て続けにこんな目にあっていたら、自暴自棄な人間になってもおかしくはありません。
「師匠は僕に、勇気と潔さを求めたのだ。師匠の言うとおりにしよう。彼の悲しみを増すようなことはするまい」
レミ…。゚(゚´Д`゚)゚。
パリに到着。
花の都と言われていますが…レミにさらなる絶望が襲います。
「ここがパリ…」
じゃなくて、これは令和のパリです。
「大理石の邸宅は!?」
「絹の服を着た通行人はどこにいる!?」
溝は凍ったまま。
街は泥だらけで、馬車が通るたびに泥が周辺の店の窓ガラスに飛び散る。
エクトール・マロはパリの都をボッコボコに書いてくれます。「家なき娘」でも当時のパリの汚さを紹介してくれました。

ヴィタリスはレミを連れて貧民街へと歩を進めます。
<ルールシーヌ街>
やばい!
これはまずい!
ルールシーヌ街と言ったら、悪党どもの巣窟。ちびっこギャングも多数おりました。。
「家なき子レミ」では、小さな子供たちに強制労働をさせる親方、ガスパールがいました!一日の儲けが少ないとせっかんしたり、食事を抜いたりする極悪人です。よりにも寄って、親方ってガスパールのことなのか?
原作にもいるのか…?
奴が?
しかし、ヴィタリスによると親方は「ガロフォリ」という名の人物です。ガスパールでないことに安心しましたが、何となく悪人風の名前なのが気がかりです。
ガロフォリがいると思われる雑居ビルのような建物へ。
階段も廊下もドチャクソに汚く、決して絶望しているレミを勇気づける代物ではありません。5階へ到着。
「ガロフォリはいるかね?」

急にJ・R・R・トールキン風のキャラが出てきた!
彼の正体は…?
続く




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